楕円球空間 -145ページ目

シューマンとかけてストラヴィンスキーととく

The most favorite pianistであるのがポリーニであることは以前にも書いたと思います。ポリーニの演奏はたいていは素晴らしいのですが、個人的に「だめだな」と思ったのがシューマン。シューマンのピアノソナタのCDがあって、早々に買ったのですが、かなりガックリの出来(だと思えた)で、それ以来お蔵入りになってしまいました。今は一体どこにあるのやら・・・。


名演奏のほうは枚挙に暇がないですが、ショパンなどは別にすると「ペトルーシュカ」は名演に接することが出来ました。まだ学生のときに来日したポリーニの演奏会で演奏したのですが、色彩感とか躍動感がすごくて、音が七色に輝いていました(本当に)。クライバー「薔薇の騎士」の3幕の三重唱直前の和音が「銀色」に見えるのと一緒です(笑い)。その日はポリーニはあまり体調がよくないようで咳をしながらの演奏会だったと記憶しています。最初のウェーベルンとかはぱっとしなかったのですが、前半最後のペトルーシュカで一気にアドレナリンが出たのかいきなりの名演でした。今でもよく覚えています。



たった2小節で・・・

遂にというべきか、うれしいことにどこの旋律・和音をとっても好きになったTitan。1楽章コーダ直前のD-A, D-Gis, D-Aのコード進行に震えるほどの感動を覚える今日この頃。今日の練習でもノリノリで楽しく弾いておりました。


オケに出るのは3年ぶり。その前は小編成の室内オケをやっていて、プロコフィエフ「古典交響曲」、メンデルスゾーンの「イタリア」、シューベルトの5番、モーツァルト31番・39番、田園・「カプリッチョ」序曲と月光の音楽、など名作を沢山できて非常に満足してました。やはりオケで指揮は重要。棒の見せ方、指示の仕方など有効に時間を使ってやってもらわないとこっちも困ります。そのオケは自分の大学時代の先輩たちでプロになった人々が振っていたのでやりやすかった。


逆にもっともやりにくかったのが別のオケでの第九。某有名指揮者(指揮者として有名なわけではないのがミソ)でやったのですが、万事変だった。4楽章のチェロの旋律を4つに振るさまにも目がテンになったが、冒頭の弦が動くところで一発


「そこ、複付点のように」。


・・・・。あの~、楽譜にはそう書いてあるんですけど・・・。今なら


「たった2小節で振り間違えるな~!!!」


と怒鳴るところですね(笑い)。


1回戦終了

アップセットの起こる組み合わせも含めてほぼあたった1回戦予想。帝京有利と予想したわけですが、ロースコアなら京産大勝機あり、とも予言していたわけで、広い意味ではあたったかな、と。他はとくに接戦になったところもなく(やや明治が競ったくらいか?)、ほぼ順当じゃないでしょうか。


さて2回戦。慶應が非常にいい勝ち方をしたわけで、打倒早稲田なるかどうか。もう早稲田を倒す可能性のあるチームは慶應と関東だけになっていると思うので、ここで慶應がどこまで肉薄できるかが早稲田の3連覇の行方を占う上で注目すべき点だと思います。で、予想。2回戦は結構難しい。


早稲田-慶応義塾

法政-京産

明治-大体大

関東-東海


を予想しますが、関東-東海以外のすべてでアップセットの可能性はあると思う。慶應が勝つには、BKの守備次第。ここで踏ん張れば(そして4トライ以内に押さえ込めば)勝機はある。あとは11/23で悪かったラインアウト。うるさい豊田を封じ込めるか。京産大は次もFWを押し立ててしゃにむにゴリゴリ10メンに徹することができるかどうか。法政の弱体FWをめくりあげて勢いを奪えばこれも勝機あり。明治は大東文化をいなして経験値をあげて有利だと思うが、大体大のFWに力負けして自分を見失うと他に攻め手が限られるだけに危ない。


というわけでどこかは喰われるのでは・・・?

Discs of the year

第2回は音楽関連。今年はいろいろ買っていろいろ聴いた1年、と総括できるかも。その割にこれだ!というのがあまり無かったかもしれません。ともかく部門別に。


古楽部門

重複受賞を避ける意味はないですが、バロックオペラはオペラ部門に行ってもらいました。今年は正に自分の中では古楽イヤー。いろいろ買いました。秀逸だったものがつぎの2つ。


1."Venezia Stravagandissimo (ヴェネツィアいとすさまじ)"αレーベル(輸入版)

 1600年ごろにVeneziaで流行したマドリガルなどをまとめて逸品です。品はいいけど天国的な遠さも感じない生活観もあって、何回聴いたかわからないくらい。去年のWIlliam Byrdのチェンバロ作品集もαレーベルですし、もっと入手が簡単なレーベルだといいのですがね。


