東京・横浜物語

東京・横浜物語

西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者。
最近は不摂生で死にかけてからの復活劇と、
ダイエット、筋トレ、マラソン、登山関係の記事が多いです。

#ダイエット#筋トレ#ランニング#登山#富士登山#クラシック音楽#マラソン#バッハ#アート#山登り#トレッキング

2019年6月にYahoo!ブログから移行して来ました。

東京・西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、 東京の山の手地区の昔話や東京・横浜の生活などについて語って行くブログです。 クラシック音楽(特にバロック音楽)、美術館・博物館巡り、能、歌舞伎、文楽、落語などの古典関連の記事が多いです。

最近は不摂生から死にかけた体験からの復活劇と、
ダイエット、筋トレ、マラソン、登山関係の記事が多いです。

よろしくお願い致します。

#ダイエット#筋トレ#ランニング#登山#富士登山#クラシック音楽#美術館#能#マラソン#ジム#横浜#東京#バッハ#アート#フィットネス#山登り#トレッキング#クライミング#ボルダリング#トレッキング#ハイキング#ジョギング#フルマラソン#ハーフマラソン#バロック音楽#ベートーヴェン#ベートーベン#ヘンデル#オートバイ#バイク#ジム通い#ツーリング#ドライブ#美術#芸術#芸術学部#絵画#絵画鑑賞#歌舞伎#能楽#歌舞伎座#文楽#人形浄瑠璃#落語#寄席#落語家#art#キャンプ#キャンプ道具#キャンプツーリング#テント#日本アルプス#北アルプス#山岳#キャンプ飯#東京旅行#天体観測#天文#釣り#渓流#渓流釣り#海釣り#川釣り#フライフィッシング#ルアー#ルアー釣り

最近ハンコを使ったのはいつ?


ほぼ毎日のように使っている。


頻繁に宅配便が来るため、

業者によってはハンコになる。


その方が早くていい。



▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

映画「キングダム」について

 

先日来、テレビでは映画「キングダム」の最新作に伴って、

過去のシリーズが放映されていた。

 

一応、全て録画して改めて観たのであるが。

 

またこのところ立て続けに複数のブログ友達がその最新作を観て感想をアップしていた。

 

そこで私的には随分と以前からの漫画「キングダム」ファンとして書いてみたいと思う。

 

現時点で私は最新作「キングダム 魂の決戦」を観ていない。

 

おそらくテレビで放送されるまで観ないとは思うが、

非常に興味深くは思っている。

 

さて、日本国における、

小説や漫画に原作があるものを映画化した場合、

こう言っては何だか、ある種の法則がある。

 

必ずそうだとはならないのだが、

・大手の作品はカス

・小品が時折とんでもない賞を外国で獲る

と言う原則だ。

 

大手が作る日本映画は、

黒澤時代以降、はっきり言ってしまうと、

事務所の力関係とかゴリ押しにより、

ジャリタレが跳梁跋扈して、悲惨な状況を呈している。

 

もっと言うと視聴に堪えない作品が多いのである。

 

だから私はキングダムが映画化されると聞いた時、

全く観る気がなかったのである。

 

たまたま第一作を、同じく漫画でのキングダムファンかつ歴史通の娘が、

食わず嫌いはダメだから一応観ようと言われて観たのであるが。

 

非常に驚いたのである。

 

大抵はキャラクターが(下手過ぎて)崩壊してしまう作品が多い中、

全然原作のイメージを崩していないのである。

 

むしろかなり上手い。

 

特に上手かったのは初作の「成蟜 (せいきょう)」のクオリティの高さだ。

 

本郷奏多(ほんごう かなた)さんと言う俳優だが、

漫画で読んでるキングダムファンでも見事に期待を裏切らない。


残虐で救いようのないクズッぷりを最強に上手く演じていた。

 

さらに難しいと言うよりも、

不可能では?と思われたの王騎(おうき)将軍だが、

まさかの大沢たかおさんが演じ、

これまたほぼ違和感無しなのも凄かった。

 

