元パチンコライターのブログ -76ページ目

最強の「3番打者」ランキング


株式会社デイドリーム・ビリーバーのブログ

自分の趣味は、パチンコ・パチスロ以外は野球観戦。

ここ数年は東京ドームのライト外野席に通い詰める生活を続けている。


原辰徳に憧れて、大学進学時には相模原市に住むことを決意。

そんな理由で、現在の事務所も東林間に構えている。


東京ドームに通うようになったのは、フリーライターから法人化して、

生活が少し落ち着くようになってから。

ちょうど2006年に原辰徳が監督として巨人に復帰してからになる。


1995年10月8日、原辰徳が現役を引退した日は、

駆け出しのライターとして、東京ドームを通り過ぎて

上野まで取材に行かざるを得なかった。

ドームで試合を観たいという思いを押し殺しながら、

中央線の車窓から白い屋根を見つめていたことを思い出す。


その反動のせいかどうかは知らないが、

2008年にはプレミアムラウンジやS席での観戦、

2009年にはオレンジシート、

2010年からは外野席と、段々とマニアックな席を好むようになっていった。


で、この度は初めて野球関連の商業出版の仕事に携わらせてもらった。

9月13日発売の『最強の「3番打者」ランキング』(宝島社)。

これまで社会人野球の記事や、プロ野球順位予想といった著述の経験はあるけど、

ムックでの記名原稿はこれが初。

たった数ページだけど、好きなジャンルの仕事で名前を残せることは光栄なこと。

嬉しくて見本誌が届いた時には何度も見返してしまった。


まだまだこの分野での原稿執筆経験は浅いんで、

未熟な面も多々あるとは思いますが、よろしければご覧ください。

自分にとってのパチンコ

誰が言ったか忘れたが「プロ野球は大河ドラマのようなもの」という言葉が記憶に残っている。

1試合1試合ごとに見応えはあるけれど、最終的にはペナントレース争いの行方が重要になる。

下位に低迷していたチームが連勝して一気に首位に立ったりといった浮沈が面白いという意味だろう。


自分にとってのパチンコもそれと同じで、1日に10万勝とうが20万勝とうが嬉しくも何ともない。

いや、もちろん大勝すればその金で楽しく飲みに行くぐらいのことはするだろうが、

単なる運勝負に勝ったという意味での喜びであって、

運勝負に楽しみを見出すのならば宝くじだろうと競馬だろうと何でもいいことになる。


野球だって10点差をつけて大勝した試合を観戦したら気分は高揚するが、

最終的に優勝しなければ本当の喜びは味わえない。

同じように勝ちに至るまでの必然の積み重ねこそがパチンコの醍醐味だと思っている。


だからこそ、いまはパチンコを打とうという意欲が沸かない。

たまさか1日空き時間ができたとしても、それは単なる運勝負。


別の例えをすれば「1日暇な時間ができたからドラクエでもやろう」と思わないのと同じこと。

釘調整を覚え、その変化を感じ取りながら“レベル”を上げ、

立ち回っていくことにこそ楽しさがあるという考えだ。


こうした考えによって「老後のためにいまは打たない」という結論に落ち着いている。

もちろん仕事上、たまには打ちには行くが、それは自分にとって本当のパチンコではないということ。

いまはパチンコをするべき時期ではないということだろうと、自分を納得させているのが現状だ。

老後のために、いまは打たない

以下は日本遊技関連事業協会(日遊協)の全国パチンコ・パチスロ論文・作文コンクールで奨励賞を頂戴した文章です。


<作品タイトル>
私がパチンコを打たない理由

老後のために、いまは打たない


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 私には、夢がある。
 それは、還暦を迎えた頃には一線を退き、好きなパチンコを思い切り楽しむこと。お気に入りのホールに毎日通い、好きな機種を打ち続けること。大学を卒業し、社会人になって以来、この夢の実現のために仕事を続けているようなものである。
 しかし、いまはパチンコを打つことはない。まず、空き時間にパチンコを打つことはなくなった。
 小一時間ほど暇を潰す必要が生じた時、以前ならば迷わずパチンコ店に向かっていた。しかし、いまはパチンコを打つことはない。
 いわゆる「1パチ」のホールが、よく「ゲームセンター感覚で楽しめる」ことをウリにしているが、本当にそうだろうか。50分ほど打ち続け、確変を引いてしまったら、どうすればいいのか。
