グリーフてやつは 悲しみが 突然 おそってきたりする。

 

もちろん、夫のことを思い出さないことは 一日たりともないけれど、それでも あの数か月前の悪夢から比べたら、眠れるし、ご飯も食べられるようになった。

 

やっぱり 環境の変化は大きいし、一人で住んでるわけでもないことも 大きい。

けれど 母との同居は うまくいってるわけではない。

 

私には 生活が違いすぎて ものすごく我慢をしているのだ。

それでも 文句を言われる。

早く一人で生活して ゆったりとしたい。

ゆっくり 夫のことを考えて 涙したい。

一人になりたい。

 

いや、できるなら やっぱり 夫と一緒に住んでいた あの地に帰りたくなった。

 

だって ここにいたって しょうがない。

家族は無関心だし、母親は 文句ばっかりいうし、二言目には

「もう 私は死ぬんだから」

 

夫を亡くして悲しんでる人の前で よく そんなこと言えるよ と 半ばあきれる。

 

夫は生きたかったんだよ。

あんなになっても それでも 生きたがってた。

最期は 首をふってたから もう ダメだと自分で思ってたと思う。

それでも それまでは 頑張って生きてたんだよ。

 

それを思うと 母には ほんとに 腹立ってくる。

なるべく一緒にいないようにしよう。

 

あー。早く一人で暮らしたい。