ちなみに漫画では王騎将軍の側近の騰(とう)は、

一見王騎の腰巾着として、最初は何とも食えない役で登場するが、

実はとんでもない超大将軍になって行く。

 

現時点では第79巻まで出ている漫画だが、

騰は最近のキングダムの凄味である「統治」で大活躍する。

 

少しご紹介すると、

秦はようやく最初に韓を滅ぼす。

 

その時の将軍が騰なのだが、

泣けるほどの統治を展開するのである。

 

これは現在のキングダムの面白さの頂点を極めると私的には思っている。

 

戦闘シーンの凄味ではなく、

戦争後の統治の凄味を見せ付けて来る面白さがある。

 

虐殺を覚悟している民衆、あるいは復讐を決めている民衆をどう統治して行くのか。

 

漫画では圧倒的な人員配置をし、

それぞれがその役割を全うし、

韓の人々は徐々に・・・・・

(余談で後述)

 

さて、今回の映画は、合従軍編らしい。

 

これは漫画だと第25~34巻までの中期くらいの話となる。

 

何と秦の周囲の国が結束して攻め込んで来る。

 

当然、シリーズでも秦国最大の危機を迎える。

 

映画ではどう描いているのか。

 

楽しみでもあるが、テレビ放送まで待つ所存である。(笑)

 

余談:

最近の漫画キングダムで私的に一番面白いのは韓の統治だ。

秦の狙いは天下統一なのである。

戦国時代の倣いで勝利した側が虐殺や圧政をして、

やりたい放題をすれば復讐の連鎖が始まり、

それはテロへと繋がり、終わりの見えない混乱状態となる。

韓を滅ぼした秦は役人を送り込み統治を開始する。

まだ戦後直ぐなので民衆も負けた側の役人も絶望している。

そんな時、秦の兵士が女性を襲った挙げ句、激怒した父親を殺してしまう。

秦国側での裁判が始まり、韓の人々は秦に有利な判決が出るはずと悔しく思っている。

だが恐ろしく犯人も分かっているためスピーディーに判決が出る。

「斬首せよ」と即刻その場で秦の係が秦の犯人(兵士)の首を刎ねる。

さらに「被害者には手厚い保護(慰謝料)を」とまで言う。

ここで秦国は法治国家とは如何なるものなのかを見せ付ける。

この先の映画ではこの統治をどう描くのか。

騰は要潤さんが好演していた。

これまた漫画のイメージを崩していない。

役者の選定が非常に上手い。

まあともかく楽しみだ。



「富士登山の知られていない危険について」

 

ポイント:富士登山後、血液検査をした事がありますか?

     (医学的な側面で見ると怖くなる点)

 

これから書く事は、当ブログでは何度かあるが、

他の登山書やネットでも私的には全く見た例が無い、

かなり特殊でリアルな富士登山の知られていない危険な話となる

 

間もなく夏休みを迎え、

富士登山も佳境となるので改めて書いてみたい。

 

そもそも富士登山の世界は、

体力、高山病、施設、環境、装備等々が問題にされ、

この種の情報はもちろん大切であるが、

では一体具体的に他ならぬ、

「実行者の人体に何が起こるのか?」

については言及されない。

 

疲れるとか、動けなくなる、ケガをする、遭難をする、

そして最悪、死ぬと言った話に終始するのみだ。

 

私も2024年の3回目の富士登山後まではそうだった。

 

だが、この年の富士登山は事情がその後に大きく偶然変わってしまい、

思わぬ事態と結果に非常に驚いたのであった。

 

それは、当初予定していた日が悪天候により延期した事にある。

 

その結果、登山は土日であったが、その翌日の月曜日に、

病院の予約が入っていて血液検査の日だったのである。

 

私的には、これは脂肪やコレステロールが減ってむしろ良いだろうな、

くらいに思っていて、嬉々として血液検査に臨んだのである。

 

この2024年の私の富士登山は、

2022年の吉田ルート(コース定数42.7)や、

2023年の富士宮ルート(コース定数40.7)よりも、

ワンランク上の須走ルート(コース定数50.2)であり、

非常に苛酷なものだった。

 

