年末、年始と悲しすぎて もう飲みまくるしかなかったです。

 

特に夫はクリスマスが大好きだったので クリスマスソングを聞いてると いろんな思い出がよみがえってきて 涙出ちゃうから なるべく聞かないように、ツリーも何も今年はなし。

でも、ほんとは夫は悲しがってたのかな。

ツリーもプレゼントも何もないクリスマスだったから。。

ごめんね。

でも 苦しすぎて 今回のクリスマスはダメだったの。。

 

お正月。

私の家族は集まろうともしない家族。

母は一人ですよ。

もう 80歳すぎのおばあちゃんなのに。

いや、今年は私が一緒だったから よかったけど、去年だって 一人ぼっちだったんだよ。

普通、みんなで集まるお正月は久しぶりだから 集まろうとか思わないのかね?

私、友達にも

「え??集まらないの?じゃぁ お母さん一人なの?」

ってびっくりされましたよ。

 

希薄な人間関係なんですね。

私も地元に久しぶりにいたというのに 家族にも会わず、友達だけって なんか寂しすぎないかい?

家族って ほんと なんなんでしょうね。

私の家族は もういないんですね。

ほんと、そう思いました。

むしろ、友達だけでいいんじゃないかとさえ思わされたお正月でした。

 

あー、夫の所に早く行きたい。

夫だけが、私の唯一の家族。しみじみ思いました。

他に私に家族はいません。

 

 

 

 

 

私は 地元に帰ってきて、就職活動もしているけれど、昔のよしみで 仕事をもらったりもして 働いてもいる。

 

私のことを可哀想だと思ってくれて 仕事をくれることは ありがたいんだけど やりたくない時間帯だとか、ものすごく お金が安かったり。

 

今は その方たちに ありがとう という意味もこめて 一応 それでやってるけど このまま ずっと これを続けて行こうとは思っていない。

 

今までやってきた仕事でなく 新しいことにチャレンジしても良いとも思っている。

そのために 学校に行くとか、資格をとるとか。

 

夫が病気になってから言い放った言葉。

 

「本当に それやりたいの?本当にやりたいんだったらいいけど、やりたくないことだったら 時間の無駄だよ。」

 

死ぬと分かった時に 人というのは こういう風に感じるんだろうか と思った。

 

たしかに 人間はいつ死んでもおかしくない。

私も自分一人のことだけ考えればよい。

だったら やっぱり 自分の残りの人生、好きなことをやって 挑戦して 生活を大事にして生きていたい。

仕事が生きがいな方もいるだろう。

けれど、私は そういうふうにはなれない。

自分のライフを大切にしたい。

それは 家族や友達との時間であったり、自分自身のための時間。

そういうのを大切にして 生きたい。

どこで ばったり行き倒れるかは 分からないんだから。

 

と、今は思っている。

 

 

 

グリーフてやつは 悲しみが 突然 おそってきたりする。

 

もちろん、夫のことを思い出さないことは 一日たりともないけれど、それでも あの数か月前の悪夢から比べたら、眠れるし、ご飯も食べられるようになった。

 

やっぱり 環境の変化は大きいし、一人で住んでるわけでもないことも 大きい。

けれど 母との同居は うまくいってるわけではない。

 

私には 生活が違いすぎて ものすごく我慢をしているのだ。

それでも 文句を言われる。

早く一人で生活して ゆったりとしたい。

ゆっくり 夫のことを考えて 涙したい。

一人になりたい。

 

いや、できるなら やっぱり 夫と一緒に住んでいた あの地に帰りたくなった。

 

だって ここにいたって しょうがない。

家族は無関心だし、母親は 文句ばっかりいうし、二言目には

「もう 私は死ぬんだから」

 

夫を亡くして悲しんでる人の前で よく そんなこと言えるよ と 半ばあきれる。

 

夫は生きたかったんだよ。

あんなになっても それでも 生きたがってた。

最期は 首をふってたから もう ダメだと自分で思ってたと思う。

それでも それまでは 頑張って生きてたんだよ。

 

それを思うと 母には ほんとに 腹立ってくる。

なるべく一緒にいないようにしよう。

 

あー。早く一人で暮らしたい。

 

私は義理家族とは 良い関係だと思っている。

それは 私だけが そう思ってるのかもしれないけど。

でも、私は義理家族が大好きだ。

 

夫の両親は 私たちが結婚した時には もう とっくに他界していて、義兄と義姉のみだから そう思うのかもしれないけど。

夫の叔母から

「それでも あなたは 私たちの家族に変わりないのよ。」

と、言ってくれて とても嬉かった。

 

