快適UL:Esbitの固形燃料を使う | Photo Life in Toyama

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富山の写真家 林治のブログです

快適UL:Esbit(エスビット)の固形燃料を使う

 

いつも Photo Life in Toyama へご訪問ありがとうございます。

 

さて、今回は登山の時に使用するストーブと燃料の関連としてEsbit(エスビット)の固形燃料を使うお話をご紹介いたします。

ぜひご参考にしていただければと思います。

 

「快適UL」シリーズ ご紹介

 

快適ULシリーズは数多くの記事をアップしています。

INDEXは「こちら」となります。ぜひご利用ください。

 

 

  Esbit(エスビット)の固形燃料を持って身軽に山へ行こう!

 

 

私は古い山ヤなので、エスビットの固形燃料は古くから時々使っています。

固形燃料を使用するとクッカーが微妙に汚れるため使うクッカーを決めていますが、最近は軽量な湯沸かし器具として積極的に利用しています。

 

私が使用しているのは・・ 

 

チタンマニア ポケットストーブ(15g) + 極薄チタン風防(YOGOGO 純チタン風防 ウルトラライト)(16g)+ エバニュー Ti 570FD Cup(55g)+ エバニュー Ti ポット 600mlの蓋(実測32g)

 

という組み合わせです。

また、ここまでで重量合計は 118g。固形燃料をプラスして140g程度となります。

ちなみに2人山行の場合は さらにエバニュー Ti 400FD Cupを加えるので、固形燃料込みで約190gとなります。

 

 

 

 

そして、エスビットの固形燃料だけですべての飲食を賄うと決めた途端、身も心も軽くなります。

なにせガス・ガソリン・アルコールのストーブは無し。大きいクッカー(コッヘル)も無し。これで身軽な気分になれないはずがありません。その分一段暖かい防寒具でも持てば、ずっと心が豊かになれそうです。

 

 

それでは、エスビット固形燃料を使用する際のおすすめ便利ツールを3点ご紹介します。

 

1.チタンマニア ポケットストーブ

 

チタンマニア ポケットストーブは固形燃料置き台が地面より一段

高くなっているので、燃料より下側があまり高温にならない

また、ゴトク一体型で折り畳み式なので便利です

 

さて、エスビット固形燃料を使用するために必要なものは、「固形燃料の置き台」と「クッカーをのせるゴトク」です。

 

そしてこれらを選ぶ際に注意すべき点は、Esbit固形燃料は下側にアルミ箔など貼られていないので、下側(底側)にもかなりの熱が放射されることと、不用意にマルチディッシュなど金属の上に固形燃料を直接置いて燃焼させるとヤニのような「黒いベタベタ」がこびりつき、山行中マルチディッシュを400FDのフタとして使うことが不可能な事態になることです。

 

そこで、ポイントとしては

 

・固形燃料の置き台は地面より少し上がっていることが望ましい

・他の飲食に関連するパーツと燃焼するパーツは共用しない ということが重要です

・また、やっぱりゴトクと置き台が一体になっているものが便利ですね

 

 

 

 

こうしたことから、チタンマニア ポケットストーブはなかなか便利です。

 

しかも、超小型&チタン製で15gと超軽量。5gのエスビット固形燃料1個で条件が良ければ200〜250mlのお湯が沸かせるので、緊急用の予備として持参することも可能で価格もリーズナブルです。

 

2.極薄チタン風防

 

しかし、固形燃料やアルコールストーブは風に弱いですね。そこで風防が欲しくなりますが、重い風防は持って歩けない。

こうした理由で私は極薄チタンの風防を使ってみましたが、けっこう使えます。

 

私が購入したのは YOGOGO 純チタン風防 ウルトラライト というもので、なんと重量 16g。

予想通りペラペラですが、軽いので許せます。

 

 

 

 

そして私の場合、自分が使う状況に合わせてサイズを調整しています。

 

具体的には

 

・チタンシートを折り、風防の高さを調整しています。(私の使い方では高さ 9〜11cmに)

・マグネットの片側の取り付け位置を変更して、風防サイズを自分のクッカーに合う直径にしています。(元々付いていたマグネットの位置は一番端ですが、端から4番目の穴に付け替えています。)これはマグネット取付け金具の爪を閉じてから通す穴を変え、別の穴に金具を入れて爪を開けば簡単に付け替えることができます。

 

矢印部分でシートを二つ折りにして全体の高さを調整

(私の場合 9〜11cmにしています)

 

元々マグネットの位置は左端ですが、風防の直径を変えるため

マグネットを端から4番目の穴に付け替えて使用しています

 

使用時の状態:ハンドル周辺の風防の切り欠きは元々あるものです

 

3.板が一枚あると便利!

 

3つ目のおすすめですが、例えば凸凹の地面、例えば雪が積もっている場所、そんなところでちょっとお茶しようと思ったら、板が一枚欲しいですよね。というお話です。

 

そして、私も桐や檜といった軽い板をダイソーで見つけてきました。

サイズは縦12cmx横20cmx厚0.7cmほどのもので、長辺を少し切ってちょうど重さが40gになるようにして使っています。

 

また40gというと重いように感じますが、私の場合、板が一枚あることによってOD缶用スタビライザー(OD缶用の脚)が不要になり、余分な蓋(リッド)を持参する必要もなくなったため意外に価値ある40gでした。

 

実際使ってみると、クッカーの熱い蓋をちょっと置きたい場合や、ガスストーブの置き台、固形燃料ストーブの置き台、炊き上がったご飯のクッカーをちょっと置く時・・など、とても便利ですよ!

 

板はストーブの置き台としても、鍋置きとしても、もちろんまな板としても

 

クッカーの簡易リッドとしても使用

写真は SOTO ニューリバーポットM SOD-511

 

板は備品セット(2人山行用/薬品等を除く)に同梱しています

最近は熊襲撃対策用&緊急時のテント脱出用としてVICTORINOXラージナイフを持参しているため大きいナイフが写っています

 

・NITECOREヘッドランプ 400lm 充電式:NU25 UL(45g)

 

・NITECOREヘッドランプ 240lm 単三x1本:HA11 (電池除く36g, 電池込み63g)

 

・モバイルバッテリー(各種ケーブル内蔵)22800mAh (210g)

 

・VICTORINOX ラージマルチツール アルピニア グリップ(76g)

 

・SOTO ニューリバーポットM SOD-511(1000ml アルミ 141g)

 

・オピネルナイフ #8 ウォールナット(43g)

 

 

このセットはこうしたポーチに入れ、なるべく平たくしてザックのトップに入れています

 

 

  Esbit(エスビット)固形燃料はどれを使えば良い?

 

最後に、Esbit固形燃料はどのタイプを使えば良いか・・について書いておきますね。

私は以下の2種類を使い分けています。

 

(1) 14g x 12個 タイプ

 

 

1個で12分間燃焼する強火力タイプ。炊飯や、ある程度大量のお湯を沸かす時などにも使います。

別に同じタブレットである 14g x 6個パッケージもありますが、12個タイプは個別に密閉された包装なのに対して6個タイプは3個ずつが1包装なので、12個タイプの方がおすすめです。


(2) 5g x 16個 タイプ

 

 

1個で6分間燃焼します。

14gタイプを燃焼していて燃焼時間を伸ばしたい時に使用したり、200〜250ml程度のお湯を沸かす時は5gタイプを1個使用するなど様々に使用します。4個ずつ1つの包装なので、使い残しは極力密閉容器に入れておくと良いです。

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

エスビット固形燃料を活用して身軽な登山を楽しみましょう。