正直、特に下山道の砂走りの起点に立った時、

余りの急斜面にビビり倒し、

遭難するぞ、と真面目に思ったほど追い込まれたのである。

(幸い、秘策の走法を知る事が出来、見事に切り抜けられた)

 

さて、そんな私は、

おそらく血液検査の数値は凄くいいだろうと思い込みながら、

診察室に入って行ったのである。

 

するといつもの医師は頭を本当に抱え込んでいて、

何やら深く溜息をついていた。

 

そして何やらブツブツ言っていた。

 

「分からない。これは何だ?う~ん」と。

 

そしてハッとした表情となり、

おもむろにコチラを向いて言った。

 

「あなた、この前日に何か変な事をしませんでしたか?」と。

 

改めて考えた私。

 

「変な事、ですか???・・・う~ん、あ、そうだっ!!富士山に登ってました♪♪」

 

すると医師は「あーっ!!それだっ!!」と叫んだ。

 

「あのですね。

 このCKと言う数値。

 クレアチンキナーゼと言うんですがね、異常に高いんです。

 明らかにおかしい数値なんです。

 これは貴方の身体の筋肉が破壊されまくっているのを意味しています。

 さらに。

 (血液中の)ヘモグロビンの数値が異常に低いんです。

 意味が分からなくて困ってました。

 何か重大な病気に罹っているんだと悩んでました。

 来月、再検査します。

 検査前の1週間は変な事をしないで下さい。」

と叱られたのである。(笑)

 

富士登山は貴方が想像しているよりも、

遥かに遥かに危険であり、

それは医師が警告を発するレベルの苛酷さがあるのだ。

 

簡単に登れるなどとは夢にも思わない方がいい。

 

せめて30kmくらいは走れるようにしてから行った方がいい。

 

あるいは丹沢なら表尾根縦走とかバカ尾根登りをやってからを強く推奨する。

 

筋肉の破壊のされ方、ハンパないぞ~(苦笑)

 

ヘモグロビンの減り方、ハンパないぞ~(爆沈)

 

余談:

これは富士登山における酸素問題で、

医師の意見を読んだ事がある。

(出典を失念。失礼)

富士山頂上で、登山者の血中酸素濃度を計測した記録がある。

もし、このデータを別の医師に、

富士山頂上とは知らせないで見せた時、

ほとんどの医師は「臨終寸前」と判断するだろうと書いてあった。

それほど酸素的にヤバいのである、富士登山とは。


 

「富士登山についての正直な告白」

 

他の趣味ではほぼ感じた事が無い感覚が、

富士登山だけには毎回あり、

これは一体何なんだろう?と思っている。

 

必ず、自分にとっては、

富士登山のケースのみだ。

 

他の趣味では感じない。

 

それは実行日に、

「悪天候か体調不良で中止にならないかな」

と言う思いが必ず生じてしまうのである。

 

先ず間違いなく、

これは単純な楽しみだけではない、

非常に大きな不安が絡んで来る。

 

特に、昨年の富士登山は最難関の御殿場ルートからを予定していたが、

私の実行日近辺では天候不良がずっと続き、

取り敢えず9月10日の閉山近くの土日まで、

しつこく天気予報をチェックしていたのだが、

ダメだった。

 

この時の感覚は、

残念と言うよりも「ホッとした」と言った方が適切だった。

 

それほど恐れていたとも言える。

 

フルマラソン前でさえも全く感じない心情。

 

確かに富士登山は改めて考えると、

普通の登山とも全く違う。

 

かなり特殊だ。

 

コース定数的には1日での換算だと、

場合によると富士山よりも厳しい丹沢表尾根縦走とかバカ尾根登りがある。

 

この当日に「天候不良か体調不良にならないかな」とはほぼ思わない。

 

何故こうも恐れるのか???