2.ヴィヴァデルディ・バイオリン協奏曲集 イル・ジャルディーノ・アルモニコ

 実はG・カルミニョーラの四季と迷ったのですが、やはりこの演奏の規格外の炸裂ぶり・疾走感が勝りました。一番トンがったバロック演奏の1つだと思いますのでひょっとすると長く残るものじゃないかもしれませんが、でも面白かった。ちょっとラトルのベートーベンとかに共通する何かがあるように感じます。


交響曲・管弦楽曲部門

近年大編成ものをあまり聴かなくなり(オペラは除く)、それにともないCDもあまり買わなくなったのですが、今年買った数少ないものの中に当たりが2つ


1.ベートヴェン交響曲第7番 C・クライバー指揮バイエルン州立歌劇場管弦楽団(ORFEO)

 同じ曲でクライバー・VPOのもあるのですが、こちらのほうが断然よい!ライヴという高揚感もあるのでしょうし、録音のバランスなどのせいもあると思いますが、緊迫感・躍動感が違います。特に終楽章。アンサンブルが崩壊する寸前までアクセルを踏みまくりながらその直前で危ういバランスを保ちながら一気呵成に押し切った名演じゃないでしょうか。同じテイストをムラヴィンスキー・レニングラードのチャイ4にも感じます。7番は実はあまり好きな曲じゃなく、クライバーのものでは4番と5番が圧倒的に素晴らしいわけですが、この7番を聴いてかなり自分の意識も変化しました。クライバーものはたいてい持っていますが、その中でもベスト3に入る名演じゃないかな。あとは93年のVPOとの「英雄の生涯」がCD化されることを望むばかりです。


2.チャイコフスキー交響曲第4番 L・バーンスタイン指揮ニューヨークフィル(Gramophon)

 噂の名盤遂に聴く、という感じでしょうか。演奏の出来としては好き嫌いの分かれるいつものレナード節爆発なんでしょうが、止まってしまいそうな1楽章なんか白眉だと思います。


室内楽・歌曲部門

今年はもうこれに決まり!


アルヴォ・ペルト「ベルリン・ミサ」 (NAXOS)

 自分でもまさかここまではまると思いませんでしたが、何かしら自分のメンタリティにずっぽりはまってしまいました。NAXOSがDisc of the yearをとるとも想像していませんでしたが・・・。(あまり好きではないレーベルなので)


鍵盤楽曲部門

そこそこ数は購入したものの、あまりぱっとせず。思い出という要素を含めてこれ。


シューマン「謝肉祭」 A・B・ミケランジェリ(Gramophon)


オペラ部門(含むDVD)

ここもいまひとつ不作か?調査不足なだけかもしれませんが。そんな中で


1.モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団ほか

 古楽志向の高まりを反映して、何回もCDプレーヤーに載りました。やはりバランスのよい名曲か、と。

2.ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」チューリヒ歌劇場

 カッサーローヴァの存在感が強烈な名演。NHKで抜粋が以前放送されましたがその完全版です。私の最も好きなオペラの1つでもあるセヴィリア。本当に幸せになるDVD。



で、今年の大賞ですが、やはり


ベートヴェン交響曲第7番 C・クライバー指揮バイエルン州立歌劇場管弦楽団(ORFEO)

アルヴォ・ペルト「ベルリン・ミサ」 (NAXOS)


の2つです。群を抜いて素晴らしかったと感じました。

A Book of the Year 2007

いよいよ年末企画を。1回目はA Book of the Year。


今年はいろいろ読みましたが、どうも去年のような「これ!」という直球系がなかった。その中で正確には本と言えるかどうかわかりませんが、これが今年の1番。


「ドイツとドイツ人」 トーマス・マン(岩波文庫)


正確には講演なので、本という範疇にいれていいのかわかりませんが、これが一番今年は自分を揺さぶった作品。もう1冊軽めのものから選ぶとすると


「ラグビーロマン」後藤正治(岩波新書)

「ケンブリッジの哲学する猫」P.J.Davis (早川書房)


です。どうも今年は大作というかキチンとしたものを読まずに軽めで流したようですね・・・。研究が忙しかったからなのか脳力が落ちているのか・・・。やや反省。


[12月14日追記]

1つ忘れておりました。塩野七生のルネサンス著作集。去年は「海の都の物語」「わが友マキャベリ」を読んだわけですが、今年は「神の代理人」「チェーザレ・ボルジアまたは・・」を読了。どちらもエンターテイメント性あり・歴史読み物としての価値もあり、で高評価です。