 私は過去に2度、確変中の台を泣く泣く放り投げ、商談相手との待ち合わせ場所に向かったことがある。
 まさに断腸の思いで遊技を終了したにも関わらず、従業員の方は冷めた目で私を見ていた。
「確変中の台を止めるなんて、なんてもったいないことをする人なんだろう」
 従業員の目は、そう語っているかのようだった。
 私の学生時代は、羽根モノと言われる種がまだ多数設置されていた時代だった。大学へ向かうバスの乗り場前にあったパチンコ店で、朝、1時間ほど打ってから通学するのが日課だった。たとえデジパチを打って時間ぎりぎりで大当りを引いたとしても、消化に要する時間はせいぜい3分程度。5分前に止めれば、まず遅刻することはなかった。
 確かに確変・時短による連チャンは魅力的ではある。しかし、打ち手がマイペースで遊技できないというデメリットがあることを、メーカーの方などには、ぜひとも知ってもらいたいと思っている。
 現在推奨している「遊パチ」ならばなおさらのこと。ゲームセンターならば止めたい時に止められるわけで、「1パチ」「遊パチ」の普及の鍵は、台のスペックが握っているのではないだろうか。
 私には老後、パチンコを好きなだけ楽しみたいという夢がある。
 しかし、いまはパチンコを打つことはない。最近は、終日打ち続けることもなくなった。
 週末の土日、以前ならば迷わずパチンコ店に向かっていた。しかし、いまはパチンコを打つことはない。
「●●の色が●●だったら激アツ!?」
「背景に●●がいれば激アツ!?」
 私は、パチンコ店に「間違い探しゲーム」をしに行っているのではない。
 そもそも、それらの情報を勉強しなければ楽しめない現状のゲーム性は、ライトユーザーをないがしろにしているのではないだろうか。
 こうしたゲーム性を有する台を開発するメーカーが1社だけならば許せる。それがそのメーカーの独自性のある戦略であり、固定ファンが付いているのならば構わないだろう。
 問題は、ほとんどのメーカーが同じことをしていること。まるで法律で決めているかの如く、個性のない台ばかりなのが現状だ。
 デジタル回転中にはステップアップ予告とミニキャラ、あるいはボタンを押してセリフを出現させる演出が発生。ステップアップ予告ではキャラの模様が違えばチャンスアップ。セリフの文字は赤ならばアツい。そして疑似連続演出が発生し、リーチ後に群予告か背景予告が出現すれば信頼度がアップする。その後はストーリー性のあるドラマが展開され、ハズれた後に何らかのキャラが出てきたら復活パターンで大当り。
 この文章で、現在市場に出回っているほとんどの台を説明できるはず。見た目は違っても中身は同じ。このような台ばかりを開発していているから、パチンコが飽きられてしまう。
 かつてのパチンコ台は、たとえスペックが大同小異だったとしても個性があった。SANKYOならばFパワフルの9マス8ラインデジタルやFクイーンのドラム、西陣ならば花満開の桜のドット。ニューギンのベルト、マルホンのドット表示も味があった。
 それが、いまや似たようなタイアップマシンばかり。
 もしも大好きな原作ドラマがパチンコになったとしても、私ならDVDを全作借りて、自宅で観ることを選択する。わざわざ貴重な休日に、名シーンの切り貼りだけを強制的に観せられるのならば、自宅で観た方がよほどいい。
 だから、いまはパチンコを打つことはない。
 私には、夢がある。
 それは、還暦を迎えた頃には一線を退き、好きなパチンコを思い切り楽しむこと。お気に入りのホールに毎日通い、好きな機種を打ち続けること。
 あと20数年が経った頃、パチンコは相も変わらずアニメや映画のタイアップばかりだろうか。打ち手が止めたい時に止められて、ちょっとした時間潰しに利用することができる台は、皆無だろうか。
 私は、そうは思わない。
 ファン人口が急速に減少しているのは、不景気のせいだけではないことを、パチンコ業界に携わる人々が気付いていないわけがないから。それぞれのメーカーが個性のある台を作ればいいだけの話なのだから。
 連チャンを楽しみたい人、のんびり楽しみたい人、短時間遊びたい人、タイアップ台を打ちたい人、シンプルな台を打ちたい人、玉の動きに一喜一憂できる台を打ちたい人――それぞれのニーズを満たす台を開発すれば、メーカーだってパチンコ店だって差別化を図れる。そもそもどの店に行っても設置されている機種が同じという現状こそが異常ではないか。
 これからしばらくして、パチンコはきっと必ずいい方向へと変わってくれると信じている。
 パチンコの本当の楽しさは、こんなものではないはずなのだから。
 少なくとも私にとっては、生涯の夢なのだから。