 

多分、私は高山病にその原因があると強く感じている。

 

ジムで最強のクロストレーナーを最大のレベル20で90分やり込んでいると、

死にそうになるほど追い込まれる。

 

フルマラソンの前ももちろん緊張はする。

 

果たして走り切れるかな、と。

 

でも不安はほぼ感じない。

 

富士登山時は毎回、強い不安に襲われてしまうのである。

 

特に標高が3500mを超えて来る辺りからの感覚は慣れない。

 

ヤバいなここ、と思うのである。

 

頂上はもっとヤバい。

 

早く去らないといけない、と毎回思う。

 

いや、高山病だけではないな。

 

下山の感覚もヤバい。

 

標高の問題もあると思う。

 

富士山頂上からの光景は、

「そう簡単に帰れない感」が凄まじくある。

 

さらに厄介な事に、

通常の登山では先ず見ない、

「倒れ込んで寝ている人」がかなりいる。

 

この存在が不安と恐怖を増幅させている。

 

しかも一度や二度体験したからと言って慣れない。

 

むしろ難度が上昇しているため、さらに恐くなる。

 

複雑なのは、トータルとして考えると、

富士登山は間違いなく、私の人生の中で、

確実に10本指に入って来るほど楽しい経験なのである。

 

これは間違いない。

 

場合によると5本指かも知れない。

 

だが、かなりの不安と恐怖も伴っている、

実に不思議な趣味である。


そして間もなくの私の今年の富士登山は昨年に続いて最難関の御殿場ルートだ。


天候不良か体調不良にならないかな。(笑)


↓写真は今回予定の富士山御殿場ルートの頂上。

 富士宮ルートから登った時のもの。

 石標の後ろに見える鳥居が目印だ。↓

 

「妹の高飛車コーヒー論(笑)」

 

私の妹は美人の上に江戸っ子なので、

ソツがなく、とても優しい。

 

さらに20代のほとんどをイギリスで暮らしていたため、

ヨーロッパの洗練された雰囲気を身に着けている。

 

そんな優しい妹は、先日、

豆挽きコーヒーのドリップ式真空パックを10セットくらいと、

やはり豆挽きコーヒーの真空パックを1袋持って来てくれた。

 

妹はイギリス暮らしをしていたため、

紅茶にはかなりうるさい。

 

だが、イギリス人は意外にもコーヒーにもうるさい。

 

その影響もあってか、妹はコーヒーもそこそこ飲む。

 

そしてヨーロッパに凝るヤツは異様に拘りが強い。

 

もちろんコーヒーにも非常にうるさい。

 

昨日やって来た妹は、

微笑みながら、

「この間のドリップのコーヒー美味しかった?」

と聞いて来たので、

「ああ、凄く美味しかったよ」と言った途端、

「ギャーハッハッハー!!やっぱりな。

 バカめが。あんな薄くてコクの無いコーヒーが好きだなんて。

 あれは日本ではあのメーカーで一番人気らしいな。

 日本人はこの種のアメリカンタイプが好きだなー

 オマエもな。

 オマエの人生と同じで薄っぺらだよー♪♪

 ギャーハッハッハー」

と喚き散らした。

 

そうして続けた。

 

「こっちの袋のヤツはヨーロッパ風の深いコクがある。

 オマエにはもったいない。

 持って帰る」

と言い放って来たので、

「薄めて飲むから大丈夫」

と言ったら大激怒していた。(笑)

 

ヨーロッパに凝っているヤツは、

先ず間違いなくアメリカを小バカにして来る。

 

さらにアメリカ好きの日本人イジメが大好きだったりする。

 

やはり相変わらず優しい妹だった。

 

(^W^;ウンウン


「山鳩(キジバト)」

早朝、山鳩の鳴き声で目が覚めた。

「ほーほ、ほっほほー🎵」と言うアレだ。

うわ〜夏だ〜と思った。

昔から、特に小学生の頃の長く感じた夏休みの朝に聞くと風物詩のように思っていた。

しかし毎回直ぐに忘れてしまい、
都度、驚くと言うか。(笑)

山鳩が夏に特徴的に鳴くのかは未だに分からない。

私の中では夏の象徴だ。

ただし、目立たない象徴でもある。(笑)

(^ν^)

余談:
今朝は昨日までとは打って変わって涼しい。
だから鳴いたのか?
って相変わらず分からないし、
そもそも調べる気もない。(爆)

はちみつをかけると美味しいものは?


