owner1のブログ -2ページ目

owner1のブログ

ななつがたけ北天文台オーナーの「天文台日記」 (2012.6~2019.6)
観望記録や天体用機材などについて書いています。

天文台HPはこちら   http://www.cc9.ne.jp/~narabu2/
2019.6以降はこちら  http://owner1.cocolog-nifty.com/blog/

久しぶりに黒点が複数ある太陽になりました。

イメージ 1
2019.05.08 11:44
LUNT100THa+2xテレコン+α7s改
ISO1600 1/350秒(プロミネンス) 1/1000秒(光球面)

ゴールデンウイークの10連休も終わりですね。オーナー1には何の恩恵もない10連休でした。
私のところには、要介護状態の両親がいるのですが、父は病院に長期入院になり、母は特別養護老人ホームに入所しました。両方が自宅からいなくなると、何もやることのない隠居じじいになってしまいます。毎日が日曜日なので、休日である必要がありません。逆に、休日はどこに行っても混雑するので、家でじっとしていることになります。

GW 期間はすっきりと晴れる日がありませんでした。5日の夜、薄曇り程度の晴れになったので、望遠鏡を出してのぞいてみました。やっぱり見えない。望遠鏡を出してしまったので、ほったらかしで写真を撮りました。

イメージ 1
M57 (写野円1度)
2019.05.06 0:48~
TOA130 + 1.4xテレコン+QBPフィルター+α7s(改)
ISO16000 露出15秒 x45枚 (写野円1度にトリミング)
SXP赤道義でノータッチガイド
撮影地:栃木県栃木市

イメージ 2
上と同一写真
ピクセル等倍トリミング

ちょっと露出オーバーでしたが、QBPフィルターを通した色、かなりまともです。最近、内側が青いM57の写真をよく見かけますが、緑色が正解のはずです。


オーナー1所有のAudi S4は、購入から8年以上過ぎ、走行距離が10万kmを超えました。S4のようなスポーツカーの類いの車を10万km以上走らせる人は少ないようです。

イメージ 1

ドイツの車であっても、そのくらい走らせると、あちこちにガタが来ます。まず、冷却水のウォーターポンプが壊れて、LLCがすべて漏れてなくなりました。それに気づかずに運転したら、寒い時期でしたが、暖房が一向に効きません。冷却水温も全く上がりません。「おかしい!」と思って車を止め、ボンネットを開けたら、LLCのリザーブタンクが空でした。エンジン回転数を上げないように、そっと運転して自宅に帰りました。
その後、ディーラーに車を取りに来てもらって、ウォーターポンプを交換しました。

その後しばらくして、冷却水が漏れるようになりました。原因は別で、未だに不明です。止まっていると漏れませんが、走ると漏れます。エンジンの外には漏れていません。内部に漏れているようです。一番可能性が高いのは、スーパーチャージャーの内部。内部に漏れた冷却水がエンジンに吸い込まれ、気化熱が冷却に役立っているのかもしれません。そう言われると、排気管から出る白煙(水蒸気が冷えてできた湯気)が多い気がします。

次は、「EPCエラー」のアラームが点灯しました。EPCというのは、エンジンをコントロールするコンピュータです。このときは、V6 エンジンの片バンクしか動いていないような、猛烈な振動が出ました。「これはディーラーに行くしかない!」と思って行きましたが、運悪くディーラーの定休日でした。仕方なく、そのまま家に帰り、エンジンを止めました。翌日、エンジンをかけると、何も問題なくエンジンが回りました。
一過性のものだったのか・・・? と思って、そのまま乗っていたら、トランスミッションエラーの警告灯がつきました。ディーラーに持っていったら、DCTが現在どのポジションに入っているかを知るセンサーが壊れたとのことでした。センサー自体はたいした値段ではないのですが、そのセンサーはトランスミッションの一番奥に付いているということで、車からトランスミッションを外して、それをすべてバラバラに分解して、一番奥にあるセンサーを交換しないといけない。外したネジやシール、オイルの類いはすべて新品に交換する。その部品代+工賃で約50万円!

