六月の閑話休題です。

 

2025年6月のテーマ

「かっこいいヒロインが登場する本」

 

でおすすめしてまいりました。

 

ファンタジーや時代小説から選んだというのもありますが、どうしても"戦う女性"が中心になってしまいましたね。

男女平等とはいっても、生物的な肉体の構造からして、一般的に男性よりも女性の方が体格や筋肉量で劣ってしまうというのは変え難い事実です。個別にみれば必ずしもそうでないことはもちろんですが、相対的にみるとやはり認めざるを得ない事実だと私は思っています。

 

また、私個人の話になってしまいますが、正直なところ体格には恵まれていません。

そのため子供の頃から体の大きな相手に対しては力で負けてしまうことを自覚していましたし、ただ大きな人たちに囲まれているというだけで生存本能から恐怖する場合もありました。(満員電車みたいに込み合っている場所では息ができない、つぶされてしまうような気がして…。)

そういったことから、男性に負けないくらい強い、男社会で堂々と生きている女性をかっこいいと思ってしまうのかもしれません。

 

もちろん、"男性に負けない"という表現をすること自体、女性の方が下だと無意識に考えてしまっている…ある種のバイアスがかかっているので良くない、という意見があるということは承知しています。

ここで私が言いたいのは、ファンタジーや時代小説の世界では今私たちが生きている世界よりもずっと原始的(肉体のハンディを克服しうる道具や、便利な機械がない。)であることが多く、暴力によって他者から奪うことが現代日本よりもずっと容易にまかり通ってしまう…肉体的な力があるということがとても有利な世界において、生物的に不利と言わざるを得ない女性が男性を凌駕するには血のにじむような鍛錬と努力が背景にあるはずで、そこにかっこよさを感じるということです。

(説明長くてごめんなさい。あと、SFではテクノロジーがもっと進んでいる場合が多いのでまた違うと思います。)

男性より女性が弱い(あらゆる面において、または男性が認める範囲内において)とは思っていませんが、生物的な肉体の構造をもとにした筋力に関しては、女性が不利だと思っています。

いつの間にかセンシティブな話題になってしまいましたが、「意見には個人差があります。」(by.さだまさし)ということで、そろそろタイトルの話題とまいりましょう。

 

「本が供給過多になっている話」なんですけど、読書家の方々は皆さん必ずと言っていいほど"積読(つんどく)"をお持ちのことと思います。

ここ最近、私の積読が膨れ上がってきていて、ちょっとまずいなと思っているというお話です。

というのも、以前に記事にも書いたんですけれど、昨年末から4か月程の間、もう何度読み返したかもわからないクリスティー文庫を再び読み返しておりまして、その間積読はほぼ放置されていました。

 

 

 

 

で、クリスティー沼を抜け出し、積読の本にとりかかった…はずでしたが、今月また「ダイエット・クラブ シリーズ」を再読してしまいまして、すでにもう4冊目。

こりゃあ、6冊全部読み終わるまでいっちゃうな…と。

そのくせ、普段は本を買うのをセーブしているのに、欲しい本を立て続けに買ってしまい、明らかに供給過多に陥ってしまっています。

私は複数の本を並行して読み進めるのを割とやっているので、再読本の他に初読本も読んではいるのですが、如何せん、「ダイエット・クラブ シリーズ」の引力が強いのです。

買った本の方ももちろん読みたいから買ったんですが、読むなら集中してガーっと読みたい。

でも、「ダイエット・クラブ シリーズ」を一旦置いておいて、そちらに全集中…ってのがなぜかできないんだなあ…。

おかしいなあ…。

こうなったらもう、先に「ダイエット・クラブ シリーズ」を読み終えてしまうのがいいのかなと思っていますが、こんな事ばっかりやっていたら、積読本の山が領土を拡大してしまう。(山自体はなくならないので、我が家の一角に領土として存在…いや点在しております。)

というわけで、積読本との付き合い方に悩む、2025年6月でした。

相変わらずしょうもない一人語りにお付き合いいただきありがとうございました。m(_ _)m

 

それでは、来月のテーマとまいりましょう。

 

2025年7月のテーマ

「旅を感じる本」

 

でまいりたいと思います。

 

以前にもちょっと書いたことあるテーマです。物語の舞台が旅の小説や、旅行記など…。何かの目的のために旅をする途上の物語だったり、旅そのものの楽しさや苦労を語ったり、旅(=日常から離れること)で新たな発見をするお話だったり、"旅"が感じられる本は意外と多いです。

ミステリーでもトラベルミステリーが一昔前には大人気で、ジャンルとして確立されていた感ありますよね。

というわけで、唐突ですが、来月は"旅"をテーマにしてみたいと思います。

積読になっている初読本の世界に旅立ちたい願望の表れなんでしょうか…。

気が向いたら来月ものぞいていただけると幸いです。(*^▽^*)