《書評》相良敦子『モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる…』これは解説の形を取った実践書です | 母親ひとり親の医療の学校の受験・修学手助けします

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モンテッソーリ教育は実績から、最近最も注目をあびている幼児教育法です。

そして、幼児教育といっても才能教育や早期教育とは全くちがったものです。

 

面白いです。興味深いです。モンテッソーリ教育の解説書はたくさんあるようですが、これは解説の形を取った実践書だと言えます。

わたしが面白いと思ったのは、わたしの考えと深く重なっていると考えたからです。

 

わたしはオトナを相手にしています。

しかし、幼児の訓練の中にオトナの訓練と共通するものを見つけました

 

モンテッソーリの考え方の基本にあるのは、徹底したこどもの行動の分析です。

その上でどの時期にどのような対応が必要か、可能かを、実行できる形で示してます。

 

この考え方はわたしの「訓練主義」と共通するものです。

わたしの「訓練主義」は別の場をもうけて説明します。

 

ここでは相良さんの紹介を通じて「モンテッソーリ教育」について短く話します。

以下は相良さんの説明に対してのわたしの理解

 

モンテッソーリ教育とは敏感期の理論です。

「敏感期」つてなんですか?

すべての生物にある幼少期固有の特別の生命力は、人間の意志を超えてすでに最初から与えられています。

時期が来ると現われる(=敏感期)その生命力に着目し、教育に利用することを始めたのがモンテッソーリです。

 

「敏感期」のエネルギーを利用するためには、「なん歳のときは、どんな敏感期にいるか」を科学的な根拠にもとづいて知っておくことが必要です。

そして、子どもは「どうすればいいか?」を本当に知りたがっていること、「どう動けばよいか?」を学びたいと心の底で強く望んでいることに、モンテッソーリは目をとめたのです。

そのおのおのの敏感期に、子どもができるようになる教え方をすることで、子どもは「自律と自立」向かう。

「自律」も「自立」も、命令や励ましで育つのではなく、心身の必要が満たされたときに、内面からあらわれてくるものだとモンテッソーリは考えるからです。(何となくシュタイナー教育との共通点を感じます わたしの感想)

 

しかも、親が「この子の敏感期をとり逃がした」と思っても、決して終わりではありません。

親は「幼児期の敏感期は逃したとしても、今の敏感期は絶対に大切にしてあげよう」という思いを強くもち、「今、この子は、どんな敏感期にいるのだろう?」と意識して子どもを見守ることができます。

彼女は人間の脳は、死ぬまで訓練によって変えることができる。脳は何歳の時であっても環境によって、また訓練によって変える可能性をもっていると考えます。だから、親自身も「子育ての敏感期(よく気づくことができる時期)」をもっていると考えます。