中には義家族とは 疎遠になる人もいるのだろう。

でも、私は 義家族と一緒に過ごせる ということは 夫と一緒に生きた証、夫の家族になれた証みたいに思って、ずっと繋がっていたいと思っている。

 

義兄は 夫と顔は そっくりだ。

気持ち悪いほど似ている。 義兄の顔を見ると、夫を思い出して せつなくなるほど。

でも、性格は 真逆。1ミリも似ていない。

そのギャップに 現実に すぐに引き戻される。

まぁ 考えてみたら 私と姉だって まったく真逆の性格だ。 顔は 昔はそっくりと言われたけど 大人になるにつれて 言われなくなったが。

 

義姉は いつも いろんなフォローをしてくれて、賢くて、大好きだ。

義姉の旦那さんも、のんびり屋で おしゃべりで 大好きだ。

なんなら 私の本当の家族よりも 義家族は大好きだ。

 

いまでも もちろん やりとりはしているが、義兄からのメールを見て ちょっと思ったことがあった。

 

私は 地元に帰り、しかも 母と同居となり いろんなストレスがある。

地元と義家族がいた地域では まったく異なるため カルチャーショックすらある。

 

義兄は私を元気づけようとしたことは分かる。

でも、

「私よりは ましだよ。すぐに慣れるよ。」

と、メールを送ってきた。

 

義兄は去年、義兄の妻の強い希望で、自分では不本意ながら別居となり、子供たちに会う日が 半分になってしまった。

義兄は子供たちを溺愛してたし、毎日、なんなら義兄の嫁よりも、面倒を見ていたから 突然 子供たちに 1か月に 2週間しか会えなくなってしまったことに 悲しんでいたのだろう。

 

前にそのことを話したときに 荒れていた。

 

でも、私だって 最愛の夫を亡くしてるのだ。

すぐに 慣れるわけがない。

一生 慣れる気はしない。

慣れたくもない。

 

でも、それを言った義兄を責めたいわけではないけれど、みんな それぞれ大変なことがあって あなたなんかマシ、私のほうが大変 という気持ちになるんだなぁ と思ってしまった。

他人事とは こういうことなのか。

私にしたら 子供たちには ひと月に2週間だけでも 会えるなんて うらやましい。

こちとら もう一生会うことはできないんだから。

 

 

 

 

 

昔から住んでいた土地なので 友達はたくさんいる。

今回 帰ってきたことで 何人もの友達と会って たくさん話したし、これからも会う予定が詰まっている。

私の友達、夫を通して友達になった人、仕事関係の人、などなど たくさんの人だ。

 

夫の話を避けてるわけではないけれど、やっぱり 自分の身内、それも 大切に思っていた人が亡くなったことがある人と そうでない人の差は大きく、色々な感情に渦巻いてしまうと 私がめんどくさいから 私からも話題を振らないし、向こうも ケロッとして、いきなり次の恋愛についてどう思ってるのか聞いてきたりする。

あのねぇ、愛しのダーリンが亡くなって まだ半年も経ってないのに そんな気分に到底なれません って。といっても 経験がない人は 分からないんでしょう。

 

それなのに 遺族年金のことだけは 聞いてきたりして びっくり!

夫のことは 何一つ聞かないくせに そこだけは 知りたいんかい???

 

まぁ それだけ 人を愛したことも、愛されたこともないんでしょう。

うん、そんな経験をしている私は なんて素晴らしいことをダーリンから プレゼントされたんだろうって思う。

こんな思いや経験が出来たのは 世界で私一人だけ。

ふん、うらやましいだろう!

ダーリンからのギフトは たくさんあるのだ。

 

ダーリンは きっと いつも私の側にいるって思ってる。

不安なとき、迷いがあるとき、いつも ダーリンに心の中で話しかけてるし、

 

ダーリンだったら こう言うだろうな。

ダーリンだったら こう考えるだろうな。

ダーリンだったら こうするだろうな。

 

いつも 私の道しるべになってくれてる。

私の中では 偉大なダーリン。

そんな人に出会えて、愛し合えたことで もう 私の一生の運は使い果たしちゃったかな。

 

 

 

 

新しい環境になり、新しい生活だけど、そんなに簡単に 夫のことは思い出には なれない。

 

無神経な発言に カチンとすることもあるし、夫を思い出して涙する日だってある。

 

ある人は ゆっくり前に進んでいけばいいよ と言ってくれる。

 

しかし、私の家族は まるっきり無視。

私にも、私の夫にも興味はないらしい。

こんなことなら 帰ってこなければよかったな。

あそこの土地にいればよかった。

 

結局、人間は一人なんだなぁ。

あそこの土地の人は 私が、家族のいる地元に帰ったら きっと 家族と楽しく過ごせると信じて疑わなかっただろうけど、これが 現実。

 