最近は無糖ヨーグルトを食べる時に少量かけている。


バナナと共に。


なかなかない。



▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

「ヤマレコやYAMAPを使っていても道迷い遭難した事例」


続いてもう一つ、今度は登山専用の超優秀な地図アプリ「ヤマレコ」を使っていながらも遭難した事例を挙げたい。


「ヤマレコ」や「YAMAP」は令和登山の象徴であり、

これ無しでの登山なら、そりゃいつか遭難するぞ、

みたいな絶対的安心感のあるものだ。


無料バージョンでも素晴らしい高性能であり、

携帯電波の入らない場所でも見事に作動する。


まさにマタギ級の能力を初心者でも持てるのだが。


最近読んだ低山遭難の事例で考え込んでしまった。


これは如何にヤマレコやYAMAPでも無理だ、と言う厄介だけど起こり得るケースだった。


遭難したのは関西在住の79歳の女性単独登山者だったが、

40歳くらいから登山を始めて、

日本百名山を半分くらい登っていて、

さらにヨーロッパアルプスのトレッキングまでしてる人。


地元の大文字山や比叡山には何度も行っているベテランだった。


ヤマレコのハードなユーザーでもあり、

見事に使いこなしていたと思えた。

(あくまでも操作系統だけは)


だが彼女は比良山地の神璽谷であっさりと迷ってしまい、

しかも取り返しのつかない事態に追い込まれてしまう。


彼女は予め迷い易い分岐点を把握していた。


右に行って間違える人が多い場所で、

左が正しい、と。


しかし彼女は趣味の花が右側の道に沢山咲いているのを見つけ、

戻ればいいやと進んでしまう。


しかもペンキの丸印があり、

正しい登山道でもあると確信し、

この道は多分正しくて、

いずれ正規の登山道と合流するはずと思い込んでしまう。


ハッと気付いた時はかなりの急斜面で、

おかしい!と気付く。


この段階で、自分の技術力では戻れないと判明する。


そうして彼女はここでようやくスマホを取り出して、

ヤマレコで確認をしたのである。


やはり外れていたのだが、

西方向に進めば戻れそうに思え、

彼女は登って進んで行く。


だが、非・登山道は恐ろしく歩き難いのである。


しかも超急斜面。


落ちたら終わりの場所。


この時点で疲労困憊。


万事休す。


幸い電波が通じて彼女は救助要請。


無事ヘリコプターで救助された。


ちなみにこのような急斜面では、

スマホを出したり、衣服を着るのは困難を極める。


何とかダウンジャケットや雨具を着たが、

救助隊が到着するまで寒さは止まらず、

震えていたと言う。


彼女の最大の間違いは、

もちろん花に引き摺られた事にある。


間違いの道だと知りながら急斜面を登ってしまったのが最悪だ。


ヤマレコを使っていても、

自分の意志で進んだら成す術などある訳もない。


また、やってはいけない行為をしている。


これはある意味、酷な事でもあるが、

ナビの基本は地図アプリでも紙の地図でも、

常時「正置(せいち。整置とも)」にある。


つまり今見えている光景と地図をしっかり一致させている事にある。


正置が出来ない = 道迷い

と言っていいほどの基本中の基本だ。


一応、ヤマレコやYAMAPは自動的に常時正置してくれるが、

もちろんしまい込んでいたら見てないのと同義だ。


そしてほぼ全ての登山者はそうしている。


つまり良くて分岐点でスマホや地図で確認している。


最悪、迷ってから地図を出す。


ちなみに全てのナビ系登山書には、

迷ってから紙の地図を出しても手遅れ、

と書いてある。


ヤマレコなら迷ってから出しても正置はしてくれるため、

復帰は可能だ。


理論上は。


しかし、非登山道に迷い込んだら最後、

そこはもう道ではない。


いつ崩れても全くおかしくない場所であり、

既に危機的状況にある。


登山道を外れた = 既に半遭難 = 危機的状況

くらいに考えておかないと危険極まりない。


私が探し出して利用しているのは、

