ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。














こんにちは!







エッセイ」と「ハイ惹句(はい!ジャック)」が主な記事です。



「ハイ惹句」は世相の断片を拾いました。




変わった連句も、そのうちご紹介することになるでしょう。





いま、テーマは7つで、



   ブログ (一般的なはなし)






   喃語何語難語 (コトバの遊び)




   多羅葉脈    (エッセイ)




   ザクス文庫   (長編小説)




   政圏万歩計   (政治談義)




   映像詩      (動画と詩の融合)




   紅龍節理     (中国内外のこと)




です。

それぞれのフレームで創造の芽を育ててゆきます。


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仮名48字を必ず一回だけ使って詩を作っています。いろは歌がお手本です。昔からあるコトバアソビです。
文語文になりますが、外国語を取り入れたりカタカナを使ってみたり補助記号を駆使したりと、新しさを出すために工夫しています。
ご覧ください。




45
櫻天使     

一天を櫻に紛れ降りるもの   茉莉亜まり先生原句

星 櫓舟綰(わ)げた所為
得(う) 茶事 あえか指
娘 花笑み そへぬよ
 

ほし ろふねわげたせゐ
う ちゃごと あえかゆび
むすめ はなゑみ そへぬよ


綰げ(わげ):たわめ曲げる。わがねる。
茶事(ちゃごと):①お茶を飲む寄り合い。②祖先の忌日のお招き。③法事のあとの酒盛り。
花笑み(はなえみ):①花が咲くこと。②女人の微笑みの例え。
あえか:美しくてかよわげなさま。はかなげ。

川柳の時実新子の後継作家茉莉亜まり先生から短冊を頂きました。
《満天の櫻に紛れ降りるもの》という先生の句と落款のある素晴らしい栞でした。ままでは文字にカブリ(「ン」)があるので、鷹六行詩 仕様に作り替えたものです。原句の「満天」を「一天」にしましたが、意味は同じです。一天(いってん):①「空」を強めていう語。空全体。②全世界。天下全体。
茉莉亜まり先生の原句の解釈:太虚(蒼穹のこと)の住人が碧羅(空色のうすぎぬ)をいっせいに桜色のものに着換えている碧落芬々の季節なのだなあ。

桜吹雪にまぎれた物語…
月の舟がちょっと揉めたので験(げん)直しにお茶会が…
櫻天女が微笑みながら華奢なゆびで一献…



現代詩は近代詩とは違うのだ、という風潮は、心理描写の科学的解析の進歩により高まり、新しい宝さがしの高潮は伝統的定型詩に及んでいます。
俳諧の雑(ぞう)の句が連句で重要視される流れから、自然を詠む俳句とヒトを詠む川柳の役割分担が、感性詩としての俳句と理性詩としての川柳にそれぞれ生き残りを図り脱皮する形で進化していると思われます。

「ん」について。
コトバにならない返事の一つに「ん。」があります。言葉に直すときは「うん。」というふうに「う」を頭に付けます。鼻から空気を出してもそれは「音のもと」であって「声」ではないのです。声には文字があてがわれますが息には文字が付けられません。半音として昔、ニホンゴには無かった(文字が無かった)名残りです。

朝晩が涼しいので助かります。でももうこれで夏はおわりでしょうかね。

いよいよ最後の急坂です。イロハを一回だけ必ず遣った詩にするこのあそびも、イロハにあやかり48題でおしまいです。余熱冷めやらぬアソビに……いやいや、あそびは楽しむものであって、苦しむものではありませんとおっしゃるのですね。確かに潮時です。店じまいとしましょう。もう少々のお付き合いを桟敷みぎひだりのお客さま、ず~いと…


44
風流らくがき    

教科書に 悪戯(いたづら)がき 
ボールペン手塗り  
それも セピア
和む江戸画は  
お茶屋(ちゃ)《須磨居》 
櫓舟 夢見の長(をさ)


けうくわしよ に いたづらがき
ぼーるぺん てぬり
それも せぴあ
なごむ えどゑ は
おちゃ 〈すまゐ〉
ろぶね ゆめみのをさ


修身の教科書に落書きが……
怪しからんことだ、が、なかなかウマイ。
セピア色のボールペンが凝っている。
江戸情緒たっぷりのお茶処「須磨居」の持ち舟の艫(とも)に船頭がただひとり、ぬうと立っている図柄だ。

パソコンが暑さでダウンしました。ニンゲンはアイスを食べてしのぐけど、パソコンはお昼寝もできないのですものね。生成AIも鉄の鎧が恨めしいでしょうね。。。 
 
歯が浮く梅干しの言いようがない味。かたい種を克ち割って中身の完全な美と不思議な未知の未来の味。こどもにとって最も身近にありながら最も遠い最も小さい宇宙でした。
理工系のニンゲンにとって神とは謎のことです。こどもはそのまま理工系ですから、梅干しは神にほかならないのでした。

43
梅干し    

梅干しの種 神宿る
割(わり)て在(ゐま)す それを食(は)む

お生憎(あいにく)さん
声も木綿(ゆふ)
ぜひ吝(けち)貫(つらぬ)き 舌(ベロ)萎(な)えよ


うめぼしのたね かみやどる
わりてゐます それをはむ

おあいにくさん
こゑもゆふ
ぜひ けち つらぬき べろ なえよ


在す(います):「ある」「いる」の尊敬語。おありになる。いらっしゃる。
木綿(ゆう):楮(こうぞ)の皮を剥いで繊維を糸にしたもの。幣(ぬさ)に用いる。神事に榊にかけて垂らす。木綿(もめん)と読むと綿糸の織物。綿布。粗末な着物。


梅干しの種の実は神々しい味でいつも、まるで「神」を食べているような有難い気持ちになる。
「お生憎さん!」なんと、神の声。———ドケチな生活に甘んじて「神をしゃぶる」などという不敬千万な舌(ベロ)など萎えてしまえ———

暑いです。涼しくなってからいらっしゃい、といわれました。歯医者さんの急な階段を手すりにぶら下がりながらやっと降りきって、見上げながらアリガトウとつぶやきました。救急車を呼ぶ仕儀になっても困ると思われたのかもしれませんが……