London - Number Eleven

ロンドンのホテル"Number 11 Cadogan Gardens"。

http://www.number-eleven.co.uk/


ロンドンは生まれて初めて足を踏み入れた外国の地です。飛行機も外国も初めてで、おまけに1人でした。多少は英語に自信もあったものの、果たして通じるか、揉め事になったときに相手を説得できるか、と非常にナーバスになって成田を出たことをよく覚えています。まだ初心でした・・・・。ちなみに成田-アンカレッジ-パリという便でパリまでいき、ロンドン行きに乗り換えました。時代を感じます。あ、そういう意味では、本当の意味で最初に踏んだ外国の地はパリですかね。アンカレッジでは給油だけだった気がする。アンカレッジが最初の地だと悲惨だなぁ(苦笑)。ちなみに妻の場合「シェレメチボ空港(モスクワ)」です(爆笑)。トランジットで1泊したそうです。ホテルまで護衛付き、というと聞こえはいいけど要するに監視だそうです。ホテルも寒くて暗くて大変だったとか。なぜか食事でキャビアがどっさり出たそうですが・・・・。


ロンドンに2週間、それからケンブリッジやカンタベリー、ドーヴァーを回って、パリで2泊して帰りましたが、ロンドンは語学留学だったのでロンドン大学の寮に住んでいました。ということで、このNo.11、まだ宿泊したことがありません・・・(笑い)。実は某誌で掲載され一目で気に入り、次にロンドンに行くときは是非、と思っているのですがそれ以来ロンドンにいくチャンスがありません。ロンドンどころかイギリスさえありません。もう15年以上経ってしまいましたが・・・・。足が遠のく理由は食事と物価です。とにかくマズかった・・・・。本当の話、中華のテイクアウトとバーガーキングのハンバーガーがおいしいと感じるレベルでした。もっとも最近は「ヌーベル・エングリッシュ・キュイジーヌ」だかなんだかでおいしくなったそうですが、それはきっと100ポンド出せば、という話しでしょう?物価のほうも凄いようで、現在NY在住の親友が出張でロンドンにかつて行ったときの感想は、「東京で10000円のものがNYでは100ドルで、ロンドンでは100ポンドだ」と名言を吐いておりました。レートを調べて計算してみてください。


ということで再度ロンドンの地を踏むのはいつになるのか分かりませんが、クラリッジでもリッツでもなくきっとこのNo.11に泊まると思います。そしてトゥイッケナムで6 Nationのイングランド戦をみてGod Save the Queenをみんなと歌うのが夢です。歌詞も覚えました!

カルヴァドス

月曜日は講義があってゼミナールもあって大変です。既にexhausted。これから学生とdiscussionです。これは楽しいのOK。


師走もあっという間に11日経過。すごい速度で2006年も終結に向かっていますね。徐々に仕事も新しいものに手を出すのではなく、今年のやり残しを綺麗に片付けるモードに。あとは論文2本投稿して、学生から1本受け取って冬休みの間に修正する、という感じかな。もっとも講義があと2回あるのでその準備もある。


ということで師走モードでノンビリしたいと思い、久々に街を逍遥。ふっと思い立ってかねてから気になっていたBarを捜し歩きました。とにかく住所も電話も分からず(載っていない)、凡その場所とビルの2階にあること、1階が書店である、というヒントだけでなんとか見つけました・・・。結果は・・・・。


素晴らしいBarでした。カルヴァドスのストックが素晴らしく、既にDupontとEduard Camusを試しましたが、どちらもいい塩梅の熟成度です。カルヴァドスは林檎で作るブランデーのようなものですが、小学校のときから知っていて、オトナになってよく呑みます。ただあまりおいしいと思ったことはなかったのですが、その固定観念をひっくり返されました。


子供のころから欧州の歴史に興味があっていろいろ本を読み漁ってしました。欧州はようやくここ50年ほどは戦争もあまりなく平和ですが、それまでず~っと戦争戦争また戦争だったわけで、欧州史は戦史みたいなもんです。で、第二次大戦末期のバルジ大作戦というベルギーのアルデンヌ高原での戦闘の本をたまたま読んでいたら、酷寒の中カルヴァドスを飲みながら寒さをしのいだ、と。体も温まるし、不凍液がわりでライフルの撃鉄の凍結防止にかけていたようですね。で、寒い高原と暖かくカルヴァドス、という対比が印象的でずっと憧れていたわけです。


で、ようやく本当のカルヴァドスに出会えて嬉しかったです。そこのオーナーバーテンダーさんはソムリエでもあるのでワインもよいようですし、カクテルもとても美味でした。私と呑みたい方、ご一報ください。よい酒を呑みましょう。

Paris-Hotel Madison

パリのホテルは高い!


