Windows Insider ProgramのCANARYチャンネルが、Build.26090にUPDATEされました。

さうしたら、再び、OASYSの印刷設定関連で「資源不足」が出てNGとなる現象が出ました。

今回は、印刷自体は出来ます。設定が出来ないだけですので、まだ被害は小さいかと。

で、対処方法は、前回と同様、関連する実行ファイル(OASYSE.EXE等)の互換性を、以前のWINDOWSにしてやれば動きます(当方、WINDOWS8互換でテスト)。

エラーがMSに送信されてるみたいなので、対処してくれる可能性はありますが、一々こんなことをするのは面倒臭いので、WINDOWS8互換設定でFIXしておいても良いかと思ひます。

 

WINDOWSのWINDOWS INSIDER PREVIEW(CANARY)の二つの直近のBUILD-26016,26020-で、OASYSの印刷が出来ないといふ報告をしました。

またその解決方法として、印刷モジュールであるoasysp.exeを、WINDOWS8互換モードで動かせば印刷が出来る、との報告もしました。

 

今日、Build.26040がリリースされましたので、早速UPDATEをし、テストをしたところ、嬉しや、OASYSで印刷が出来るやうになつてゐました。

MSが公開した26040のリリースノートに、こんな記載が見られます。

 

  Fixed a high hitting print spooler crash in the last 2 builds.

  「過去 2 つのビルドで発生した大規模なプリント スプーラー クラッシュを修正しました。」

 

直接的にOASYSのことに言及してゐるわけではありませんが、恐らく、この修正によつて、OASYSの印刷が復活したものと思はれます(ACROBATの挙動も不審なところがあつた)。

無駄とは思はず、コツコツと、不具合をフィードバックする必要性を、改めて痛感しました。

 

昔々、OASYSの不具合を色々と富士通に報告してゐたことを、思ひ出してしまひました。

 

【武井】

 

【補足】

本日(2/9)、INSIDER PREVIEWがUPDATEされ、CANARY版とDEV版が半ば統合され、Build.26052となりました。

そして、両方とも、「24H2」と位置付けられてます。

OASYSの印刷は、問題ありません。

なので、この秋の大規模エンハンスや、ひよつとすると、WINDOWS12でも、OASYSが生き延びられる可能性が高まりました。

なほ、CANARY版の不安定さが甚だしいので、DEV版に戻しました。

 

何回かこのブログで報告して来ましたが、わたくし、WINDOWS INSIDER PREVIEWのテスタを何年か勤めて来てゐます。

現在は、最も「アブナい」CANARY版のテストをしてゐて、感覚的にいふと、来年か再来年にリリースされる版のテストをしてゐる感じです。

で、最新のBUILD-26016-で運用してゐたところ、OASYSの印刷が出来なくなつてゐることに気づきました。

印刷は終了するのですが、プリンタにDATAが行かず、その手前でエラーとなつてゐるやうです。

OASYSで印刷が出来ないのは致命的です……

とりあへず、MSにはフィードバックしましたが、暗澹たる思ひを禁じ得ず。

ディスプレードライバを古いのに戻したり、OASYSを再インストールしたりしても、駄目。

万事休すかな、と諦めかけたのですが、印刷プログラム本体である、oasysp.exeを、WINDOWS8互換モードで動かしてみたところ、無事復活!

MS側の修正はまあ期待出来ませんから、ともかくも我々サイドの工夫で何とかなりさうだ、といふことが分かりました。

MS側の対応(あるいは非対応)については、今後、レポート致します。

 

◆追補①(2024-01-04)

新年になつて、Build.26020が公開されましたので、インストールしてみました。

印刷出来ない、WINDOWS8互換モードで対応可能、これらの点は変はりありません。

MSにレポートは送りましたが、何だか期待薄です。

WINDOWS11 23H2 への UPDATE が始まりました。

そこで、力業でWINDOWS11をインストールした、親指PCを、 RUFUS を使つて 23H2 にUPDATE しつつあります。

その一号機として、 LIFEBOOK E780/A に適用してみました。

12年選手なのでどうかな、と思ひましたが、無事成功。親指もドライバ類もOKです。OASYSも大丈夫。

まだまだ暫くは使へさうです!

 

少し前から何だか変だなと思ふことがあり、気にしてゐたのですが、やつと少しだけ事情を整理することが出来ましたので、報告しておきます。
やや特殊な環境で起きる不具合なので、大半のユーザーには無縁のことだとは思ひますが……

拙宅では、NAS(Network Attached Storage)に文書を置いて、色々なPCからアクセスして編集する環境にして来ました。この形にして、もう10年程はたつと思ひます。
ここ数ヶ月、文書バーに表示される履歴の文書をクリックしても、当該文書はありません云々のエラーが出て、開けないやうになつてしまひました。普通に、ファイル→開く、とすれば開けますが、次回、文書バーに表示される履歴文書をクリックすると、前記のやうに、エラーとなつてしまひます。
文書形式は『OA3』なのですが、これが、旧形式の『FMT』として、履歴に残つてゐて、そのために、「当該文書はない」といふことになつてしまつてゐるやうです。

ただしややこしいことに、同じやうに開いても、OA3として履歴に残る文書もあり、甚だ困惑します。
あくまでも感覚的なことですが、どうも、古い文書(もともとはOA2形式だつたのを、OA3で保存し直した?)がNGのやうな感じがします。ただ新規作成文書でも起きることはあり、このあたりが?です……

また、この不具合は、ローカルドライブ上の文書では起きません。NAS上でのみ起きるやうです。

NASで文書を運用されてゐる方は僅少かと思ひますが、一応ご報告しておきます。

【武井】
 

補足的報告です。

 

