今さらですが、縮小光学系を試しています。
ちょっと質の良い光学系を使って、大口径望遠鏡と組み合わせて、超短時間露光でDeepSkyの撮影が出来たらいいと思います。以前に書いたような用途で撮る写真ですから、美しい写真である必要はありません。それよりも、程々の写真が短時間で撮影できれば、それがベストです。
それも画質的にダメだったとしても、手元にある光学機器の組み合わせで、天体をモニタ画面で見る電子観望システムができれば、それも良しと思います。
自宅で試しにやってみました。鏡筒は、とりあえず一番明るいAPM-LZOS 130/780(F6)
接眼部側は、
・Lavendura 63mmアイピース
・SONY ZEISS Sonnar T* E 24mm F1.8レンズ(SEL24F18Z) (APSフォーマット用)
・SONY α7S または α7RII
普通のコリメート撮影です。
まず、これらのレンズ群を接続するための、接続リングを調達します。ボーグの2インチホルダーL【7509】の内側を旋盤で削って、Lavendura の外径とぴったり同じにしました。そこ、にボーグのデジタルカメラ用リング M57→M49AD【7408】をねじ込み、SEL24F18Zの49mmフィルターネジに接続し、α7ボディーを取り付けます。Lavenduraアイピースの紫色のところに、これを一番奥まで差し込んで、ネジでロックします。
63mm÷24mm=2.625 これが縮小率になります。13cm f=780mm(F6)が 13cm f=297mm(F2.3)になります。
【7509】の内側を旋盤で削って・・・ と簡単に書きましたが、これも一般には難しいですね。でも、素材としてはこれがピッタリなので参考までに。
この縮小光学系は、見た目がとてもスマートです。接続のための部品が最小で、アイピースとカメラレンズの距離も最小です。距離は変えられますが、一番近くが一番良いようです。
コリメート撮影の場合、カメラレンズを無限遠にセットして、望遠鏡側でピントを合わせます。しかし、複雑にレンズが組み合わされた光学系になります。カメラレンズのピント位置を、無限遠以外の位置にしたとき、収差を打ち消し合って、きれいな星像が得られる可能性もあります。とりあえずやってみました。
カメラレンズのピント位置を、無限遠、1/3、2/3、最短の4点で撮影してみました。
カメラレンズのピント 無限遠
SONY α7RII ISO6400 4秒露出
横方向のみトリミング
コリメート撮影の場合、このようにカメラレンズ側のピント位置で、画面外周の円のボケ方が違います。
同時に、画面周辺の星像のシャープさも違います。
今回撮影した限りでは、無限遠よりも、2/3の位置が、良像範囲が広いようです。
これらの写真で特筆すべきは、画面にゴミが写っていません。撮影前に、ブロアーで、ゴミを吹き飛ばしましたが、小さなホコリは多数付いているはずです。それらのゴミにピントが合っていないわけです。縮小光学系では、レンズ表面のゴミが写ってしまうのが悩みの種ですが、この光学系では大丈夫なようです。
つづく・・・