それって、壊れる可能性のある部品を交換できないところに取り付けた、設計が悪いんじゃない!
設計ミスの代償をユーザーに負わせるのはどうなのでしょう。ディーラーもそこは認めていて、工賃をゼロにするという提案をしてきました。ゼロにすべきは工賃ではなく部品代の方。工賃ゼロにしても費用は30万円。

どうしたものでしょうね。ゴールデンウイーク明けに結論を出さなければなりません。


縮小光学系の続きをやろうと思ったのですが、月と悪天候で何もできません。
更新が滞っているので、前回撮った画像を1枚...

SONY α7s のHDMIからは、カメラ本体の液晶モニタに出る画像と同じものが出力されます。シャッターを押す前は液晶モニタに表示される画像が出ていて、露出中は液晶モニタが消えるため、外部モニタはも何も出ません。露出終了後は、撮影した画像が指定時間だけ表示されます。

前記の光学系で、ISO10000、露出2秒、撮影間隔10秒で連続撮影して、カメラのHDMI出力を外部モニタに出して、それをスマホで撮影した画像がこちら。

イメージ 1
M97,M108付近

QBPフィルター付きなので、画面が赤いですが、フィルターなしなら1秒露出で、同程度の赤くない画像になります。今回場合、8秒間この画像が表示されて、露出時間の2秒間、消えます。その後また、8秒間これが表示されます。
一般対象観望会で、赤くないこの画像を大型モニタに出して、待ち行列の前に表示しておけば、「これからこの天体を見られるのだな」という、事前学習ができます。そして望遠鏡を覗いたとき、「見えた!」と思ってもらえます。もちろん、実視界をだいたい同じにしておく必要があります。

これがリアルタイム画像と言えるかというと、もちろん言えません。でも、「リアルタイムに近い画像」として見せていいと思います。
1秒露出でM97とM108 が見える世界というのはどうでしょう?

前回と同じ光学系で銀河を撮影してみました。
自宅撮影ですから、春ですから、光害+透明度の悪化で、QBPフィルター必須です。使用したカメラは、「Hαまで通る赤外カットフィルター付き」改造α7s。QBPフィルターがTBPになっているパターンです。

カメラレンズのピント位置で、周辺星像の悪化の度合いやゴミが写る写らないの違いがありました。最近位置から1/4程度遠くに行った位置で撮影したらゴミが写りました。

イメージ 1
ISO20000 露出3秒
横方向のみトリミング

どこかのレンズ面にピントが合ったのですね。
カメラレンズ側のピント位置による周辺星像の悪化は、どこでもたいした違いではないと言えます。であれば、カメラレンズ側は、「ゴミが写らない位置」というのが大前提になります。その範囲内で、星像が一番いい位置を探すことになります。

最短と無限大の中間ぐらいの位置で写した写真がこちら。

イメージ 2
M101
2019.04.13 0:34~  ISO16000 6秒x51コマ
写野円2度にトリミング

イメージ 3
M86付近
2019.04.13 1:25~  ISO20000 4秒x51コマ
写野円2度にトリミング

ISO16000 6秒露出、ISO2000 4秒露出とも、露出オーバーでした。その後、ISO20000 3秒露出をやってみたら、だいたい適正露出でした。 画面周辺を切り落として、写野円2度にしたら、ちょっと見には見られる写真になりました。
撮影は1コマごとにノイズリダクションしているのに、快調に進みました。3秒露出のときには、10秒毎に1枚撮影できました。50枚撮っても8分ちょっとです。
この画質を良しとするかどうかですね。オーナー1的にはこれでOKです。
天文台の35cmF7鏡にこの縮小光学系を付けて、写野円1度の写真を撮るのが楽しみです。

