「ユーレカ・エヴリカ」の有るヤツ、無いヤツ!「二十世紀電氣目録」 | レールは、こころをつなぐ道。

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日本の旅は、列車です。(JR-G 2004)

7月から 「二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-」のアニメのテレビ放送が始まりました
 
昨年秋のテレビ放送決定時の当ブログ記事
 
タイトルに「ユーレカ・エヴリカ」が追加され 、以前当ブログで紹介した原作の明治時代の京都・滋賀が舞台の小説とは別物となり、テレビアニメの『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』ではパラレルワールドの日本での物語が展開されていきます
 
第壹話「電氣少年」|だいたい2分でわかる『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』目録ダイジェスト

 

 

2018年10月アニメ化決定の頃、原作本を読み明治時代の京都や伏見・京都電気鉄道が登場するものと思っていましたが…

 

時は過ぎ…

2021年8月このようなCMアニメが発表され

勝手に、いよいよ本格作業開始かと思いきや

 

 2025年秋 冒頭に掲載した放送決定告知で方向が大きく違った物語になっている事が分かりました

 

今月の放送開始に合わせ原作者結城弘さんが解説noteを書いています (毎週1回 noteに投稿予定)

本編のネタバレは含みませんので、お好きなタイミングでお楽しみください!とあります

 

第1回「電氣目録が生まれたきっかけ」

 

結城さんは2023年からライターとして、主に地元滋賀の文化やスポットなどを紹介する記事を発信中

 

ここからは…

  二十世紀電氣目録の京都電気鉄道車両

 

原作本の京都駅前を走る京都電気鉄道車両画像を考察
この後期型車両は前照灯と屋根支柱なし、1本ポール
 
日本最初の電鉄会社 京都電気鉄道には前期型と後期型が有った
側面窓が9枚の後期型車両は開業15年を過ぎ、電車が市民に認知され、京都市も間もなく市電事業(広軌)に参入すると言う1910(明治43)年頃から製造された長尺の車両で、後に京都市電に買収され狭軌1形(N電)と呼ばれた

 

後期型は前後の屋根の角に支柱が有り、前面中央に前照灯が有るのが主流↑だが無い車両も実在した ↓「第7号」
※京都府立京都学・歴彩館『京の記憶アーカイブ』より
 
また屋根上の集電用ポールが1本で電気をレールへ流していた架空単線式は、京電研究のオーソリティー大西友三郎氏が「京電が走り始めた直後の明治28(1895)年7月22日、市内線に関しては架空単線式は許可しないという決定があり、明治40(1907)年になって複線式に変更している」と述べているので明治43(1910)年頃から製造され始めた後期型車両は、伏見線・稲荷線を除き2本ポールへ対応し始めていたとは思われるが↑画像は北野線の車両だが1本ポール
 
大正初期ころ堀川丸太町で交差する2本ポールの電車
→京都電気鉄道堀川線後期型 ↙京都市電丸太町線広軌1形
 
 
なお平安神宮の重要文化財の旧北野線2号電車では前後にポールが1本ずつ有るがこれは終点でポールを回さず前後のポールの架け替えで対応していたためで上記の2本ポールではない ↓
 
当時は仕様が確定していなかったのか、窓の数が異なる車両や
前期型は屋根の支柱は無いのが主流だが支柱有りも存在した
まだ前後の救助網が設置されていない開業直後の1895(明治28)年前半の写真↓「第21号」
 

ちなみに伏見チンチン電車の会のロゴマークは上画像同様の救助網なし、支柱有りです

 

京都電気鉄道の架空複線式(2本ポール)については