昨日の「○○式 Naming Test」は実は人権教育の導入教材でした。
命名行動に心理学的知見を得るためとか、漢字2字の名前を考えてくれとかは、真の狙いから学生たちの意識を遠ざけるためのしかけです。
もちろん、私は朝日新聞やあくび光やNHKの某解説委員とかとは違いますから、すぐにさっきの説明はウソで、本当は本日の授業の資料とするものですよと伝えましたけど。
ねらいは、この質問紙の性別の欄にどのように記入するかです。
結果です。
当日はインフルエンザで欠席が多かったのですが、出席者49人(男子学生2人)の結果です。
学生は意識するしないにかかわらず、オーナーシェフ・社長みたいな強い立場=男性、新入社員みたいな弱い立場=女性のポジションをイメージしていると言えると思います。
以前「障害と笑い」の学生の感想文を紹介しましたが、これも「障害者が社会で暮らすには?」をテーマにした授業の一部です。世の中には障害児者の人権を含む様々な人権問題(※)があり、その紹介授業の冒頭部です。人権問題は他人事ではないと思ってもらうために、身近な例を体験してもらいました。
「あなたは女性差別意識がある。あなた無い」とかではなく、集団全体としてこういう役割意識があるのではないかという事です。
のめしこきは小学校では家庭科を習いましたが、中学では技術科のみを習いました(古いなぁ)。国はしばらく前から中学校の家庭科・技術科を共修としています。そういう社会にしたいと考えているのですね。
※ 「人権」という言葉は過度に政治的に利用されやすいので注意が必要です。
韓国の慰安婦・「徴用工」のお話はまさにこれです。「人権」という言葉でくるめば反論しにくいだろうと。また、かなり怪しい人権擁護団体もありますから、注意が必要です。死刑廃止など人権を重んじているはずの朝日新聞社(の100%出資子会社)が発行する週刊朝日の事件などもありますからね。