帰ってきて みんな 家族との時間を過ごしたいだろうからと 気を使ってくれているけれど 家族となんて数回、しかも 30分くらい会っただけ。

 

なんだかねぇ。

家族って なんなんだろう。

きっと 母が亡くなったら 会うこともないんだろうな と しみじみ思う。

いまだって 会わないのに。

希薄な人間関係だなぁ。残念なことだけど 向こうは 関わりたくないんでしょうね。

 

 

 

 

 

昔の土地に戻りました。

 

でも、意外と、元のこの土地に、夫とのたくさんの思い出があり、思い出すのです。

あんなこともしたな。

こんなこともしたな。

夫はこう言ってたな。

夫は こうやってたな。

と・・・。

 

夫の灰も持ってきました。

夫はここに戻りたがっていたから きっと 喜んでいるだろうな。

 

この前、役所周りをしたとき、待っている時間が長くて 居眠りをしてしまったのですが、夢に夫が出てきて 私にキスしてくれた所で目が覚めました。

すごく リアルで、それも 顔が目の前にありました。

うれしかったなー。

ほんとに 嬉しかった。

そして リアルだったなー。

一人でにやにやしてしまいました。 怪しい人でした。

 

私の友達、というか、夫の友達の方は 今日メールをくれましたが 夢に夫が出てきて 2人で自転車レースをしたそうで、夫が勝ったそうです。

夫は自転車が大好きでした。

いいなー。夫よ、私の夢にも また出てきて。お願い。

 

そんな夫の友達と 繋がっていられることが 私には ものすごく嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫と過ごした部屋を引き払った。

 

たくさんの思い出のある部屋。

あんなこともあった、こんなこともあった、と いろんな事を思い出していたけれど、最後は感傷に浸っている暇はないほど 雑務に追われ 悲しい思いより、やりきった感のが 大きかった。

 

引っ越した後も、雑務に追われ 忙しくしていたせいか 不思議と気持ち的には 前よりもずっと前向きになれた。

そして これから 私は自分の地元に帰るのだ。

 

思い出の土地を去るのは悲しい。

ここに引っ越して来た10年以上前には、誰一人友達も知り合いもいなかったけど 今では たくさんの友達がいて 支えてくれて これもdarlingからのプレゼントなんだな って思うようになった。

ここでの生活、友達、経験、全てが darlingからのギフトだったんだな って。

 

my darlingは お金持ちじゃなかったから 相続するものも、お金もない。けれど お金なんかでは買えない、もっと素敵なものを私に授けてくれた。

世界中でたった一人、私しか貰えないものだった。

私たちは 子供もいないし、お金なんて いらない。

たくさんのお金があったとして、darlingがいない人生をどうやって生きればいいのか。 たくさん贅沢なことに散財して なんの意味があるのか。

それで 心が満たされるのか。

my darlingの隙間は お金なんかでは埋まらない。

だから お金なんていらない。

 

これから 私の地元に帰るわけで、自分の自伝を書くとしたら あきらかに 新しいチャプターの始まりだ。

もちろん、my darlingを忘れることは一生ない。

私よりも うんと年上のJさんに言われた。

「あなたのdarlingは いつだって ここにいるのよ」

と、私の心臓を指した。

そして、

「でも、何年かたって 新しい恋をしたとき、罪の意識を感じる必要はないの。あなたのdarlingだって きっと あなたの幸せを願っているに違いないんだから。」

と言った。

 

正直、もう二度と誰かを こんなに、darlingを愛したように 愛せることは 私の人生の中でないと思う。

 

でも、こんなに愛した人と相思相愛になり、結婚できて 素晴しい時を過ごせたこと、最後までdarlingといれたことは 私の一生の誇りであることは 間違いない。

 

きっとdarlingも 同じように思っていてくれるに違いないと思う。

Dearest my darling

 

あなたがこの世を去ってから もう 4か月が経とうとしています。

季節は変わり、このごろは 秋の空気を感じることができるようになりました。

darlingの大好きだった夏は もう終わりです。

夜が明けるにも遅く、夕方も暗くなるのが早くなり 寂しさを感じています。darlingも 早く暗くなるのが嫌いだったよね。

 

そちらの世界はどうですか?

やっと 体の不自由さから解放されて、自由に好きな所に飛んで行ってるのかな。

お父さんやお母さん、叔父さんにも会えましたか?

たくさん おしゃべりを楽しむことができたかな?

 

私は あなたの遺骨を灰にして この前 あなたの大親友たちと一緒に海に散骨しました。これで、世界中、どこにでも行けるね!

