楕円球空間 -19ページ目

監督交代!?

早稲田の監督に大田尾・・・。

 

これは来年の早稲田優勝予想は大幅に変更しないとね・・・。なんで相良さん交代なの?地味に名将と思っているんだが・・。

「ホームフィールドアドバンテージ」論考(3)

3. 結論

 2020年シーズンのNFLレギュラーシーズンを対象に、モスコヴィッツらによる「観客の存在が審判に同調圧力を与え、ホームチームに有利な判定を無意識に下すためにホームフィールドアドバンテージが生まれる」という結論の妥当性を検証した。256試合を対象にした調査結果は明らかに「無観客」試合の開催によってホームフィールドアドバンテージがNFLにおいて消滅したことを示している。

ただし、本調査はNFLを対象にしたものであることを注意しておく。「無観客」試合の影響が普遍的にあるかどうか比較する対象としてMLBを選んだところ、2020年シーズンの結果はhomeの500勝398敗で、勝率は.557であった。これはモスコヴィッツらの調査による1903年(!)から2009年までのMLBでのhome勝率は0.539だったので、むしろ今年のほうがhomeが強かったことになる。2010年から2019年までの統計を未調査のため、最近10年の結果について比較をしていないことを断りながら述べると、本当に「無観客」がホームフィールドアドバンテージを消すかどうかは更に別の競技でも調査する必要がありそうだ。

「ホームフィールドアドバンテージ」論考(2)

2. 調査と考察

 じつは調査は簡単で、NFLの公式web siteを観るとhomeとawayでのチームごとの勝敗数が全部簡単にわかる。20年シーズンの結果はhomeの127勝128敗1引き分け。勝率は0.498。homeは負け越している。では11年から19年シーズンまでの9年間の成績は、というと1304勝992敗8引き分けでhomeが圧倒していて、勝率は0.568であった。モスコヴィッツらの本に1999年から2008年までの統計が載っているが、それによると、この10年間のhomeの勝率は0.560なので、11-19年シーズンの平均との間に際立った違いはない。つまり、1999年シーズン以降、2020年シーズンはhomeの勝率が最低で、しかも(2009年と2010年シーズンが未調査なので100%正確ではないものの)、homeが負け越したのは1968年シーズン以来52シーズンぶりのことで、十分な有意性でホームフィールドアドバンテージが消滅している。じつは、これもモスコヴィッツらの本によると、1999年にインスタントリプレイとチャレンジのルールができる前の1985年から1998年の統計ではhomeの勝率は0.585だったらしいので、インスタントリプレイとチャレンジの導入でホームフィールドアドバンテージは29.4%も消滅した。それでもまだhomeはawayより(引き分けがない、とすると)1.4倍勝ちやすい。にもかかわらず「無観客」になった途端にhomeもawayもほぼ勝ちやすさは同じになってしまっている。これは明らかにモスコヴィッツらの結論である、観客の声援が審判の判定に影響を与える、を支持する結果になっている。

 もっと詳細に見るために年ごとのデータをまとめると、homeの勝率は2020年シーズンから遡ると

 

2019 /2018 /…以下続く

0.518/0.602/0.566/0.579/0.539/0.569/0.600/0.573/0.566

 

となる。2019年シーズンは際立ってhomeが勝てないシーズンだったが、それでも2020年シーズンほどではないことから、2020年シーズンが従来と違う特殊なシーズンだったことがこの結果からもわかる。

 次に考えたのは、「homeで勝つことが得意なチームはあるんだろうか」という点である。ドーム球場は観客の声援がよく響くので、屋外の球場よりも勝ちやすい、とかあるのだろうか、という点に着目した。NFL32球団で2020年時点で屋内球場をhomeにしているのは以下のチームである。

 

Saints/Falcons/Cowboys/Vikings/Lions/Colts(Raidersは今年から屋内だが、去年までは屋外だったので比較対象から外した)

 

これらのチームのhomeでの勝率は他のチームよりいいか、という点で調査したが、意外なことに特に傾向はなかった。屋外だが異様に観客の声援が大きい(うるさい)Century Link FieldをホームにするSeahawksも特段homeの勝率が高いことはなかった。この結果からは、NFLクラスの人気スポーツでたいがい観客席が満席になるスポーツであれば「観客がいる」ことはほぼ「たくさん観客がいる」ことになるので、「観客がいる」ことで十分なホームフィールドアドバンテージが得られる、ということが結論できる。ちなみに過去10年のhome最高勝率はBrownsの0.667、最低勝率はChiefsの0.510であった。

