からの続きです。
それではレポートします。
・国宝 青磁鳳凰耳花生 銘万声
砧(きぬた)青磁の、花入れです。
"砧"というのは、衣類のシワを伸ばすための道具。アイロン的な用途で使用します。
↑Wikipediaより
↑上の"棍棒"みたいなのが"砧"です。
半乾きの洗濯物を折り畳んで、台に置き、"砧"でトントン叩いて、シワを取ります。
その形をした"青磁"花入れ"です。
いわゆる"瀬戸物(せともの)"で作られた"花入れ"ですね。※正確には磁器
透明感のある青色の発色がキレイな釉薬がかかっています。※これが白い釉薬だと"白磁"になる。
この"耳"のシルエットが、外向きの鳳凰の首だということに気づくと、作品の良さがわかります。
次回は、西本願寺です。