◆勉強しない高校生に親だからできるやる気を育てる関わり方
 
 
「全く勉強しない高校生の息子・・・どうしたら、勉強するの?」

「このまま放っておいたらダメよね?

「どうしてうちの子は、真面目に一生懸命に勉強しないの?」

「死ぬ気で頑張らないと、間に合わないのに、、」


大学受験を控えて、そろそろ本気で、勉強しないとダメなんじゃないの?

なのに、本人は、まったくのんびりしたまま、家ではスマホ三昧~
 
ああ~~~
どうなってんの???
心配!!!!!!


ヤキモキしながら、イラっときて、つい、余計な一言!!!
しかし、親の話は、スルー(泣)


まったく、どうしたらいいんでしょう???

そもそも、相手は高校生男子です。

こんな時、親に何ができるのでしょうか?
 

青春のイラスト「夕陽に向かってバカヤロー」

 
こういう話は、あなたの家だけの特別な事ではありません。
 
 
長男が高2の時ですが、あるお母さんと、高校での進路説明会の帰りに、ご一緒したことがありました。
 
そのお母さんは、他にも大学生の子どもさんが2人いる、私から見ると、先輩のベテランのママさん。
 
さらに、ご自宅で学習塾も経営されていて、いはば、教育のプロ

それなのに、息子さんが、全く勉強をしていないと、嘆いていました。
悲壮・・・・なほどニヤニヤ
 
教育のプロでも、息子の事になると、取り乱しちゃうんですよね。
 
彼女の話しでは、息子さんは数学が苦手。それで、2つの塾に通っていたそうです。

でも、1つの塾は辞めた、という話になりました。

「塾を辞めさせてもらえるまで、ご飯を食べないって言うの・・・・」

なんとハンスト

息子さんにそう言われて、仕方なく辞めさせたそうです。
でも、彼女は、とても不満そうでした。
 
が、
 
な、な、なんと、、、
 
次の入塾先も、ちゃっかり、密かに調べあげているようでした。

ヒョエ~
早い!
 
息子さんへはそのこと、もちろん、言っていません。

「もう、どうするつもりなのかしら・・・・
 いっそ、進学しないと言えばいいのに・・・」

あらら、、ついに、こんな発言も・・・あせる
 
塾を調べているくらいだから「進学しなくていい」なんて、ゼッタイに思っていないはずなのに、でも、ココロにもない事を口にする彼女。

これは、それだけ、しんどくなっちゃってるってことよね(涙)


母親って、子どもの問題となると、自分のこと以上に苦しくなります。
放っておけなくなる

聞いている私も、ホントに辛くなってきます・・・・

 
「うちの子はね、フラフラしていてとても優柔不断なの・・・」 

えええ?
 
わたしは、彼を優柔不断なんて思わないけどな。
だって、ハンストまで決行してるんだから、意志が固いんじゃない?
 
「そうかあな~~」
 
この位まで聞き続けると、彼女もだんだん落ち着いてきたようです。言い方が、ずいぶん柔らかくなってきました。
 
わたしは、お母さんの気持ちも、息子さんの気持ちもわかるので、こんな時、とても、もどかしくなります


クローバー

こんな時、「もう、高校生なんだし、放っておいたら?」
などという、単なるアドバイスは、私はしません。
 
なぜなら、効果がないと知っているからです。


人は、放っておこう!と思っても、放っておけないから、悩むのです。

答えの出ない問題が、頭の中でグルグルと回っていることが多いのですね。。。。

 
ただ、
こういう問題は、やはり、とても気になるものですから、頭の中をずっ~~~~~~~~と回り続けています。
 
エネルギーが大量に消耗し、慢性的にイライラ???
すると、それを見ている子どももイライラ???
 
