《学びの紹介》『シュタイナー教育』 芸術となった教育で、個性はとらわれのない自由を獲得できる | 母親ひとり親の医療の学校の受験・修学手助けします

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シュタイナーは知的な経路を通じた学習は教育のほんの一部に過ぎないと考え、感情や意志に働きかける総合芸術としての教育を構想していきました。

 

芸術となった教育により、すべての子どもに共通する心身の発達プロセスを適切に整え、

その上でひとりひとりのまったく異なる個性をそのプロセスの中に調和的に導き入れる

そのようなプロセスを通して、個性はとらわれのない自由を獲得できると考えたのです。

 

ルドルフ・シュタイナーは学校創設アドバイザーを引き受ける際に、すべての子どもに開かれた学校にすることを条件にしました。

 

また、個々の教員の自由を尊重するため、校長を置かない共和的な運営スタイルをとったことも時代を画す動きでした。

以来、シュタイナー教育運動は、保護者も学校づくりに関わるスタイルを定着させながら、

教育を人間的な営みへと高めようとする様々な教育改革の先頭を走り続けています。

 

 

 

(「日本シュタイナー学校協会」サイト https://waldorf.jp/education の記事からまとめたもの)

 

シュタイナー教育は学習だけではなく、体感、芸術全体を通して子ども個性を育てていきます。

小・中学生の年代はひとりひとりのまったく異なる個性を共通するプロセスで育むところに特徴があります。

この年代の育て方は、わたしのいい方からすると、かなり訓練主義的なものを感じます。

(わたしは訓練主義者なので。「ヒトは訓練によって人となる」と考えます)

 

ところが、高校生の年代になると完全な放任になります。

大人は全く干渉しません。

たとえその子に間違いがあったとしても。

 

それはその子の魂を信頼するからです。

その信頼できる魂を作るためにシュタイナー教育はあるわけです。

(詳しくは、子安美知子さん「ミュンヘンの小学生」「ミュンヘンの中学生」を読んでもらうのが一番いいと思います。

 

当時(30年前ごろ)のわたしにとってシュタイナー教育は非常にまぶしいものに思えました。

うらやましさも感じました。

そのころの仲間のうちの一人が日本でシュタイナー学校を作りたいといっていました

 

ただ、シュタイナー学校の制度には大きな欠陥があります。

シュタイナー教育の教員の養成が大変むずかしいのです。

 

シュタイナー学校では子ども・保護者にシュタイナー思想を強制することは全くありません。

ところが、シュタイナー教育をするためにはシュタイナー思想の深い理解を要求されます。

 

確かに、そうでないと子どもの異なる個性を共通するプロセスで育むことはできないだろうと思います。

 

残念ながら、ネット上のシュタイナー学校の保護者の書き込みをみると、

どうも教員の養成があまりうまくいっていないことから起きる苦情がありました。

 

シュタイナー思想の理解の問題なのか、その教員の力量の問題なのかは、書き込みだけでは判断できませんが。

 

わたしも職業経験からも、子安美知子さんの話からも、

その教員が生半可なシュタイナー思想理解で行動しているではないかと思います。