一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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インスタにこんなのアップしたらそこそこ好評でした。
パイン材は塗装することでガラッと雰囲気変わります。
和風、北欧、カントリー、ヴィンテージ系、西海岸スタイルなど様々インテリアに合わせられるのでほんと優秀なフロアです。
「せっかくの無垢材がもったいない!」
という意見も分からなくはないですが、ステイン塗装なら無垢材の質感も残りますし塗装で無垢の良さがなくなるというのはあまり感じないですね。
むしろ傷が付きにくいようにと、ウレタンなどでコーティングするほうがもったいない。
これなら最初から既製品のフロア使ったほうが良いです。
上の画像の③以降のようなエイジング塗装(わざと年数が経ったように汚す)は、特にメリットが多い塗装方法です。
まずなんと言っても床の汚れが目立たない。
無垢材、特にパインや杉のように柔らかい木は傷も付きやすいです。
なので無塗装に近い綺麗な仕上げですと、新築後に傷ついたり凹んでいくのが特に目立って気になってしまうもの。
無垢材の特性とはいえ、新築後すぐに傷付いていく床を見るのはなかなか辛いです。
そこでエイジング塗装というわけですね。
パイン材への塗装を紹介してきましたが、他の木でも可能です。
こちらはクリアオイル仕上げのオーク材フロア。
このオーク材にエイジングをかけると、なかなか良い味を出してくれます。
幅の異なる3つの床材を組み合わせています。
高価なオーク材にエイジング塗装するなんて…なかなか思い切ったことをしましたが、仕上がりは半端なくカッコよかったです。
塗装工事は職人の腕前が大きく影響してきます。
特にこのようなエイジング塗装をする場合は、予め住宅会社に確認しておいたほうがいいですね。
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