大阪は和泉市にあります、和泉市久保惣記念美術館
へ行ってきました(^_^)/
明治時代に綿織物業で富を得た"久保惣"という会社の三代目 久保惣太郎氏が収集したコレクションを、和泉市に美術館とともに寄付したことから始まったようです。
いわゆる実業家のコレクションですね。
同様の経緯を持つ美術館だと、関西では藤田美術館・正木美術館・泉屋博古館が、関東だと五島美術館や大倉集古館が、有名ですね。
ということで、前期展示の最終日に滑り込んだワケです。
↑2件とも、展示はこちらの新館でした。
では、さっそくレポートします。
↑あっ、そうそう。写真撮影📷🆗は嬉しいですね。レポートしやすい(^o^)
最近では、藤田美術館や徳川美術館(テスト運用中)も可能なので、観客が停滞しないよう、大規模展覧会以外はオーケーとかにして欲しいなぁ。
・国宝 歌仙歌合
右の歌仙 VS 左の歌仙
とするところ、この国宝 歌仙歌合は、
上の歌仙 VS 下の歌仙
と、上下対決!となっています(^_^)
珍しい形式ですね。
(柿本)人麻呂 10首 VS (紀)貫之 10首
です。
かな書きとはいえ、連綿(続け字)で書かれているので、まぁ、読めません(^_^;)
これを15番勝負、合計30人で戦うわけです。
この謎は、「1人10首」と固定されている訳じゃないからです。
人麻呂vs貫之、躬恒vs伊勢、兼盛vs中務は10首ずつで、深養父vs小町が2首ずつ、他の歌仙は3首ずつの合計130首なんですね〜
※こちらのデジタルミュージアムで、全巻見ることができます。
"料紙"というのは、書かれている"紙"のこと。それを飾る装飾として、紫と藍色の紙の繊維を漉き込んでいます。
それが、色付きの雲のように見えることから「飛び雲」と呼ばれるんですね。
大きめの飛び雲が、キレイに散らされています。(青カビじゃないですよ~装飾です!)
以上です。
次回は、国宝 青磁鳳凰耳花生 銘万声です(^_^)/~~