一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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無垢フローリングの中でもリーズナブルで、温かみのある足触りが人気のパイン材。
柔らかく傷がつきやすいというデメリットがありますが、果たして築15年目の姿はどうなっているのか。
実家の床を検証してみました。
まずはリビングの床。
新築時に自然素材ワックス(蜜ロウワックス)をかけて以来ノーメンテです。
シミや小さな傷はありますが、それ以外は特に問題はなさそう。
明るいパイン材も経年変化でここまで色が変わります。
ちなみに新築時は1年目はこんな感じです。

かなり明るいですよね。
日当たりの良い部屋は、経年変化のスピードも早いです。
では続いてキッチン周辺。
どうしても油はねなどで汚れやすく、他の部屋よりも黒ずんでいます。
とはいえベタ付くわけでもなく、ほどよくオイルワックスがかかったような状態(笑)
普段はあまり気にしてなかったですが、こうやって写真に撮るとリビングとキッチンではけっこう見た目が違うとな感じました。
最後、水に濡れることの多い脱衣室。
照明の関係で茶色く写ってますが、リビングとほぼ同じよう感じです。
この辺り、普段バスマットを敷いてるのですが所々黒ずみがあるだけで特に大きな問題はなさそう。
もちろんここもワックスなどかけることもなく、15年間ノーメンテです。
柔らかく耐久性が不安視されるパイン材も、けっこう水に強いんだなと改めて実感しました。
油分が多い樹種なのでそれも影響しているのでしょう。
そして一言にパイン材と言っても種類はたくさんあります。
レッドパイン、ノルディックパイン、ボルドーパインなどなど。
産地によって微妙に性質が変わってくるようです。
実家はたしかスウェーデンのレッドパインを使ったような…
何にせよ15年程度では大きな問題なしという結果でした。
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