十二月の閑話休題です。
2024年12月のテーマ
「クリスマスにはクリスティーを!」
でおすすめしてまいりました。
クリスティー作品の中ではあまり知られていない物を書こうと思う…と宣言していたのに、最初の回がポアロの「ビッグ4」になってしまったので、話が違うな~と思われた方もいらっしゃったかもしれませんね。
今回のクリスティー作品はスパイ物つながりで書こうと決めていて、スパイ物で有名なトミーとタペンスのシリーズを外したものの、ノン・シリーズ以外からも入れたくなってポアロ物からチョイスしてみました。ポアロ物では他にも、「チムニーズ館の秘密」と「七つの時計」に登場した、諜報活動に携わる高官・コダーズことジョージ・ロマックス氏が出てくるお話がありまして、ちょっとスパイがらみのミステリーとなっています。そっちを入れてみても良かったかも。
クリスティーと言えば"ミステリーの女王"なので、スパイ物はあまり注目されていない印象があり、いつかスパイ物しばりで書きたいなーと前々から思っていたもので…。
スパイ物と言っても、ミステリー仕立ての作品も多いし、ロマンスに冒険、古い時代の007の映画みたいなエンターテインメントになっていて、私は割とクリスティーのスパイ物が好きです。
男性が主人公の場合も、女性が主人公の場合もありますが、主人公の性格も様々で、ワンパターンに陥らないように色々と工夫がされていると感じます。
と言っても、私もいつもクリスティーの本ばかり読んでいるわけではないので、好きな作品でも最後に読んでからもう何年も経っていて記憶も薄れてきているし、久しぶりにクリスティーのスパイ物を読んでみるか!…と記事に書く候補作品を手に取ったが最後、続けて候補以外のスパイ物作品に手を出し、そのうちミス・マープルのシリーズにまで移ってしまいました。
結局、この一か月の間、クリスティー漬けになっています。
しばらく触れていなかったクリスティー節がやっぱり心地よく、何度も読んでいるのに、一度読み始めるととまらない魔力がありまして…。
ここしばらくクリスティーしか読んでいないし、心が完全にクリスティー作品に向いてしまっていますので、来月のテーマは、
2025年1月のテーマ
「新年にもクリスティーを!」
と題しまして、ミス・マープル物しばりで書いてみたいと思います。
ミス・マープル物はメジャーな作品が多いですので新鮮味はないかもしれませんが、作品ごとに多様な魅力が発揮されていますので、そういうところをうまく伝えられるように頑張りたいと思います。
覗いていただけると幸いです。(*^▽^*)