特番 パチンコ・パチスロの流儀~俺の履歴書~

私の本業は文筆業ではありますが、

このところ、テレビの構成作家業という仕事も増えておりまして、

パチンコ★パチスロTVというスカパーのチャンネルで、

「俺の履歴書~パチンコ・パチスロの流儀」という番組を

制作させていただきました。

7月に何回か放映されますので、よろしければご覧ください。


もともと自分はNHKで放映されていた

「プロフェッショナル 仕事の流儀」というドキュメント番組が好きで、

そのパロディと受け取ってもらってもいいですし、

純粋にパチンコ業界で活躍している人の生き様を紹介する

ドキュメント番組と受け取ってもらってもいいというコンセプトで作っています。


パチンコ業界は、ギャンブルというマイナスイメージが大きい業界です。

しかし、そのメディアで活躍している人だって、

他業界の人たちと同じように努力をしています。

それを少しでも知ってもらえたらという思いで制作した次第です。


取材対象者は、元パチンコ必勝ガイドの編集長・大崎一万発さんと

パチスロ7で「やんちゃブギ」という漫画を監修している射駒タケシさん。


予算の関係で自分がMCを務めざる得なかったのは本意ではないですが、

自分が出演して、なおかつ台本もすべて自分で書き、

さらに主題歌も自分が仲良くさせてもらっている、

パチンコ好きのバンドJulianさんの「Romantic」を使わせてもらい…と、

自分にとっては意義のある作品になりました。


Julianさんの「Romantic」のサビには

「今夜はせめて格好つけさせてくれ」という歌詞があります。

日頃、マイナスイメージを持たれがちなパチンコメディアの仕事をしていても、

今日ぐらいは「格好つけさせてくれ」という意味合いです。


自分のことは別として、パチンコ・パチスロメディアの第一線で活躍している

ふたりの先輩を格好良く描くことができていると思ってくれる人が、

少しでもいてくれれば幸いだと思っています。

パチプロ日記 オマージュ再録について

パソコンの古いデータを見ていたら、時々思い出したように書いていた、

田山プロ風の文章が出てきました。

(2005年頃に自分のHPに載せていたものです)


学生時代から自分は田山プロの「パチプロ日記」が好きで、

いまも単行本を引っ張り出しては繰り返し読んでいます。


同じく田山プロに憧れて『パチンコ必勝ガイド』を手に取っていた方などに

ご笑覧いただければ幸いです。

もちろん“本家”の足もとにも及ばない文章であることは百も承知、二百も合点ですが…。