スペイン好きですか? -4ページ目

ポルトガル/ マスクフリー宣言 !!

8月26日(金曜日)

 スペインでも新型コロナ第9波(日本の基準では7波)の終了を今日のエル・パイース紙(電子版)が報じています。重傷者数の指針ともなるICUの使用率も、パンデミックが始まって以来、最低のレベルにあり、病院関連においては第9波は殆ど影響がなかったと伝えています。ただ、死亡者数については、今年の3月以来、一日の平均で62人が亡くなっていると楽観はしていないようですが、同紙は、免疫学者のサルバドール・ペイロ氏の「死因がコロナによるものかどうかは未だに分らない」というコメントも紹介しています。亡くなっている方は殆どが高齢者で、中でも、90歳以上の方が多く、自然死や他の要因によるものが含まれている可能性を含ませています。

 このような状況の中、今日、お隣の国ポルトガルでは、公共交通機関(飛行、タクシーなども含む)内でのマスク着用義務を解除しました。

 日本政府もやっと入国者や帰国者に対し要求していた出発前の72時間以内のPCRの陰性証明が9月7日から廃止するようで何よりかと思います。もっとも、ワクチン接種修了者に限るという条件付ですが。

 後は、入国の際にワクチン接種が義務付けられているのはアメリカかだけで、テニスのジョコビッチ選手も、宗教上の理由でワクチンは接種しませんのでアメリカには入国する事ができず、全米オープンの出場を断念、女子ゴルフの全米オープンに参加資格を持っていた堀琴音選手もワクチン接種をしていない事を理由に出場を諦めています。陰性証明があれば、接種しているかどうかは余り関係ないと思うのですが、ワクチンで一番潤っているアメリカらしい方針ですね。何回も接種をしていても、バイデン大統領やその夫人のように、感染するときは感染します。

 

 今日もいつものように国営TVのニュース専門チャンネルを観ていたところ、日本の警察庁長官が安倍下総理の暗殺事件の責任を取って辞任というテロップが流れました。Director de la Policia (ディレクトール・デ・ラ・ポリシア)とだけの表記で姓名は書かれていませんでしたが、中村警察庁長官に間違い無いでしょう。(奈良県警本部長も辞任)

 一警察官僚の辞任が外国のメディアに取り上げられるという事は、安倍元総理が国際社会でどれ程の存在であったかの証左ではないでしょうか。

 (終り)

 

スペイン/ 省エネ法案承認 & ニトリレディースの思い出 ‼️

8月25日(木曜日)

 

 野党の反対で、もう少し揉めるかと思っていたのですが、今日 、政府の省エネ法案(Decreto=政令)が国会で予想以上の大差(賛成187票 反対161票 棄権 1票)で可決承認され、法制化される運びとなりました。基本的な省エネの内容は、公共施設、商業施設での午後10時以降の消灯、減灯を義務付けたり、冷房の温度は27℃以上、暖房は19℃以下にというもの、どれほどの実効性があるものか不明とはいえ、一般家庭にも強制的に電気やガスをストップするというのでは無くて一安心です。

 

 北海道の小樽でJLPGAのニトリ レディース オープンが今日から始まりました。

 今からちょうど10年前、このトーナメントのプロアマ戦にニトリさんから招待を受け、アメリカツアーで活躍中の上原彩子プロ、プロ野球の梨田昌孝監督と一緒にラウンドさせて頂いた事、ほんの昨日のように思い出しています。月並みですが "光陰矢の如し" 本当に月日の経つのは早いものですね。

 最近、というより、これまでもそうでしたが、ブログもついついゴルフの話題に流れてしまいます。このニトリ レディースのプロアマの事も何度か アップしていますが、今の私にとって、一番生きがいを感じるのはゴルフとの関わりですので、意識している訳ではないのですが、知らぬ間に壊れたレコードのように、同じ事の繰り返しになってしまっているようです。

 今週末は、ゴル友のほとんどがバカンスに出かけていますのでゴルフはお休み、ニトリ レディースの成り行きをじっくりとテレビで見守ります。幸い、応援している小祝さくらちゃんや吉田優利ちゃん、こっちゃんこと堀琴音が上位で頑張っていますので余計に楽しみです。

 

注: タイトルは便宜的に省エネ法案としましたが、スペイン語の政府案を直訳するとエネルギー節約令(政令)となります。

世界的な異常気象 ⁉️

8月24日(水曜日)

 今日のゴルフは、日中の一番暑い時間帯(15:-35ー17:40)にハーフだけのプレーでしたが、体調は万全、スコアも41で、それなりにまとまりました。暑さを避けた早朝ゴルフよりも、早起きする必要のない午後からのプレーの方が、私の体質にはピッタリあっている事を痛感させられました。

 

 今日はロシアがウクライナに侵攻してから、ちょうど6ヶ月になり、もちろんスペインのメディアも取り上げていますが、国内のニュースは、相変わらず、猛暑、旱魃、森林火災と、野党のコンセンサスが得られず緊迫する政府の節電政策、静かに浸透するサル痘の話題を繰り返しています。最後のサル痘に関しては、既に感染者は6284人にも達しています。

 

  スペインのみならず、自然の猛威は世界的な広がりを見せ、中国の猛暑と旱魃の模様も、1961年以来の大災害らしくこちらのニュース専門チャンネルでも大きく報じています。

 レバノンでは穀物倉庫で保存している穀物が暑さのために発酵し大火災が発生、ナイル川では鉄砲水が大きな被害をもたらし、オランダでもライン川の支流が干上がり、船舶の航行に支障を来しています。ソマリアでは旱魃による飢饉で2200万人が食糧不足に陥っている反面、そう遠くない同じアフリカのスーダンでは大洪水が起き、66人が死亡するという、何ともちぐはぐな自然現象に世界中が苦しめられています。とは言え、自然現象に対しては、不必要なダム建設により大洪水を引き起こす遠因を作る中国のような例外は"無きにしも非ず"としても、大方の災害は人間の力では防ぐ術がありません。一刻も早く、我々の地球が機嫌を直してくれる事を祈るばかりです。