今回紹介するのは、
・国宝 線刻蔵王権現像(総持寺)(3室)
・国宝 太刀 福岡一文字助真(5・6室)
・黒漆打刀(↑国宝 太刀銘助真の拵)(5・6室)
・月輪牡丹蒔絵経箱(国宝附)(西大寺)(12室)
・国宝 中尊寺経蔵堂内具から宝相華螺鈿平塵燈台(大長壽院)(12室)
・国宝 釈迦如来坐像(室生寺)(11室)
・国宝 十一面観音菩薩立像(室生寺)(11室)
・国宝 太刀 古備前友成(13室)
ここまで。
・国宝 太刀 長船景光(小龍景光)(13室)
は、次回です。
・国宝 線刻蔵王権現像から。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191102/22/osapon-ok/21/1d/j/o1080060714629930875.jpg?caw=800)
・国宝 太刀 福岡一文字助真
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191102/22/osapon-ok/74/13/j/o1080060714629930897.jpg?caw=800)
ふくおかいちもんじすけざね と、読みます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191102/22/osapon-ok/fb/3e/j/o1080060714629930899.jpg?caw=800)
福岡一文字派は、九州の福岡じゃなくて、岡山の福岡で活動していた刀工の一派です。助真(すけざね)は、その代表格の一人。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191102/22/osapon-ok/75/ae/j/o1080060714629930904.jpg?caw=800)
特徴である、乱れ丁子。波紋が大きく波打っています(^-^)同じ一文字派の国宝 山鳥毛と比べてみて、どうでしょう?
・月輪牡丹蒔絵経箱(国宝附)
写真撮影禁止でした(>_<)
西大寺所有の国宝 金光明最勝王経の附けたり指定です。金光明最勝王経の専用保管箱ですね。本体のお経の方もまだ見ていないのに、先に箱の方を見ちゃった……
でも、なかなかに凝った経箱です。
全体が黒漆塗りで、蓋のトップに蓮台に乗った満月がドーン!とデザインされています。満月は、金箔が貼ってあるような単純なものでなくて、金粉の大きさや密度を絶妙に変えて表しています(^-^)
箱側面は4面に、牡丹の花がこれもまた蒔絵であしらわれています。
・国宝 中尊寺経蔵堂内具より宝相華螺鈿平塵燈台
金色堂で有名な、奥州平泉の中尊寺。その塔中 大長壽院が所有する国宝 中尊寺経蔵堂内具からの1点です。
灯明皿を一番上に置くタイプの、昔のルームライトです。注目すべきはその装飾。黒漆塗りの本体に、粗め金粉を蒔いた"平塵(へいじん) "という技法と、螺鈿細工が全面にあしらわれています。
1階の11室での展示です。
この2件は「奈良大和四寺のみほとけ」展でレポートしましたので、そちらをご覧下さい(^-^)/
・国宝 太刀 古備前友成
まず、"樋"ですが、刀身の軽量化のために施してある溝です。金色の"はばき"に近いところが剣の浮き彫りになっています。
今回は、ここまで。
まだまだ続きます(^_^)/~~