もちろん、私もキープしているから 一緒に私の地元に帰れるし、ネックレスにあなたの灰を入れたから いつでも一緒です。

でもね、不思議とネックレスをしてなくとも、いつも一緒にいる感覚があります。

確信してます。 いつも、darlingは側にいてくれるって。

 

毎日、毎日、こんなに涙が出るんだ、と思うくらいdarlingを思って泣けてくるし、夜は 毎日朝3時には起きちゃって そのまま眠れないの。

でもね、こんな地獄のような毎日を過ごさなくちゃいけないのが、私でよかった。だって darlingに こんなに辛い毎日を過ごす苦しみを与えたくなかったもの。

魂から震えるような、終わりのない悲しみを持って それでも生きていかなければいけない罰は私で十分。darlingは 生きたいと言っていたけど、生きるのが地獄っていうこともあるんだよ。

 

今、私の地元に帰るべく 引っ越しの準備に追われています。

darlingと、7年弱 この部屋で過ごした思い出が たくさん蘇ってきて・・

一緒に組み立てた家具をばらしたり、引き取られていく思い出の品々。本当に辛い作業です。

最初にここに越して来た時は 新築で 真っ白で とっても綺麗で、darling とっても喜んでいたよね。

 

いろんな思い出のものも処分しなくてはならないのは すごく辛くて 胸がはりさけそうです。

 

分かってるの。

darlingまで捨てるということではないこと。

思い出の物を捨てたって、思い出の部屋を引き払ったって、darlingとの思い出は永遠で 消えてなくなることなんて 決してないこと。

darlingだって 私との思い出、忘れないよね。 覚えてるよね。

一緒に過ごした時は 私にしたら 短くて もっともっと一緒に過ごしたかったけど、でも たくさん笑ったり、悲しんだり、怒ったり、喧嘩したり。

どれも 大切な私たちの思い出。しっかり胸に刻まれてます。

 

ねぇ、darling, 私たちの結婚生活、楽しかったよね。

来世では もっと早く結婚して たくさん子供を作ろうね。

darlingが死ぬ間際に 子供を作らなかったことを後悔したように、今 私も 子供がいないことを とても悔やんでいます。

 

何が そんなに悲しくて 恐れているのかというと、darlingと一緒に生きた時がなかったことのようにされてしまうことなんだと思うの。

でも、たしかに darlingは存在していたし、過去も今も私のdarlingに変わりないです。

ちょっとの間 離れて暮らすだけだよね。

不本意な別居ではあるけれども、いつも darlingのことを考えています。

早く 一緒にまた暮らせる日が来るといいな。

早く 迎えに来てね。

 

また手紙書きます。

 

 

あなたの最愛の妻より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最も辛いことは 遺品整理なんじゃないでしょうか。

 

どうしても捨てられない物ってあるんです。

とっておいたって どうしようもないのに、でも どうしても捨てられないもの。

 

例えば、最後まで履いていた靴。

最後に使った歯ブラシ。

最後に使っていた眼鏡。

結婚式の時のワイシャツ。

夫が好きだった物。 絵や写真、趣味のもの

夫が書いた走り書き

 

好きなだけ 置いておける場所がある人は 数年そのままにしておけると思うのですが、私は 自分の地元に帰ることに決めたので 引っ越しのため、片付けなくてはなりません。

 

自分のものは さくさく片付けて、捨てられるけど、夫のものとなると とたんに何もできずに 立ち尽くしてしまう・・。

 

一人で片付けるのは 本当に辛くて、なかなか進まないのです。

いろんな物にたくさんの思い出が詰まっていて、涙してしまって やっぱり 元の場所に戻してしまう・・・の繰り返しで 私の手からは どうしても捨てられないんです。

意を決して、夫の好きだった物を 断腸の思いで、5つ捨てただけで ものすごい疲労感で もう その日は動けなくなりました。

 

夫の筆跡を見つけては あふれる涙を止めることができず、何枚ものメモやノートが積み上げられていきます。捨てられるわけもありません。

 

そんな時、夫を偲んでくれる友達がいて、思い出などを語りながら 一緒に手伝ってくれることが どれだけありがたかったか。

そして 私の代わりに ただゴミ箱に捨ててくれることだけでも どれだけ救われたか。

もうちょっと時間が経ったら 捨てられるものもあるかもしれないからと、私が捨てられない夫のものを 親切にも その友達の家に保管してくれて いつでも 取りに来て と言ってくださって なんと ありがたかったことか。

 

前向きに慣れた日があっても、夫の思い出の物を見て 手にすると たちまち また 悲しみの海に逆戻りしてしまいます。

 

そして 夫と暮らしたこの部屋を引き払うことにも ものすごい悲しみで 眠れません。

新しい事を始めるには 何かを捨てなければならない。

分かってるんですけど、今の私には 辛すぎるのです。