悪循環になっている場合がありますゲッソリ
 
イライラがイライラを呼び、どんどん、膨らんでいき、あちこちに、火種が飛び散ってしまって、
 
炎上
 
 



程度の差はあるでしょうが、子どもを持つと 学力・勉強・進学の問題 は、親なら誰でも気になるものではないでしょうか。

今、多くのお母さんが、勉強しない高校生の子どもにどう接したらいいか悩み、相談に来られています。

ほとんどのお母さんが悩まれているのが、単に勉強しないことじゃなくて、

勉強へのやる気のなさ なんです。


「勉強しなさい」と言っても、全くする気配がない。。。。
だからと言って、このまま放っておいていいの?
家では一言も話さない、不甲斐ない子ども。。。
大丈夫なの?
取り返しがつかないことにならない?


親としてどう接したらいいのかわからずに、困っているんですね。

でも、

自分では何ともならない問題だと思っていながら、今なら、何とかなりそうな気もするから、それで、悩んでいるのかな?と感じる事もあります。
 
 
ムム
 
何とかする?
 
どうしたらいい?
 
このような、勉強の問題は、仕方ない???
 
いえ、ちょっと、冷静になってください~

何ともならないかもしれないけど、何か伝えられることがあるかもしれません・・・・
 
そもそも、勉強の問題をこじらせないためには、言い方や接し方にコツがあります。

知っているだけでも、対処の方法がかなり変わりますよ♪

少なくとも、我が家ではこのような問題はありませんし、効果的な対処を習われた方は、かなりイライラが改善されています。
 
少し紹介しますね。
 
 
クローバー
 
 
まず、はじめに言っておきますが、


あなたが、勉強をムリにさせようとすればするほど、勉強はするかもしれませんが、
子どもは不満が溜まり、
親子の信頼関係は失われ、
 
結果的に子どものやる気も無くなる危険があります~

なので、
心配はあっても、子どもを何とか勉強に向かわせようと強制するのでなく、
 
悪循環好循環になるように、
エネルギーの流れを逆向きに変えるような、
 
子どもが自分から「やる気」がみなぎるような、温かいいいエネルギーが家庭内に循環するような、
 
そんな、関わり方ができるように、毎日のあなたのあり方を変えることを考えて欲しいのです。
 
では、あなたは、具体的に何を意識して、何を具体的にすればいいのでしょうか?
 
クローバー
 
 
勉強しない子どもを見て、イライラする時、色々な想い・不安があるでしょうが、
 
あなただって、本当は、

子どもが自分自身の人生を生きるために主体的に、勉強できる子になってほしい!

と願っているのではないでしょうか?


誰かに認めてもらう為でなく、自分の為に、主体的に勉強に取り組んでほしい!

目の前の点数や大学入試も気になりますが、私たち親が心底願っていたのは、もう少し深く、
 
主体性をもって、自制心を育てながら、目の前の課題に取り組む姿勢

それこそ、身につけて欲しいと思っているのではないでしょうか?


でも、
子どもの主体性、子どもの内側からの意欲、主体性、責任感、自制心は
 
外からの圧力では育ちません!!!
 
親としても気持ちに矛盾があり、そのことを親が正しく理解し気持ちの整理をしていないことが、問題をややこしくしていると考えています。


クローバー
 
もう一つの問題点は、評価することについて、世間の間違った認識があることです。
 
子どもを「褒める」することについては、とても誤解があると思っています。
 
子どものやる気が急に無くなっている場合、
親や大人がせっせと行ってきた、「やる気を促す方法」が、「褒めたりご褒美をあげたりする外からのコントロールによるものの場合が多いです。

親の「外からのコントロール」によって勉強させられてきた子どもは、与えられる賞賛評価成果により、モチベーションを保ってきました。

でもね、それでは、限界があるのです。

主な理由は以下の通りです。

①勉強は徐々に難しくなる。

勉強すれば「成果」が出る時はいいが、勉強しても思ったように「成果」が得られなくなる。
頑張っても頑張っても「成果」が得られない場合、やる気を「成果」だけにたよっていた場合は、必然的に次第にモチベーションが下がってしまう。

②親や先生の評価や承認が一貫性を保つことはとても高度な技術が必要で難しい。

同じように勉強しても、評価される時と評価されない場合ができる。褒めたり褒められなかったり、矛盾が生じる。
なので、結果的にこどもは評価を期待してもそれが得られず、理不尽に感じたり裏切られたと感じたりしてやる気を失う。


そして、悲しいことに、今までの状態は、
 
子ども自身が自分をコントロールする機会を奪ってきた!
 
