イラハイ イラハイ……読み下しても逆上がりしても俳句になる「俳句の曲乗り」を披露申しそろ。代は見てのお帰り……
ふーーこ
福沸/幸佳き日九分/夜更けの子 (新年)
ふくわかし さちよきひくぶ よふけのこ
この今日よ/福引予知さ/詞が湧く譜 (新年)
季語:福沸・福引・新年。
福沸(ふくわかし):元旦に若水を汲んで沸かすこと。
福沸かしそして福入り雑煮と、つつがなく過ごしたのもそこまで。「めでたさもどっこいどっこいなりおらが春」だね。というのも夜更けさふけまでは良かったさ。深夜に子どもがよ……
今日という今日、予知能力つまりソノ…勘ッテモノがきくオイラ福引が大吉先生の春の日よ。作詞作曲のほうもとんとん拍子で進むし…
オモテウラ、偶然、季が一致しました。しかも「新年」。こりゃ、目出度い。一年に二度目の春じゃ…昼寝をするか、はて?ウラの畑でポチが鳴く…三度目?
すこしグチを。まあ聞いてください。俳壇は回文俳句を認めてくれません。匝文に至っては孤軍奮闘です。これはれっきとした俳ハラじゃないでしょうか。
け——ふ
蓋し書肆/匝詩取り出し/秘策てふ (雑)
けだししよし そうしとりだし ひさくてふ
筆楔/したりと愁訴/所思したげ (雑)
蓋し(けだし):①確かに。恐らく。②ひょっとして。もしかして。
匝詩(そうし):匝文俳句(転文俳句・メビウス俳句)のこと。匝線(そうせん)は、帀(そう)(めぐ)る線。渦巻。
筆楔(ふでくさび):書くことでくさびを打ち込むこと。
したり:【感動詞】動詞「す」の連用形に助動詞の「たり」の付いた語。①驚きや意外な気持ちを表す。
愁訴(しゅうそ):同情されたい愁いを帯びていること。
所思(しょし):こうしようと心で思っていること。
げ:【接尾語「気」】。体言などいろいろなものに付いて、形容動詞の語幹または名詞をつくる。様子・感じ・気配の意。「悲しげ」「ありげ」など。
どうかすると本屋さんは、奥の手、とメビウス俳句をすすめてくるんじゃないかな。
グサリときたね。まいった。さて反論、弱った。どう言い返したものか。
俳壇で認めてもらえないので、転向。現代詩はフトコロ広そうです。拾ってくれるかも…
け——ふ
蓋し書肆/匝詩取り出し/秘策てふ (雑)
けだししよし そうしとりだし ひさくてふ
筆楔/したりと愁訴/所思したげ (雑)
蓋し(けだし):①確かに。恐らく。②ひょっとして。もしかして。
匝詩(そうし):匝文俳句(転文俳句・メビウス俳句)のこと。匝線(そうせん)は、帀(そう)(めぐ)る線。渦巻。
筆楔(ふでくさび):書くことでくさびを打ち込むこと。
したり:【感動詞】動詞「す」の連用形に助動詞の「たり」の付いた語。①驚きや意外な気持ちを表す。
愁訴(しゅうそ):同情されたい愁いを帯びていること。
所思(しょし):こうしようと心で思っていること。
げ:【接尾語「気」】。体言などいろいろなものに付いて、形容動詞の語幹または名詞をつくる。様子・感じ・気配の意。「悲しげ」「ありげ」など。
どうかすると本屋さんは、奥の手、とメビウス俳句をすすめてくるんじゃないかな。
グサリときたね。まいった。さて反論、弱った。どう言い返したものか。
俳壇で認めてもらえないので、転向。現代詩はフトコロ広そうです。拾ってくれるかも…
ニンゲンって浮気性なんですかね。ベランダから満開のサクラが見えるのにっわざわざバスに乗って遠くの櫻を見に行くんですよ。え? 飽きっぽい? はいはい、このウラワザもう終りにちかいです。今日は三冬を抜けて初春です。
ま——け
的が立つ/妙気にマスク/飛んでいけ (三冬)
まとがたつ めうきにますく とんでいけ
刑典と/屈す魔に花黄梅(きうめ)/蔦が土間 (初春)
季語:マスク・三冬。迎春花(黄梅)・初春
的が立つ(まとがたつ):罰が当たること。
