島根県は松江市にあります、国宝 松江城
へ行ってきました(^_^)/
これで、国宝五天守制覇です!\(^o^)/パチパチ👏👏
そして、今回は国宝 松江城です!
では、さっそくレポートします。
・国宝 松江城天守
松本城もそうでしたが、"黒比率"の高いお城です。
そして、巨大な△の"千鳥破風"も個性的。
他の国宝天守は、凸型の"唐破風"を交えていますが、松江城は、
どこから見ても、△の"千鳥破風"のみで構成されています。
↑航空写真で見ると、姫路城や松本城のような、小天守を伴う連立天守の構造ではないことがわかります。
また、彦根城のような長方形ではなく、ほぼ正方形のキレイな形をしています。
南側に張り出しているのは、"附櫓(つけやぐら)"で、ここが城内への入口になります。
立派な"附櫓"ですね〜
それでは、中に入りましょう(^_^)/
↑入口左右に大型の"石落し"がありますね。ここから、石や熱湯、熱した油などを落として、敵の侵入を妨害するんですね。
↑中から見ると、こんな感じ。
↑"附櫓"内は、防災工事のための、足場が組まれていて、残念ながら立ち入りできませんでした(^_^;)
↑天守内に入ると、そこは地階になります。
↑"塩蔵"として、領内の塩を貯蔵していたようです。井戸もあります。
↑レプリカですが、国宝指定の決め手となった、附指定の"祈祷札(きとうふだ)"があります。
↑先代の"鯱鉾"。断面から、木彫に銅板貼付けであることがわかりますね。
では、1階に上りましょう。
多くの国宝天守では、中央に部屋を設け、周りに"武者走り"を取り回すことが多いのですが、
ここ松江城では、すべて吹抜け。スコーンと開けています。
↑特徴的なのが、多くの柱がこのように、鉄輪や鎹(かすがい)を用いて、板で包まれていること。"包板(つつみいた)"といって、柱の割れなどを隠して美観を高めているそうです。が、何かフランケンシュタインみたいで逆効果な気が……
壁も部屋も無いので、余計に広く感じます。
↑1階には、"矢狭間(やざま)"、"鉄砲狭間(てっぽうざま)"が居並びます。
↑彦根城の"狭間"は"塗込めタイプ"でしたが、ここ松江城のは外が覗けるノーマルタイプ。一部、蓋を外して外が見えるようにしている箇所もあります。
3階に上ります。
少し、床面積が減ってきました。
ですが、まだまだ広いです。
↑3階には、"花頭窓(かとうまど)"があります。
2階から3階への階段部分で見られるのが、"通し柱"。
姫路城は、大きな心柱がドーン!と一本通ってますが、松江城は長くて2階分しかありません。
↑その、2階分通ってるのが、見える箇所は、階段部分のみだそうです。
4階に上がります。
さぁ、いよいよ最上階の5階です。
だいたいの天守には、飾ってありますね。
↑天井を見上げると、
↑"棟札(むねふだ)"があります。国宝天守では、この"棟札"が"附指定"を受けることが多いのですが、松本城の場合、地階にある"祈祷札"2枚が附指定です。
ん~~松本城、なかなか味わい深いものがありました。
レポートは以上で〜す(^_^)/
工事で、一部拝見できない箇所もあって残念だったのですが、安全や次代に繋ぐためには必要なことです。
もし、明治時代から何の補修もしていなかったら、こんな感じですからね。