縮小光学系 その2 | owner1のブログ

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ななつがたけ北天文台オーナーの「天文台日記」 (2012.6~2019.6)
観望記録や天体用機材などについて書いています。

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前回と同じ光学系で銀河を撮影してみました。
自宅撮影ですから、春ですから、光害+透明度の悪化で、QBPフィルター必須です。使用したカメラは、「Hαまで通る赤外カットフィルター付き」改造α7s。QBPフィルターがTBPになっているパターンです。

カメラレンズのピント位置で、周辺星像の悪化の度合いやゴミが写る写らないの違いがありました。最近位置から1/4程度遠くに行った位置で撮影したらゴミが写りました。

イメージ 1
ISO20000 露出3秒
横方向のみトリミング

どこかのレンズ面にピントが合ったのですね。
カメラレンズ側のピント位置による周辺星像の悪化は、どこでもたいした違いではないと言えます。であれば、カメラレンズ側は、「ゴミが写らない位置」というのが大前提になります。その範囲内で、星像が一番いい位置を探すことになります。

最短と無限大の中間ぐらいの位置で写した写真がこちら。

イメージ 2
M101
2019.04.13 0:34~  ISO16000 6秒x51コマ
写野円2度にトリミング

イメージ 3
M86付近
2019.04.13 1:25~  ISO20000 4秒x51コマ
写野円2度にトリミング

ISO16000 6秒露出、ISO2000 4秒露出とも、露出オーバーでした。その後、ISO20000 3秒露出をやってみたら、だいたい適正露出でした。 画面周辺を切り落として、写野円2度にしたら、ちょっと見には見られる写真になりました。
撮影は1コマごとにノイズリダクションしているのに、快調に進みました。3秒露出のときには、10秒毎に1枚撮影できました。50枚撮っても8分ちょっとです。
この画質を良しとするかどうかですね。オーナー1的にはこれでOKです。
天文台の35cmF7鏡にこの縮小光学系を付けて、写野円1度の写真を撮るのが楽しみです。