 と、ここで賢明な諸兄姉は「強いチームはどこでも勝つからhomeもawayも関係ないんじゃない」と予想したはずだ。ただ、これも微妙で、過去10年間のhome勝利数の平均が79.7勝だったが、それを上回るhome勝利数のチームが過去10年間のhome勝率の下位に来る、という傾向もなかった。一方で、少し面白い傾向があったのは、観客の入った2011-2019年シーズンでのhome勝率と比較して今年のhome勝率が高かったチームについてである。2019年までの平均からアップした、つまり2020年シーズンはいつも以上にhomeで強かったのは

 

Seahawks(NW1)/Rams(NW2)/Cowboys(NS3)/Eagles(NS4)/Jaguars(AS4)/Patriots(AE3)/Stealers(AN1)/Bengals(AN4)/Chargers(AW3)

 

であるが、地区優勝しているか地区の下位に沈んでいるチームのどちらか、という傾向がある。特に地区の下位にいて、それでもいつも以上にhomeの勝率が高いのは大凡ここ数年ポストシーズンに進んだチームというのが興味深い。つまり、2020年シーズンで強かったチームはいつも以上にhomeで取りこぼさなかった一方、下位に沈んだチームはいつも以上にawayで勝てなかった、という傾向があるようだ。

「ホームフィールドアドバンテージ」論考(1)

1.序論

 ホームフィールドアドバンテージ(ホームコートアドバンテージ)、という言葉については広く知られていると思われる一方、その本質については誤解が多い(正しく理解されていない、という表現のほうが正しいかも)。曰く「ロードのチームは移動で疲れている」「ホームチームは球場やコートに慣れている」「ホームチームは観衆の後押しで勝つ」などなど。たしかにアメリカでは移動は大変だし時差もあるが、それほど大変ではない日本や、さらにはヨーロッパの国内フットボールリーグでもホームフィールドアドバンテージは存在する(もし時差が関係するなら、西⇒東の移動をしたawayチームの勝率のほうが東⇒西の移動をしたawayチームの勝率よりも低くなっても良さそうだ。人間いつもよりかなり早起きして、おまけにトッププロのレベルで試合をするのは大変なはず)。球場に慣れている、というのもなんだか嘘くさくて、野球とかで風向きとか日差しとか外野のフェンスのバウンドの癖(典型例がフェンウェイ・パーク)とかあるといえばありそうだが、バスケットのコートなんてどこも一緒で、バックボードが変な形してるとか、コートの微妙に対称じゃない、などということはないわけで・・・。果ては「審判がホームチームに甘くなる」という意見まであって、これはありそうな気がする反面、そんなに露骨にできるか、という疑問もある。ともかく自分はこの問題にかねがね興味を持っていたのだが、スッキリする理屈を思いつかずに悶々としていた。

 見事に解決してくれたのが、邦題はダサいが、「オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く」(原題:Score Casting、こっちはすごくすっきりわかりやすい題名)(トビアス・モスコヴィッツ&ジョン・ワーサイム著)という本である。彼らは統計分析を駆使して謎を解いてくれた。その結論:

 

・ホームフィールドアドバンテージは確かに存在する

・ホームフィールドアドバンテージは全てのスポーツで存在する

・ホームフィールドアドバンテージは全ての国で存在する

・ホームフィールドアドバンテージはプロ・アマ問わずに存在する

・ホームフィールドアドバンテージの割合は同じ競技なら国を問わない

 

とにかく身も蓋もない。40カ国、19種目のスポーツの結果の分析によるのでこれはもう間違いない。ちなみに

 

サッカー>バスケット>クリケット>ラグビー>アイスホッケー>アメフト>野球

 

の順番でホームフィールドアドバンテージが強い、らしい。彼らの分析結果によると、ホームフィールドアドバンテージが存在する理由は「観客の声援(の大きさ)で審判が無意識のうちに同調圧力を感じて判定がホームチーム寄りになってしまうから」というもので、つまり社会心理学的効果、と結論されている。大きな声援の中で微妙なプレーを判定するというストレスフルな状況の中でとっさに&無意識にマジョリティが求めるほうに判断がバイアスを受けて偏る、というのが真相のようだ。実際、2007年にイタリア・セリアAのカターニアvsパレルモ戦で観客同士の暴力事件がおきて、事件防止に不適格と判断されたスタジアムでは「無観客」での試合が行われることになったらしい。合計で21あった「無観客」試合の結果をスウェーデン人の経済学者が分析したところ、この21試合だけはホームフィールドアドバンテージが全く消え去った、とのこと。つまり観客の声援がないと審判はバイアスを受けないので本当に中立な判定ができる、というこよになる。

