
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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今日はリクエストを頂いた【無垢パイン材フローリングの塗装】について。
「パイン材は好きだけど明る過ぎる色味がちょっと…。エイジング塗装するにも工務店にどのように伝えたらいいのか分からない。」
とのメッセージを頂きました。
パイン材フローリングの塗装については今までたくさん書いてきましたので、過去の記事をいくつかまとめてみます。
塗装によって無垢材の呼吸が止まってしまわないか?
これも心配事のひとつかと思いますが、大丈夫です。
「無垢材は呼吸をしている」みたいなことを言う住宅会社もありますが、無垢材は呼吸をしていません。(当たり前ですけど。笑)
ただし塗装によって無垢材特有の調湿作用が落ちるということはあるでしょう。
とはいえ無垢フローリングを完全無塗装で使うということは、通常あり得ません。(私の知る限りでは)
無塗装に見えてもオイルクリアや自然素材系ワックスが塗装されています。
エイジング塗装の場合、コンビステインやプラネットカラーという塗料を使っています。
色を付けるだけなら単色使いでいいのですが、エイジング感を強く出すには2色程度使ったほうがより自然な雰囲気が出ます。
仕上がりは塗装職人の腕にかかっていますね。
ちなみに床を張り終わってから塗装することも出来るのですが、張る前に塗装したほうが効率が良くクオリティも上がると職人が言ってました。
確かに現場塗装は養生なども大変ですしね。
気になるエイジング塗装の費用は1㎡あたり3,000~6,000円といったところでしょうか。
例えば20帖(約33㎡)の部屋の床を塗装すると10~20万円くらいです。
塗料の種類や塗装方法、塗装のタイミングなどによって価格は大きく変わってきますのでご注意を。
皆さんも、この話をもっと掘り下げてほしいというのがあったらコメントお待ちしております。
ここ最近ネタ切れです。笑