妙気(みょうき):へんな匂い。
刑典(けいてん):刑罰の法典。「
屈す(くす):屈服する。
無精したバチが当たったのかマスクに口中の嫌なにおいが籠っている。臭いの臭いの飛んでけ~
魔性のものが、法典と黄梅の香気に負けて蔦の這った土間に平伏した。
どうも「木に竹」ですねえ。出直します。
丸太曳/妙気にまづく/飛んでいけ (晩冬)
まるたひき めうきにまづく とんでいけ
経典と/愚図魔に花黄梅/忌避達磨 (初春)
季語:丸太曳。丸太出・晩冬。黄梅の花(迎春花)・初春。
丸太曳(まるたひき):伐採した材木を筏に組んで木場まで流すために、山の急斜面を滑落させるなどして運ぶこと。
経典(けいてん):仏教を除く宗教や聖人・賢人の教えを書いたもの。
達磨(だるま):禅宗の聖人。座禅で修行した。ずんぐりした体型と髭ずらで親しまれている。
勇壮な木おろしの時期がやって来た。待ちに待ったチャンス到来。それなのにチト腹が痛い。痛いの痛いのとんでいけ~
御教えの書物と暗愚な坊主に黄色の梅の花が。達磨禅師は一切無視して座禅三昧。
トポロジーループ遊びもかなりアキが来ました。毎日回文俳句一句作って一年間分まとめて本にした『回文俳句日記/回転角360度+5日』でやめておけばよかった。
わざわざバスに乗って花見に出かけたのはウチの家内です。予報では一日中雨で、当日は激しい降りようで、諦めるかと思ったらキャンセルしないでお出かけ…。日頃の心掛けが悪いのだよと嘯いていたらバスの中から嬉しそうな声で℡。なんと大雪だった…そりゃ、俺も見たかった。
帰宅して、どうだった?「雪に桜」は…?
バスの中で観た大雪は雨になっていた…
当日は4月1日。空模様もウソをつくんだねえ、でチョン。
お疲れ~…
ま——け
的が立つ/妙気にマスク/飛んでいけ (三冬)
まとがたつ めうきにますく とんでいけ
刑典と/屈す魔に花黄梅(きうめ)/蔦が土間 (初春)
季語:マスク・三冬。迎春花(黄梅)・初春
的が立つ(まとがたつ):罰が当たること。
妙気(みょうき):へんな匂い。
刑典(けいてん):刑罰の法典。「
屈す(くす):屈服する。
無精したバチが当たったのかマスクに口中の嫌なにおいが籠っている。臭いの臭いの飛んでけ~
魔性のものが、法典と黄梅の香気に負けて蔦の這った土間に平伏した。
どうも「木に竹」ですねえ。出直します。
丸太曳/妙気にまづく/飛んでいけ (晩冬)
まるたひき めうきにまづく とんでいけ
経典と/愚図魔に花黄梅/忌避達磨 (初春)
季語:丸太曳。丸太出・晩冬。黄梅の花(迎春花)・初春。
丸太曳(まるたひき):伐採した材木を筏に組んで木場まで流すために、山の急斜面を滑落させるなどして運ぶこと。
経典(けいてん):仏教を除く宗教や聖人・賢人の教えを書いたもの。
達磨(だるま):禅宗の聖人。座禅で修行した。ずんぐりした体型と髭ずらで親しまれている。
勇壮な木おろしの時期がやって来た。待ちに待ったチャンス到来。それなのにチト腹が痛い。痛いの痛いのとんでいけ~
御教えの書物と暗愚な坊主に黄色の梅の花が。達磨禅師は一切無視して座禅三昧。
トポロジーループ遊びもかなりアキが来ました。毎日回文俳句一句作って一年間分まとめて本にした『回文俳句日記/回転角360度+5日』でやめておけばよかった。
わざわざバスに乗って花見に出かけたのはウチの家内です。予報では一日中雨で、当日は激しい降りようで、諦めるかと思ったらキャンセルしないでお出かけ…。日頃の心掛けが悪いのだよと嘯いていたらバスの中から嬉しそうな声で℡。なんと大雪だった…そりゃ、俺も見たかった。
帰宅して、どうだった?「雪に桜」は…?
バスの中で観た大雪は雨になっていた…
当日は4月1日。空模様もウソをつくんだねえ、でチョン。
お疲れ~…