 と、ここまでが前置きで、今回は自分が行った解析を報告する。懸命な諸兄姉はお気づきと思うが、「無観客」試合であることがホームフィールドアドバンテージが消える条件であった。そんな「無観客」試合なんて去年から今年にかけていくらでもあるじゃないか!自分の好きなスポーツで調査したいのでNFLを対象にして2020-2021年シーズン(以下2020年シーズン)のレギュラーシーズンの全試合256試合を調べて、同時に過去10年(2011年シーズンまで)の統計と比較する。対象をレギュラーシーズンだけに絞ったのはポストシーズンにはもともと強いチームだけが残り、さらに勝率のいい(強い)チームにホーム開催権が与えられるので、統計処理としてはバイアスがかかる、と判断したためである。

「獄中シェイクスピア劇団」

マーガレット・アトウッド(鴻巣友季子訳・集英社)。

 

こんなに先を早く読みたいのにページを繰るのがもったい本は久しぶり。「HHhH」以来か(テイストは全く違うが)。ノーベル文学賞候補にもいつもあがるアトウッドの才気溢れるマジカルコメディ。コメディなのでリアリティを求める向きには意見もあろうが、これは全部暗喩というか最高品質のパロディというか、とにかく行間から溢れ出るセンスの良さが尋常ではない。すごく良くできた変奏曲かフーガを聴いたあとのような驚きというか爽快感がある。

 

シェイクスピア最後の(単著での)作品である「テンペスト」をモチーフにして、

 

「テンペスト」(原著)⇒フェリックス(主人公)のリアル人生⇒フェリックスの演出する「テンペスト」(獄中劇団が上演)⇒劇中劇としてのフェリックスのリアル人生における復讐と赦し

 

という何層にも渡る入れ子構造になっていて、これを読む前にはぜひ原著の「テンペスト」を読んでおくことをオススメする。とにかく全編「テンペスト」のセリフの引用とパロディにあふれているだけでなく、登場人物たちの人間関係まで(フェリックスの早逝した娘がミランダという命名まで)テンペストをベースにして組み立てられているので、原著を知っていると面白ささらに3倍増。原著を横に置いて読んでも○。アトウッドは本当に全編細かい構成を張り巡らせていて、暗喩の使いかたも秀逸。例えば、フェリックスの娘が亡くなるときにフェリックスが演出していたのは「シンベリン」!みんな死と生の相克を描いた「ダロウェイ夫人」をすぐに想起するはずで、娘の死が主人公の(将来の)再生に繋がっていくという全体像を予想できるはず。まぁ全編こんな感じ。鴻巣女史の和訳もセンスがよく素晴らしい。この難しい(ラップまで出てくる)翻訳を原著のセンスを壊さず本当にうまく達成していて称賛したい。

 

「テンペスト」そのものを読んだときは、まぁ特に印象的な部分も多くない、シェイクスピアの傑作群に比べると一段落ちる作品だな、という印象ではあったんだが、プロスペロー(原著の主人公)の復讐で終わらず、赦しで終わるところに普遍的価値があって、並の作品でもない、という印象もあった。まぁそれが欧米で何度も映画化される理由なんだろうし、プロスペローの最後のセリフが多くの他の芸術で模倣される所以なんだろうとも思う。「ジャンニ・スキッキ」の最後のセリフは間違いなくこのプロスペローの最後にセリフを台本作家(フォルツァーノ)が知っていた(プッチーニもたぶん)んだろうし、ヴェルディ最後の作品「ファルスタッフ」の最後が「人生すべて冗談さ」というフーガで「復讐⇒赦し」という構造で終わるのも、ヴェルディは「テンペスト」がシェイクスピアの最後の作品でそのフィナーレを知っていて(「ファルスタッフ」そのものの底本がシェイクスピアだし)、自分の(多分最後になるであろう)オペラの最後をこういう形にしたんじゃないか、と予想する。

 

ということで21年は最高の本からスタートできて気持ちいい。

 

花園第100回・総括

野球も数年前100回目だったけどラグビーも100回目。随分前からラグビーは根付いていたんだな、と。

 

で、今回は無観客。当然だ。高校生のための大会なんだから、万難を排して開催すべきで、観客はどうでもいい。選手の父兄とか控えの子は可愛そうではあるが(特に3年生で控えの子)、何が一番大切か、と考えれば答えは自明。そういう意味で3月のセンバツを開催するのは歓迎するとして、観客を入れることを予定しているのは愚の骨頂。バカとしか。

 