太陽面に黒点らしい黒点を見るのは、すごく久しぶりです。
天気が悪くてなかなか見られないうちに、真ん中まで来てしまいました。

イメージ 1

今さらですが、縮小光学系を試しています。
ちょっと質の良い光学系を使って、大口径望遠鏡と組み合わせて、超短時間露光でDeepSkyの撮影が出来たらいいと思います。以前に書いたような用途で撮る写真ですから、美しい写真である必要はありません。それよりも、程々の写真が短時間で撮影できれば、それがベストです。
それも画質的にダメだったとしても、手元にある光学機器の組み合わせで、天体をモニタ画面で見る電子観望システムができれば、それも良しと思います。

自宅で試しにやってみました。鏡筒は、とりあえず一番明るいAPM-LZOS 130/780(F6)
接眼部側は、
  ・Lavendura 63mmアイピース
  ・SONY ZEISS Sonnar T* E 24mm F1.8レンズ(SEL24F18Z)   (APSフォーマット用)
  ・SONY α7S または α7RII

普通のコリメート撮影です。
まず、これらのレンズ群を接続するための、接続リングを調達します。ボーグの2インチホルダーL【7509】の内側を旋盤で削って、Lavendura の外径とぴったり同じにしました。そこ、にボーグのデジタルカメラ用リング M57→M49AD【7408】をねじ込み、SEL24F18Zの49mmフィルターネジに接続し、α7ボディーを取り付けます。Lavenduraアイピースの紫色のところに、これを一番奥まで差し込んで、ネジでロックします。

イメージ 1

イメージ 2
内部はこうなっている

63mm÷24mm=2.625 これが縮小率になります。13cm f=780mm(F6)が 13cm f=297mm(F2.3)になります。
【7509】の内側を旋盤で削って・・・ と簡単に書きましたが、これも一般には難しいですね。でも、素材としてはこれがピッタリなので参考までに。

この縮小光学系は、見た目がとてもスマートです。接続のための部品が最小で、アイピースとカメラレンズの距離も最小です。距離は変えられますが、一番近くが一番良いようです。
コリメート撮影の場合、カメラレンズを無限遠にセットして、望遠鏡側でピントを合わせます。しかし、複雑にレンズが組み合わされた光学系になります。カメラレンズのピント位置を、無限遠以外の位置にしたとき、収差を打ち消し合って、きれいな星像が得られる可能性もあります。とりあえずやってみました。
カメラレンズのピント位置を、無限遠、1/3、2/3、最短の4点で撮影してみました。

イメージ 3
カメラレンズのピント 無限遠
SONY α7RII  ISO6400 4秒露出
横方向のみトリミング
イメージ 4
1/3
イメージ 5
2/3
イメージ 6
最短

コリメート撮影の場合、このようにカメラレンズ側のピント位置で、画面外周の円のボケ方が違います。
同時に、画面周辺の星像のシャープさも違います。
今回撮影した限りでは、無限遠よりも、2/3の位置が、良像範囲が広いようです。

これらの写真で特筆すべきは、画面にゴミが写っていません。撮影前に、ブロアーで、ゴミを吹き飛ばしましたが、小さなホコリは多数付いているはずです。それらのゴミにピントが合っていないわけです。縮小光学系では、レンズ表面のゴミが写ってしまうのが悩みの種ですが、この光学系では大丈夫なようです。


つづく・・・


4月4日の太陽は、大きなプロミネンスが複数出ていました。写真を撮っておこうか・・・ と思いましたが、強風が吹き荒れ、雲が飛び交っている天気です。最悪のシーイングで、まともな写真が撮れるわけありません。でも、しばらく目で見ていたら、シーイングが落ち着く瞬間があります。ここにあたればまともな写真が撮れるかもしれないと、撮影機材を準備して撮ってみました。
いつシーイングが落ち着くかわからないので、どれか当たりになるのを期待して、10秒間隔で50コマ撮りました。一番良かったのがこちら。

イメージ 1
2019.04.04 13:25
LUNT100THa+2xテレコン+α7s改
ISO1600 1/500秒(プロミネンス) 1/1000秒(光球面)