その後、2台ほど、親指LIFEBOOKを、WINDOWS11に無理やりUPDATEしてみました。

1台は、TPM(セキュリティチップ)が2.0だつたもの。こちらはMICROSOFT半ば公認のやり方で、UPDADEしました。

事前にレジストリを修正し、ISOファイルをダウンロードしてUPDATEするやり方です。

もう1台は、今になつて気付いたのですが、そもそも、TPM(セキュリティチップ)が入つてゐないものでした。

どうも、少し前までのLIFEBOOKには、セキュリティチップ・あり/なし、二つのタイプがあつたやうです。

で、こちらの方は、RUFUSをつかつてUPDATEしました。問題ありません。

 

両機種とも、親指・OASYS、OKです。WINDOWS UPDATEも適用出来ましたので、暫くは使へさうです。

 

【武井】

◆訂正(2023-6-11)

セキュリティチップの件で誤りがありました。

内蔵されてゐないと思ひ込んでしまつてゐましたが、BIOSの設定でOFFにしてありました。

ONにしたところ、TPM1.2となり、MSが『最低これだけは』と指示してゐる所にまではなりました。

 

 

親指LIFEBOOKで、WINDOWS11に対応してゐるのは、多分、2機種程度ではないかと思ひます。

つまり、大半の機種がWINDOWS11非対応なのですね。

それでもWINDOWS10は動いてゐるはずなので、現状では問題ありませんが、MSがWINDOWS10をいつまで正式にサポートしてくれるか、未知数とといふ他ありません。

そこで、以下の環境(なに一つWINDOWS11の『UPDATE条件』には不適合ですが……)で、無理やりにWINDOWS11にUPDATEしてみました。

 

【環境】

  E780/A(2010・5発売)※もともとのOSは、WINDOWS7(!)

  メモリ:8GB(最大限) ドライブ:SSDに換装済

  WINDOWS10からUPDATE

【UPDATEの方法】

  RUFUSを使用(下記動画参照)

 

 

 親指、JAPANIST10、2003、OASYS10、いづれもOKです(OASYSはひと手間が必要ですが)。

 

何せ13年前のハードですから、動きはやや緩慢ですが、十分に使へます。

 

【武井】

 

《追記①》

更新プログラムも適用出来ましたので、安心して暫くは使用出来ます。

 

《追記②》

MS自身も、非推奨ながら、要件を満たしてゐないPCへのWINDOWS11アップデートの方法を公開してゐます。

 

 

 

 

あまり喧伝はされてゐませんが、2022年8月から、WINDOWS11上で、「Windows Subsystem for Android(WSA)」を動かすと、ANDROIDのアプリが動作するやうになりました。

ただ、WSA上では、「GOOGLE PLAYストア」が使へず、「Amazon Appstore」が代替として利用できるものの、DL出来るアプリが決定的に少なく、現時点では、GAME専用と見るのならばさておき、それ以外の一般的な利用には不向きで、「お試し版」といふ位置付けに落ち着くやうです。

けれども、このWSA上で、JAPANIST10も、JAPANIST2003も、そして親指も、キチンと動くのです。これはなかなかに痛快事です!

なほ、余計な情報かもしれませんが……

「GOOGLE PLAYストア」が使へず」と書きましたが、「AURORA STORE」なるアプリが、その代替となり、ほぼ全てのアプリをインストールすることが出来るやうになります。

一部利用できないアプリ(銀行系など)はあるものの、有名どころはOKみたいです。

 

最近、必要に迫られてWORDで文書を作成することが、ままあります。

そこで、色々と操作法を調べてゐて、一つ、OASYSの(自分にとつての)新機能を発見しましたので、ご報告しておきます。

 

いままで、WORDである文字列をコピーし、OASYS側に貼りつける(CTRL+V)と、WORDの画面をひきずつたやうな、テキストボックスみたいなものになつてしまひ、七面倒くさい方法をとつて、しのいで来ました(具体的には、一旦、秀丸に貼り付け、生成されたテキストをコピーして、OASYSに貼りつける)。

で、WORDでの操作法を色々と調べてみると、CTRL+SHIFT+V、で貼りつけると、テキストだけが貼り付けられることが分かりました。例へば、WEBの文字列をWORDに貼りつける時など、この機能は至便です。

そこで、「OASYSにもこの機能あるのかしらん」と思ひ、トライしてみると、これが……あつたのです。

「ユニコード」または「テキスト」を選択してやると、プレーンテキストとして、OASYSに貼りつけることが出来ます。

いやあ~、この機能、少なくとも10年以上、気がついてゐませんでした。

OASYS開発の皆さん、本当に済みません。全くの蒙昧でした。

 

【武井】

 

《追記》

書けば書くほど恥をさらしてるみたいですが、CTRL+SHIFT+V、プルダウンメニューにちやあんと用意されてました……

「形式を選択して貼り付け」です。

もしかすると、うんとうんと昔のバージョンから、この機能、あつたやうです。

 

 

 

 

 

かつて、OASYS文書の変換ツール(WORD文書として保存、等)として、アンテナハウス社の『リッチテキストコンバーター』といふアプリがあり、随分と頻用してゐたものです。

ところが、このアプリがWINDOWS10でうまく動かなくなり(稀に動くことがある)、WINDOWS11では全滅状態になつてしまひました。

また、そもそも、OASYSがどこまで『動く』のか、やや心配です。

最近、『リッチテキストコンバーター』から、FD文書アクセス機能を除いたやうな製品である『自在眼』といふアプリが、同社より販売されてゐることを知り、比較的安く(6000円余り)入手出来たので、今日から使ひ始めてゐます。

WINDOWS11の最新DEV版(Build.25276)でもキチンと動作します。

VIEWERとしてまづ起動され、保存する時に、各種アプリの形に変換することが出来ます。

【武井】