土日は朝9時の開店と同時に全席埋まる名取地域で1,2を争う有名ラーメン店。ランチタイムにはとんでもない行列を見せるがラーメンの提供が早くお客さんの回転も早いので長い長い並びの見た目から感じるほどの待ち時間ではない。淡い醤油味と塩味、濃厚で個性的な味噌味を提供する。行列が苦手な人は平日10時くらいが狙い目。
夏季限定メニューの【冷やしらーめん・大盛】。鯛だしベースの丼までキンキンに冷やされた塩味。一時期冷やし茶漬けが流行したがあの味を上品にしたような感じ。具材に鯛の刺身が載っているがこちらが大変に良。2024年バージョンは具材にガリも追加されている。ゴマと紫蘇の風味が効いていて香りや見た目でも楽しませてくれる一杯。
麺は細い中華麺。冷えているだけあってコシが強く食べ応えがある。鯛の刺身はいつ食してもこのラーメンに良く合う。鯛めしとの相性も良い。
大盛不可が拘りと思われる「鯛だし塩」。鯛のだしは煮詰めると結構匂いやえぐみが出たりするがこちらのスープは全くそんな嫌な風味は無い。その反面だし感はライトなお吸い物のようにさらさらとしているタイプ。食しやすいが個性が光る味噌味と比べるとかなり大人しい印象。さっぱりとしているので朝ごはんとしてはいい感じ。一見量が多そうに見えるが底が尻すぼみな丼なので実は結構少なめ。磯の香りがする海苔、ホロホロの巻きチャーシュー、しっかり味が付いている煮卵、甘めな味付けのメンマと具材は流石の内容。
麺はパツパツとした食感の細いストレート麺。淡いスープに合わさっているので温かいそうめんの様な食べやすさがある。
鯛だし塩のお供に推奨される「鯛めし」。こちらも淡い味付けの鯛の身が入っている炊き込みご飯。そのまま食べ終わっても良し、残ったスープにinしてお茶漬けの様に食しても良し。個人的に鯛だし塩は麺よりこの鯛めしを入れた〆が本番に思える。鯛めしは数量限定で結構すぐ無くなってしまう為食したい人は早めの訪問が吉。
こちらも数量限定の「辛味噌・大盛・味ネギトッピング」。辛味噌は蓮華に添えてあるタイプではなく最初から辛味がスープに混ざっている系。濃厚な動物系のスープにゴマとスパイス・ハーブ類の香りを感じる味噌味が宮城の人気店である麺組や玄龍を彷彿とさせる。辛味噌はそこに辛みが加わっていてよりスパイシーな味わいで何となくいぶしの辛みそ中華を思い出させる。ネギの下には香ばしく炒めたもやしや角切りのチャーシューが鎮座する。
麺は太ちぢれ麺。ワシワシしていてかなり歯応えがあり濃厚なスープの良き相棒。
卓上には胡椒のみ置かれている。
今時な価格帯が刻まれたメニュー表。大盛と特盛の価格差を考えると特盛をオーダーした方がお得な気がする。個人的に杉のやでは、夏季限定の冷やしラーメン＞味噌味＞醤油・塩味の順でオーダーする率が高い。
店舗外観。隣の吉野家と共有駐車場なので結構な台数が駐められるがお昼時は敷地に入れないくらい混むので注意。宮城では珍しい平日9時半、土日9時開店のお店。
麺舞 杉のや
Google情報【営業時間・定休日・メニュー等】
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