(2021年の記事ですがよく読まれているなので紹介)
親業訓練講座に、中高生の親コースを開講して、6年くらいになります。
たくさんの、高校生のお母さんと接してきました。
悩みの程度は人それぞれですけど。
・子どもとの仲が険悪になった
・何を話しても返事がない
・うるさがられる、煙たがられる
・勉強しない
・スマホばかりで、ダラダラしている
・外に出ない
・元気、覇気がなく様子がおかしい
・動かない
・学校へ行っても帰ってくる
・授業に出ない
・学校へ行かない
・学校に行き渋り
・出席日数がヤバい
・欠点をとりそう
・単位が危ない
・進級できなさそうだ
・先生から注意された
・何を考えているのかわからない
・部屋に閉じこもっている
・食事に手をつけない
・暴れる
・暴言を吐く
・壁をける
・壁紙を剥がす、落書きをする
・殴りかかる
・家のモノを壊す
程度の差はありますが、どれもご本人にとっては、
む~~っちゃ深刻な問題。。
「最愛」の我が子のはずなのに、いつしかその関係は、「最悪」
こちらも、「好き」なのか「嫌い」なのか
もう、どうでも良くなってくるほどの、苦しさです・・
逃げ出したい~
助けて欲しい~
親子関係がなぜ険悪になるのでしょうか?
それは、子育てが「権威主義」「甘やかし型」の2つの方法で行われているからだと考えます。
そして、親業では、この2つの方法以外の「第3の子育ての方法」を学びます。
それは、
親が独裁者になったり犠牲者になったりせずに、
子ども自身が自己規律を持つように期待する、
という接し方です。
いわゆる「親子がそれぞれ尊重・自立する道」をめざしていきます。
大人に支配される子どもではなく、自分の中に内的な規律を持てる子どもになって欲しい~
あなたも、そう思っているはず!
その為に、今までの自分の関わり方を変えていく、というものです。
参加された方は、皆さん「子どもがもっと小さい時に学びたかった」と言われます。
そう言いながら、今日から新しい方法に意識を集中します。
もちろん、この方法を習っても、子どもがすぐに行動を変えるとは限りません。
特に、
今まで親の権力をつかっていた親子関係では、関係性が修復するには時間がかかる場合もあります。
また、関係性が良くなっても、安易に踏み込むと危険な領域もあります。
そこも、どう考えるか?
何を目指すか?
実践を重ねながら、心の架け橋を築く理論を、自分の中に明確に落とし込んでいきます。
メソッドのあらゆる「スキル」を、今、この時にどう使いこなしていくか?
学んでからが、いわば本当の実践となります。
講座は、修了の時が始まりの時なのです。
パートⅡ講座や自己実現講座、再受講クラスなど、
継続して学ぶ場を提供するようになって、
皆さんの変化が以前よりもよくわかるようになりました。
子どもたちには、長年、聞き続けてきた母親のコトバが染みついているし、アレルギー反応のような警戒感もハンパない。
そこを、
新しい関係を築くように、お互いの感情に巻き込まれないように、
何と言われようと、
何と思われようと、
親業を信じて、新しいコミュニケーションのパターンを作っていかれると、
結果がついてきます。
具体的には、
子どもの主体を損なわずに、主語を明確にするコトバをつかうことで、親子の心理的な距離感が少しずつ適切になってきます。
自立に必要な「ありのまま受容しているという愛情」と「自分を引き受ける厳しさ」が、どちらも伝わります。
実践すると、確実に、ずんずん、変わっていかれる様子が聞けて、嬉しい~~
少し、紹介させていただきます。
あ、私の主観ですから、ご了承くださいませ。
1年半前に受講された方は、
実際に転校されたケース、学校に行けなくなり家の中で過ごされているケース、バイトに精を出しているケース、意欲的になったケースなどありました。
親子関係は、小康状態の方から、子どもの愚痴や話を聞けるようになった方、話をしてくれるようになった方、自ら見違えるように勉強を始めて驚かれている方もおられます。
その後、
学校に行けなくなり、不安が表面化してきた方は、通信制へ転校した後で先生との出会いがあり、今は元気に自分の道を歩いておられます。
バイトに夢中だった彼も、ゲーム機を自ら処分して受験勉強に取り掛かかられました。
皆さん、真っ暗闇の子育てから、確かな光の方向が分かった状態。それだけでも随分とラクになられています。本当に見違えるように身軽になられた方も。
子どもが心から元気になり自分の足でたちあがるように、子どもと対峙し自分と対峙しながら見守っておられます。
2年前に受講された方は、
親子関係以外に、職場関係や夫との関係など、すべての人間関係に変化がある方もおられます。親業の理念がご自分の中に馴染んできて、見方が変わってきます。スキルを実践することで、色んな変化があるようです。兄弟関係の状態が悪い時も、今までのようにブレたりモヤモヤすることが少なくなり、ど~んと構えておられます。自分の変化も自分で実感されています。子どもの様子を見守ることができるのも、親業があるからだと思います。
そして、この春ついに、劇的な変化があったようです!
「明けない夜はないんだな~」感無量な感想を頂いていますが、私も胸が熱くなりました。
人見知りで心配していた子どもさんが元気に活動しはじめ、勉強にエンジンがかかり、それぞれに子どもが主役の受験期を過ごされました。上級講座を受講された方もおられます。
2年半前に受講された方は、
親業のスキルを日常の中で自分なりに使い、成功や失敗を繰り返す中で「ああこういうことか」と感触を得ておられるようです。親子関係の苦渋をなめつくし、親業を実践できたりできなかったりの中で、その効果を確信してくださっています。経験の一つ一つがご自身の自信のように感じられます。権力主義でも甘やかしでもなく、第3の方法を実践できた経験値でしょうか。「まだまだです」と謙遜する中で、1年前とは全く違うお姿に、とても頼もしく感じました。
それ以前に受講された方は、
もう、本当に親業のファンになって下さって、ご兄弟の皆さまにもおススメくださっています。私にとっては同じ「親業」を敬愛する仲間のような存在です。本当に有難いです。
去年秋に、ご主人が突然自動車で正面衝突という大事故に巻き込まれた、というお話をうかがいました。
退院後も、お世話に大変だったそうです。でも、家族が一丸となって心温まるひと時となったそうです。こういう時が本当の人間関係が試される時なのかもしれません。死んでいてもおかしくないほどの大事故が、幸せを実感できる体験になったなんて、何と言うことでしょう。この世に起こる事象はそれ自身は何も意味がなく、それをどう捉えるか?良好な人間関係があっての奇跡のようなお話を聞くうちに、私も自然に涙がこぼれていました。
この方は、その後さらに実践を重ねて、今ではもう、夢のようなミラクルな家庭を手に入れられています。
あ~
こうして書くと、改めて、良い事ばっかだなあ~
そして、幸せなわたし♡
話が随分それましたが、
まだ、親業を受講されていない方、興味をお持ちの方は、これからも親業講座を開催しますので、よかったら学びに来てください。
おすすめの講座です。
私的には、よい人間関係へ改善は、これがないと、始まりません~
子どもの心を元気にする親の関わり方を自分でできる様になる講座
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