100回大会なのでふだんは1県1校だけど今回は2校出られるのはいい。特に福岡!公立強豪校が多い(小倉・修猷館・福岡・筑紫・東筑)のに東福岡が段違いで強いので、島根や佐賀と比べて不公平感が半端ない。島根はたしか2校で毎回石見智翠館が150-0とかで出雲に勝って出てくる。佐賀も2校か3校で、毎回佐賀工が酷いときは200-0とかで勝って出てくる(余談だけど、200点取るには30トライくらい取らないといけない。高校は30分ハーフなので2分に1本。コンバージョンに30秒くらいはかかるので、ほとんど全部ノーホイッスルトライってことで、これもなんだかなぁ、と思う。さらに余談だけど、その年の佐賀工の強さは決勝のスコアでだいたいわかる。何年か前に100点ちょっとの年があって、案の定すぐ負けた。だいたい150点以上取れないと3回戦くらいまで来られない)。

 

さて、ネットで中継してくれるので準々決勝以降は全部観戦できた。こじるりと大畑がキャスターの総集編も全部見た。衆目の一致するところだけど、準々決勝が白眉で、中でも大阪朝鮮ー流経柏、仰星ー東福岡はまさに名勝負。大阪朝鮮はV3までの帝京並にディフェンス命の肉弾戦軍団で、そりゃ京都成章もディフェンスはいいけど、それとは一味違う「痛い」ディフェンス。根性も入っていてラスト5分は死闘。名勝負だった。流経柏は、きっとほとんど上に上がるんだろうから、さらに流経大は強くなりそう(なので、指導力が問われる)。仰星ー東福岡はもう語り尽くされているのでこれ以上コメントすることは無粋だと思うけど、後半48分までやるって何・・・。まぁあのノーボールタックルはミスジャッジだと思うし、その前のPGを狙わなかったのも勝機を逸した一因だ、とも思うけど(なので抽選で上がるべきは東福岡、というのが僕の気持ちで、勝利の女神はちゃんと見てるな、と)、仰星もあのきつい状況でよく守った。主将が「30人でやっている感覚でノーサイドが試合終了前に来た」というコメントを出していたけど、引き分けであるが故に浮かび上がってくるラグビーの教育的側面がはっきり出ていて、その意味でも歴史に残る名勝負か、と。

 

準決勝以降は桐蔭の異様な強さが顕在化してた。あれは大学2部リーグ相手なら勝てるのでは?FW平均100kgで、フッカー・ロック・No.8はいますぐ1部校でレギュラーでしょ。BKに1年生が2人もいるのにあの決定力も凄まじい(WTB・FB全部下級生って)。絶対対抗戦Bグループで優勝争いできるでしょ(リーグ戦は結構手強い気がするけど)。試合運びもうまくて前半はずっといろいろ試して様子見して相手のディフェンスの特徴を把握しきって一気に後半ラッシュ、という大人度高いラグビー。東福岡でも仰星でもちょっと勝ち目はなかったんじゃないか、と思う。No.8は早稲田進学だそうなので、来年の丸尾主将の穴はこれで塞いだ、と(苦笑)。あとはどこにいくのかなぁ。桐蔭の上の大学にみんなで進学したら4年で桐蔭横浜大ってリーグ戦1部になったりしないのかな(昔、国学院久我山で言われていたジョークらしい。全員で國學院大に進学して4年になったら国立で早稲田に勝って優勝しよう、ってジョークが本城のときにあったとかなかったとか)。

大学選手権・決勝

天理、遂に戴冠!

 

思えば2004年の宝ヶ池での同志社戦(関西リーグ)、0-70で惨敗した試合を生観戦したが、真面目なタックル、サボらないディフェンス、大差がついても投げやりにならない姿勢、全てが好感もてて密かに応援し続けてきたので、なんだか感慨深い。

 

試合のほうは思った以上に天理が圧倒していた。早稲田はほぼ勝ち目はなかった。前記事で主導権は天理、ポイントがいくつか、と述べたけど、そのポイント(ラインアウト・ラック・スクラム)はすべて天理がクリアしていて、特にラックの確保と早稲田ボールの奪取は出色。これが勝因と言ってもいい。こうなると藤原ー松永の円熟のHB団は自在だ。早稲田は全く自分のリズムでラグビーできなかった。もう1つ、早稲田はやっぱりフィフィタに寄っちゃった。わざわざディフェンス命のインサイドCTBを入れたんだからアウトサイドCTBの長田は平井を信頼して寄らないようにしないといけないんだけど・・・(まぁ外野の意見で、実際は難しい)。天理の12番の市川はこの日は日本一楽で楽しいCTBだったはず。真っすぐ走ったらボールもらえて、ボールもらったらもう前はがら空きで、誰にも触られずトライ、って感じ。この市川、無名の公立高校出身で、そういう選手を上手に育てられるのも監督の手腕なんだなぁ。