双眼望遠鏡では、実視界が2度あると導入も楽だし、Deep Sky観望に便利です。イーソスアイピースを付けて50倍です。オーナー1は、星雲星団の写真は視野円1度と3度にしていましたが、2度というのもあった方がいいですね。とりあえず2晩で、2度あるとちょうどいい6つの天体を撮ってみました。


共通データ
TOA130+0.7xレデューサー+QBPフィルター+α7s(改)
ISO20000 露出25秒 x 80~100枚加算合成
SXP赤道儀でノータッチガイド
写野円2度にトリミング
撮影地:栃木県栃木市

イメージ 1
イメージ 2

















バラ星雲                                M81,81

イメージ 3
イメージ 4

















M65,M66,NGC3628                   M97,M108

イメージ 5
イメージ 6
















NGC4631,NGC4656                     M84,M86付近



画像処理

画像処理用パソコンは CPU i7,RAM 32GB,256GB SSD のデスクトップPCを2台使っています。OSはWindows10 64ビット。画像処理アプリはステライメージ8のみ。これ以外に、Windowsに付いてくる「ペイント」とMS-Officeに付いてくる「ピクチャーマネージャー」を補助的に使っています。ペイントとピクチャーマネージャーは便利です。私はこの2つがないと画像処理ができません。
PCが2台あるのは、・・・というか、PCは家の中に10台ぐらいあります。IT関係の仕事をしてましたから。でも、全部古くなってます。仕事をやめて、もう5年ぐらい。画像処理用PCは、あまり古くない2台です。PC本体は2台ありますが、モニタ、キーボード、マウスは1セットです。モニタは4K。PCからHDMIとDisplayポートで入れて、モニタ側のスイッチでPCを切り替えます。キーボードとマウスはKVMスイッチャーで切り替えます。本当はVも一緒に切り替えたいのですが、手持ちのスイッチャーは4K対応してないので。

前に書いたように、コンポジットする画像の枚数が多くなると、待ち時間が非常に長くなります。この場合、2台のPCで交互に作業すると効率的です。一方で現像・位置合わせ・合成をしている間に、他方で手作業の画像処理をします。私の場合、待ち時間に楽々画像処理が終わります。一晩撮影したら、次の新月まで1ヶ月、画像処理で遊べる、という人たちがいます。趣味の世界ですね... 私は1枚の画像は10分程度で処理が終わります。高度な画像処理技術が無いのと、天体写真撮影はメインの趣味ではないので。ステライメ-ジでさえ、使うべき機能の半分以下しか使っていないと思います。でも、私的にはそれで十分で、満足できる写真になります。

他の人の参考になりそうな写真ができたときは facebook にアップしますが、雑誌の天体写真コーナーへの応募なんて考えたことがありません。高度な画像処理技術を習得したい人は、このブログを見ても何の役にも立ちません。そこは「何のために天体写真を撮るのか?」という大原則が違うのです。

オーナー1は、眼視観望の補助のために写真を撮っています。オーナー1が撮った貧弱な天体写真は、大口径ドブで観望するときや一般対象観望会のときに役に立ちます。「次はこの天体を見ますよ。」と言ってPCモニタで画像を見せて、それから望遠鏡を覗かせると、初心者でも「見えた!」と納得してくれます。すばらしく良く写って、すばらしく画像処理が良くできた天体写真でそれをやったら、ギャップが大きすぎてがっかりさせるだけです。すばらしく美しい天体写真は、どういうときに役に立つのでしょう?



写真はすべて写野円 1度

共通データ
TOA130+0.7xレデューサー+QBPフィルター+α7s(改)
ISO20000 露出20秒x80枚前後加算合成
SXP赤道儀でノータッチガイド


春の大きな系外銀河
イメージ 1
イメージ 2

















イメージ 3
イメージ 4
















イメージ 5
イメージ 6


















以上はごく最近撮った写真で、「良く写りすぎ」の部類です。
TOA130を使いQBPフィルターを付けると、光害の下でヘタが撮っても、きれいに写ってしまいます。


「自宅でお手軽天体写真撮影」は、とりあえず、これで終わりです。