二十世紀電氣目録 | レールは、こころをつなぐ道。

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日本の旅は、列車です。(JR-G 2004)

2018年に紹介した京都アニメーション制作の「二十世紀電氣目録」のアニメ化がようやく完成し2026年放送開始です

 

2018年のアニメ化記事では京都電気鉄道の電車が表紙

 

2018年 二十世紀電氣目録 CM15秒Ver

 

2018年 二十世紀電氣目録 CM30秒Ver


2021年の京都アニメーションCM「明治編」にも京都電気鉄道の車両が登場していた

 

これらの画像に登場する9枚窓の車両は開業15年を過ぎ、電車が市民に認知され、京都市も間もなく市電事業に参入すると言う1910年頃から製造された後期型車両

その後期型車両にも動画の様に前照灯の無い車両は存在した

この車両には運転席左右隅の天井を支える柱もない

※京都府立京都学・歴彩館『京の記憶アーカイブ』より

 

では初期型車両に前照灯は無かったのか?
京都電気鉄道研究のオーソリティー大西友三郎氏によると、1895(明治28)年開業時の状況と車両について、「当初は6時~18時運転で6月から夜間運転を開始」、「前照灯(当時遠見灯ともいう)をつけた電車の写真が残っていないので、多分夜間にのみ装着したのであろうが、何処につけたか不明である。」、「1899(明治32)年には市内線の電車の前照灯はパラボリックフレクトル式(電球の後ろ側に反射鏡がついたもの)に変更された。」、「これで夜間の照明は良くなり、運転の危険が少なくなったと報告されている。」と記している。
この記述から開業4年目で明るい前照灯に変更しているので早い時期から前照灯は使用していた様だがその詳細は不明。 
また室内灯に関しては「車内に五個の電球が備えられた。鉄道車両の照明として電灯が使用されたのは、京電が最初で、当時の客車では石油ランプ照明であった。」とも記している。

 

京都電気鉄道市内線は架線を1907年頃から複線架空式に変更していたので、動画の様にポールが1本なのは伏見線・稲荷線か?

↓※伏見線・稲荷線は買収後に広軌化と複線架空式化された

 

 

「二十世紀電氣目録 いつだって人は恋をする」は時を経て

ついに2026年 放送開始!

 「二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-」 PV第1弾

動画には京都電気鉄道車両画像は登場しませんが…

 

 「二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-」 公式サイト

 

 

 

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