ということにもなります。

なので、本来、思春期から大人に向かう子どもに少しずつ育っていてほしい
 
内側からのやる気や、自己コントロール力
 
が育っていない場合が多いのです!





これ、ほとんどの親が見落としています
もし、本気でこれを改善したいと思うのなら、今までの接し方を見直すことをおススメします。

子どもは

もう強制されたくない

から。
・・でも、だからと言って、自分をコントロールする力も育っていません。

全く見放して欲しいのではないのです。

なので、ここは、子どもをコントロールしない方法で、子どもの自己コントロール力を促す接し方ができるとベスト

力で無理やり勉強させるのではなく、自分から勉強したくなるように、やる気を促す関わり方です。

もともと、子どもはみんな頑張りたい!と思っているのです。

なので、信頼関係を取り戻せば、状況は自然と変わっていきます。


親が的確にサポートすることで、自分の中にある嫉妬、焦り、モヤモヤ、不安、未来への欲求に自分で気づき、今どうすればいいのか、その答えを自ら考えだします。

自分の事と考えるから、自分から、勉強しよう!と思えるのです


高校生の息子のやる気は、母親も大きな影響力をもっていますから、あなた自身がそこはしっかりと、甘さと厳しさのある対話スキルをつけられることがとっても有効なんです。





私のおすすめは、親自身が対話スキルを身に付けて、
 
子どもから信頼される親に親が成長する事です。

子育てには色々な問題が絡み合って、親は身動きが取れなくなりがちです。

お母さん自身もかなり窮屈そうです。


でも、もしかしたら、今までもずーーとこんな関係だったのかもしれません。

親子の関わり方は、世代を超えて受け継がれるパターン言い方のクセがあるので、自己流では抜け出すことは難しんですよね。


クローバー

対話力を上げるためのやり方をざっくり言うと、基本ステップは3つです。

まず状況と自分の心の整理

まず初めにすることは、人間関係を1対1で整理することです。


次はそれぞれの感情とタイミングを見極めます。

困っているのは誰なのか?
誰のどんな問題なのか?
それを明確に仕分けして、「誰の問題か」を整理します。

親が出るとき?
子どもに任せるとき?
すべて対応方法が違います。


その後は、ずばり「言い方」の訓練です


「勉強しなさい。塾は?大丈夫なの?」
「スマホばっかりやってるから勉強できないんじゃない?」
「今のままでは浪人よ。知らないわよ。」
「大学くらい行かないと、苦労するわよ。」



こんな風に言っていませんか?
これでは子どもはいつまでたっても本気で勉強する気になれないかもしれません


なぜなら、この「言い方」では、
「親から責めらている、非難されている」
としか思えないからです。

だから、自尊心」が傷ついていることが多いのです。


親業のポイントは、体験的に習うことで、
コトバが子どもに与えている悪影響全てわかることです!



ほんとにね、みなさんビックリします
ご両親が子どもの為に一生懸命に欠けているコトバ、、

それが伝わるどころか、子どもを傷つけていることがハッキリとわかるからです。


ここまでひどいとは思わなかった、、、(愕)

無意識の世界って、怖いですよ

このようなステップで少しずつロールプレイをしながら、
子育ての概念
を自分の中に落とし込んでいくこと


親子の気持ちのいい時間が確実に増えるために、変わるべきは親という考え方なのです。、


親の一言が変わると、子どもの反応がガラリと変わりますよ。
 

私たち母親が本当に願っているのは
 
子どもが主体的に自分の人生を歩んでいく力をつけること、
自らの意志で考え、行動する力をつけること、
自分で自分の問題を解決する力をつけること。
 
だと思うのです。
 
 
コトバをまるっと変えて、新しいコミュニケーションパターンで、好循環を作っていく方法を、ぜひいちど、試してみることをお勧めします!
 
 
おかん塾のホームページはコチラ


全国の親業訓練講座は、親業訓練協会のホームページからお尋ねくださいこちらから