 

ということでメンバー的に今年ダメならしばらくダメそうだった天理が悲願の戴冠。おめでとうございます。

 

さぁ来年、だけど、そういうことで天理の連覇は相当に苦しいか、と。大駒が全部抜けるのが致命的だけど、やっぱり4年間固定メンバーだったHB団が変わるのがもっと致命的か、と。FWはいつも同じクオリティでスクラムを仕上げてくるので、あまり心配してないけど・・。なので本当に今年優勝できてよかった!そういう意味で、来年もまた早稲田が中心の年かな。今年からのメンバーの入れ替えはほとんどないし、あとは誰が主将になるか(早稲田の場合、これは非常に重要)。河瀬はないだろうから、大崎かな。明治はFWをどう再建するか。帝京は復活の兆しがあるのでBKの大駒が抜けたあとをどうするか。慶應は変わらず苦しいが変わらず魂のラグビーを先鋭化させるんだろう。リーグ戦は、これはもう東海次第で、東海はまぁきっといつもどおりのコンセプトでいつもどおりの仕上がりで選手権に入るんだろうね・・・(意味深)。

 

来年はもっと普通の環境でやる方も観る方も楽しみたいね!

大学選手権・準決勝そして決勝直前

旧聞に属するので手短に(?)。

 

早稲田32-27帝京

帝京は前半の反則連発が痛かったが、全体に早稲田がよく研究していたな、という印象。帝京は思ったほどFWで押せなかったのも想定外だったかも。点差は対抗戦より縮まったが、今回も点差よりは早稲田のほうが上、という総括。

 

天理41-15明治

こちらは前半から「これは天理が勝つな」という雰囲気で、もはや伝統芸能となった小さいFWのめくりあげといい、フィフィタの周りを活かすプレーといい、藤原ー松永の円熟のHB団といい、天理の良さが全部でた試合。明治は早明戦での元気がもう1つなかったが、これはFWで圧倒できなかったのが原因なのかな。あと、不安視された(本紙では)児玉のディフェンス(というかラグビー脳)が不安的中、でどうしてもフィフィタに寄っちゃうんだなぁ(去年の明治CTB陣が中野に寄っちゃったように)。明治は応援してたので残念だけど、一方で天理はもう10年以上追いかけている、もっと応援しているチームなので、試合後の感覚はいい。

 

で、今日決勝。下馬評では天理有利、と言われているの?そこまで有利とは思わないが、早稲田も去年ほど圧勝できるとも思わない。天理はラインアウトでどこまでミスしないか、2人目のラックへのフォローがどれだけ早いか、スクラムでどこまで圧倒できるか、がポイントで、勝負の分かれ目はすべて天理次第、という気がする。そういう意味では主導権は天理なのか。

 

Neujahrskonzert 2021

何もかも異様な状況の中でのganz besondererな演奏会になってしまった今年のNeujahrskonzert。終わってみればMutiの華麗かつ円熟の指揮で、いつも以上の出来の演奏会になったように思う。今年はMuti以外ではうまくいかなかったんじゃないか、とすら。

 

去年、Mutiになったと聞いて、崩れた演奏にはしてほしくない、と書いたけど、杞憂だった。昔ほどはもちろん細部に厳しい指揮ではなかったものの、オケとの相性の良さが随所に出た、むしろ熟成されたいい意味で爛熟した演奏だった、と言えよう。皇帝円舞曲やドナウは思わず感動してしまった。ともかく、一日も早く普通に拍手が出来てブラボーと叫べる日が来たらんことを!

 

来年はバレンボイム・・・。それまでにコロナ終息を切に願う。

Book(s) of the year 2020

というわけで基本家にずっといるので、とにかく読書が捗った。今年の印象的な本は以下の通り。

 

・レオナルド・パドゥーラ「犬を愛した男」

・マイケル・オンダーチェ「戦火の淡き光」

・坂井栄八郎「ドイツ 歴史の旅」

・トム・ニコルズ「専門知はもういらないのか」

・トーマス・ベルンハルト「破滅者」

番外編(娯楽系)で「行動経済学で見たスポーツ」と「罪と罰を読まない」、「大学教授のように小説を読む方法」かな。

 

上の5つはどれも極めて強い印象をそれぞれ与えてくれた、自分には大事な本になった本たち。