新大阪から40分程度なので、意外と近いです(^_^)
行き先は、岡山県瀬戸内市にある「備前長船刀剣博物館(びぜんおさふねとうけんはくぶつかん)」。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191008/16/osapon-ok/3e/b4/j/o0607108014609956105.jpg?caw=800)
こちらで開催されている展示会「一文字と長船(おさふね)」に、国宝 無銘一文字(山鳥毛)」が今日から特別展示されていて10/8(火)~14(月・祝)の間に限り写真撮影が可能となっているんです\(^o^)/
というのも、岡山県瀬戸内市長船町は、安土桃山時代までは"備前長船"として、刀剣の一大生産地だったのです。(現代でも、国宝・重文のほぼ半数は備前刀といわれています)
ところが、この頃、豊臣秀吉の刀狩りによる需要の激減と、この地を襲った大洪水によって一気に衰退してしまいます。
国宝 無銘一文字(山鳥毛 さんちょうもう・やまとりげ)も、この地 長船で作刀されたそうです。
山鳥毛は、後に上杉謙信の愛刀となり上杉家に相続されていました。
戦後、上杉家から岡山県の個人の手に渡り現在にいたります。
で、この所有者は山鳥毛を売りたいようなんですよね~
なんと、その価格5億円!!((( ;゚Д゚)))
まずは、上杉のお膝元新潟県上越市が購入に手を挙げます。
しかし、交渉はまとまらず破談。
次に手を挙げたのが、備前刀のふるさと、ここ岡山県瀬戸内市でした。
サイトによると、4億5千万の寄附が集まっているように見えますが、経費を引いた実質金額は3億2千万程度。
対して目標金額が、6億!(山鳥毛本体5億+施設改修1億)なので、どうなんですかねf(^_^; ?
ま、そんな話は置いといてレポートです。
「一文字と長船(おさふね)」には、40振りの刀剣が展示されていました。
1階の展示室には、主に長船派を、2階に福岡一文字派の刀剣を展示していました。どの部屋もこの期間は撮影可能です(^o^)
山鳥毛は2階に展示されています。
それではレポートです、
・国宝 無銘一文字(山鳥毛)
公開初日だったので、TVの取材も来ていましたよ。
平日だっためか、刀剣女子もまばらでした。
博物館自体は30分もあれば見て回れます。
そう、以前に紹介した国宝 一遍聖絵の一場面です。
弓を持つ侍を、刀を持つ侍に描き直した形跡があると言っていたあのシーンです。
あの場所はまさにここ、瀬戸内市長船町だったんですね(^o^)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191008/16/osapon-ok/e3/be/j/o1080060714609956243.jpg?caw=800)
解説のパネルにも説明がありました。
こちらのコーナーでは、玉鋼から刀剣を作り出す作刀のビデオ(15分ほど)が流れているので、見ておきましょう。
その他、刀剣の重さを実感できたりとか、いろいろありました。
最後に、プチ情報。
JR長船駅から備前長船刀剣博物館までの、無料送迎の車が出ていました。
私は行きはこの無料送迎車で、帰りは徒歩でJR香登(かがと)駅から帰りました。
徒歩の場合はJR香登駅の方が、長船駅より距離的に近いです。(私の足で20分ほど)
ただし香登駅は無人駅で電車の本数も少なく、交通量も多く大型車両がビュンビュン行き交う道を通るので、安全には十分注意してください(>_<)
※歩道がある側を歩いてください。(香登→刀剣博物館の場合右側。刀剣博物館→香登の場合左側。)
今週末は台風が来るようですね?
国宝鑑賞の予定をたててるんですが、どうなるかなぁ?