Dearest my darling
あなたがこの世を去ってから もう 4か月が経とうとしています。
季節は変わり、このごろは 秋の空気を感じることができるようになりました。
darlingの大好きだった夏は もう終わりです。
夜が明けるにも遅く、夕方も暗くなるのが早くなり 寂しさを感じています。darlingも 早く暗くなるのが嫌いだったよね。
そちらの世界はどうですか?
やっと 体の不自由さから解放されて、自由に好きな所に飛んで行ってるのかな。
お父さんやお母さん、叔父さんにも会えましたか?
たくさん おしゃべりを楽しむことができたかな?
私は あなたの遺骨を灰にして この前 あなたの大親友たちと一緒に海に散骨しました。これで、世界中、どこにでも行けるね!
もちろん、私もキープしているから 一緒に私の地元に帰れるし、ネックレスにあなたの灰を入れたから いつでも一緒です。
でもね、不思議とネックレスをしてなくとも、いつも一緒にいる感覚があります。
確信してます。 いつも、darlingは側にいてくれるって。
毎日、毎日、こんなに涙が出るんだ、と思うくらいdarlingを思って泣けてくるし、夜は 毎日朝3時には起きちゃって そのまま眠れないの。
でもね、こんな地獄のような毎日を過ごさなくちゃいけないのが、私でよかった。だって darlingに こんなに辛い毎日を過ごす苦しみを与えたくなかったもの。
魂から震えるような、終わりのない悲しみを持って それでも生きていかなければいけない罰は私で十分。darlingは 生きたいと言っていたけど、生きるのが地獄っていうこともあるんだよ。
今、私の地元に帰るべく 引っ越しの準備に追われています。
darlingと、7年弱 この部屋で過ごした思い出が たくさん蘇ってきて・・
一緒に組み立てた家具をばらしたり、引き取られていく思い出の品々。本当に辛い作業です。
最初にここに越して来た時は 新築で 真っ白で とっても綺麗で、darling とっても喜んでいたよね。
いろんな思い出のものも処分しなくてはならないのは すごく辛くて 胸がはりさけそうです。
分かってるの。
darlingまで捨てるということではないこと。
思い出の物を捨てたって、思い出の部屋を引き払ったって、darlingとの思い出は永遠で 消えてなくなることなんて 決してないこと。
darlingだって 私との思い出、忘れないよね。 覚えてるよね。
一緒に過ごした時は 私にしたら 短くて もっともっと一緒に過ごしたかったけど、でも たくさん笑ったり、悲しんだり、怒ったり、喧嘩したり。
どれも 大切な私たちの思い出。しっかり胸に刻まれてます。
ねぇ、darling, 私たちの結婚生活、楽しかったよね。
来世では もっと早く結婚して たくさん子供を作ろうね。
darlingが死ぬ間際に 子供を作らなかったことを後悔したように、今 私も 子供がいないことを とても悔やんでいます。
何が そんなに悲しくて 恐れているのかというと、darlingと一緒に生きた時がなかったことのようにされてしまうことなんだと思うの。
でも、たしかに darlingは存在していたし、過去も今も私のdarlingに変わりないです。
ちょっとの間 離れて暮らすだけだよね。
不本意な別居ではあるけれども、いつも darlingのことを考えています。
早く 一緒にまた暮らせる日が来るといいな。
早く 迎えに来てね。
また手紙書きます。
あなたの最愛の妻より