正直高すぎると思います。当然プラザ・アテネとかジョルジュ・サンクなんて普通無理。特に1人のときはもったいない。ということでプチホテルを探すことになります。


パリには1泊だけとかの短期の滞在を含めると4回行っているのですが、既に定宿になっているのがここです。

http://www.hotel-madison.com/

3つ星なのですごいサービスがあるわけではないですが、立地が非常によくサンジェルマン・デ・プレ教会のまん前!ドゥ・マゴは筋向いですし、ブラッスリー・リップも徒歩2分。さらにおいしい中華は30秒。メトロもマビヨンとサンジェルマンと両方使えるのでこれも便利。教会側の部屋のバルコニーからはサンジェルマン界隈の雰囲気も味わえて、さらにうまくいけばエッフェル塔のライトアップも見られます。


1人で宿泊するときに特にリクエストしなければ基本的に裏庭に面したシングルになるのですが、長期の滞在とか、頻繁に利用したりすると、ちゃんとサンジェルマン大通り側にアップグレードしてくれます(しかもツインの部屋)。このへんの気配りがいいですね。ちなみにguest cardの管理もちゃんとしていて何年か前に滞在していても記録が残っていて、このアップグレードをしてくれます。ということで1人旅の人が足元見られて冷たい扱いをうける、ということは私はないです。


朝食は昔はシンプルなコンチネンタルだったのですが、最近はちゃんといろいろ選べるようになり充実してきました。ということで、ちょっと他のホテルに気分を変えて、という感じにはならないですね。もっともこれでもツインで150ユーロくらいはするんですが、パリでこの条件ならオンの字じゃないでしょうか。実はかなりオススメのホテルです。もちろんほかにもこのクラスでパリのいいホテル、というのはあると思います。ご存知の方、ご一報を。

「プラダを着た悪魔」を観る

いや、私ではありません。今年75歳になる私の大学時代の恩師です(笑い)。


先日、年末のご挨拶で少々品をお送りしたのですが、丁寧にお電話をいただきました。先生は留守番電話がお嫌いで、メッセージを残すことはないので、そうならないように早めに帰宅したのが正解でした。先生によると「今様に馴染めないので」とのことですが・・・・。


先生も退官して10年以上たち、好々爺、という言葉がだんだん似合ってきたようにも感じますが、昔は本当に怖かった。自分がダメ学生だったのもあるでしょうが、本当に厳しくて威厳の塊のようでした。先生は論文会のあとなど、ひとしきりガンガン学生の理解の甘さや不足を叱責したのち、一応「べつに君だけダメ、というわけで言っているわけではないんだよ!毎年毎年、みんなに言っているんだから、気にするなよ!」と(怒りながら)フォローを入れてくれるのですが、あの調子で今の学生に対応したら、かなりの確率で「アカハラ」と訴えられそうです(笑い)。あの調子で自分が学生にやったら泣かれるか訴えられるか、でしょうね。(まぁ実際泣いてしまった学生も複数名いますが(汗)、一般にはうちの学生には「仏」と思われているようです。)もっとも当時の自分らはこれが当然、と思っていたわけですが・・・・(苦笑)。


その先生は大の甘党で、そういうこともあってご挨拶に伺うとき、お送りするときは必ず和菓子と決めています。お酒もお好きですが、体が丈夫でないので控えておられるようです。今年は京都の有名な和菓子屋に行き、そこで吟味して決めました。先生も喜んでいただけたかな・・・?


毎年1回か2回、お電話でお話ししますが、その中で先生が映画好き、というのもなんとなく知っていました。「体がしんどいのでしばらく映画館にも行かなかったんだが、久しぶりに行ってみたんだよ」とおっしゃるので、「何をご覧になったんですか?」と訪ねると、「「プラダを着た悪魔」というやつだよ~。なかなかファッションにあふれていて面白かったよ。」と75歳のおじいさんにしては驚くようなモダンな選択!原題は「悪魔がプラダを着る」となっていることなどいろいろお話を伺いました。ちょうど来月のアメリカ出張の機中でやっているようですから、先生のことを思い出しながら見てみようかな。

演奏会のプログラミング

昔も書きましたが、演奏会のプログラミングって結構難しいと思います。実は自分は結構プログラムに拘るほうで・・・(苦笑)。以前はあんまりどうでもいい、という感じだったのですが年々気になってしまっています。


その観点からすると


モーツァルト オーボエ協奏曲

ブラームス 交響曲第1番


はおとなしめで、ちょっと無難すぎるプログラムかなぁ(爆笑)。あとちょっと短いな。前プロには何がいいですかね・・・?さらに無難な名曲プロにするなら


ベートーヴェン レオノーレ序曲第3番


くらいか。ドイツもので統一!ないしはウィーンつながりで


J.シュトラウス 「こうもり」序曲


なんか綺麗かも。あ、こっちのほうがいいですね。決定!第2回の演奏会はこれで決定!(何の話なんでしょうね、笑い)