写真に掲載した市販のスマホホルダーの利用だ。


これをリュックの肩紐に装着して、

「常時視認」「常時正置」「常時充電」を基本としている。


ヤマレコは数m単位で自分の位置と移動を知らせてくれ、

予め設定したルートから30〜50m外れたら、

けたたましい警告音で知らせてくれる。


その精密さと信頼度は揺るぎない。


だが、スマホを紛失したり壊れたら最後、

一気に昭和・平成型登山に成り下がる。


この時のために、ギリギリまで正置し、

スマホがダメなら即座に紙の地図と磁石により正置し直し、

登山を続行もしくは引き返すのを、

少なくとも私は心掛けている。


ヤマレコもYAMAPも素晴らしい。


しかしあくまでも「正しく」使えていた時のみだ。


しまい込んでいる = 全く使っていない


見ていない = 全く使っていない


操作が分からない = 全く使っていない


道具とはそう言うものだ。


改めて考えさせられた良書「低山遭難」だった。


余談:

2024年8月某日。

私は富士山を須走ルートから登っていた。

何度か書いているが強力(ごうりき)付き登山をしていた、

東南アジアの大金持ちグループが私を追い越して行った。

残念ながら彼らは強力を除くと全員ポッチャリなので登頂は不可能だと即座に思った。

しかし明るい人達だったので日本人には大ウケしていた。

私の登山スタイルは常に掲載した写真のように、

常にヤマレコを起動させて、

常時正置、常時充電、常時視認を基本としている。

日本人登山者は気付くとギクリとして見るが、

何か言われた事は無いし、同じスタイルを見た例もない。

しかし明るい東南アジア人。

私の装備を指差して、

「ナイス!!」と言ってくれた。

初めて褒められて嬉しかった。(笑)




「登山の超基本を平気で踏み外して遭難する人について」


先日書いた低山遭難の本に、

これは酷いと言う実例があったので、

別途独立して書いてみたい。


令和登山の最悪な事例として、

大変参考になる。


この遭難事例は68歳の女性が、

2024年11月に、

奥多摩の本仁田山で道迷い遭難したものだ。


何と5日間も彷徨い、

滑落し大怪我をしたり横紋筋融解症になったりと、

悲惨な目に遭うも非常に運良く生還している。


この女性の登山歴は1年で、

最初はベテランの友人に誘われて高尾山に登ったのから始まった。


一気に登山にハマって行き、その友人や自分の娘、または単独でも行くようになり、

月に一度は登山をしていたと言う。


つまり登山回数は12回ほどの初心者だ。


最初、私はこの女性が登山専用の超優秀な地図アプリ「YAMAP」の使用者だと知り、

何故道迷いしたのか非常に不思議に思っていた。

(無料バージョンでも極めて優秀で、携帯電波の入らない場所でも見事に作動する)


また、YouTube動画で事前に登山道の確認をして、

迷い易い箇所もチェックしていた。


それでも彼女の単独行の前、

件の友人は心配になり、色々と確認をしている。


何故なら奥多摩はかなり難しい山があり、

山域が非常に深いからだ。


彼女は「初級」と登山書に書いてあると言ったのだが、

この「入門」「初級」「中級」「上級」と言う区分けは、

非常に危険なのである。


特に4段階の大雑把な分け方は危ない。


まだ令和登山でも普及段階だが、

コース定数(ルート定数)やグレーディングと呼ばれる数値で確認しないと、特に初級と中級の境目の山は危険極まりないのである。

(残念ながら現時点でグレーディングは全国区にはなっていないが)


ちなみに中級の山とは、

学校の成績のような「普通」を意味していない。


初心者には間違いなく登り切れないか、

悲惨な思いをする。


私は何度かその場面を「中級の」丹沢で目撃している。


余りの連続する急登により、

初心者は行動不能状態になってしまうのである。


そして本仁田山はそこに位置していて、

本によっては中級となっていた、と。


しかし娘さんは彼女のために、

「ココヘリ」にまで加入させていたし、

ヘッドライトも購入していた。


ちなみに「ココヘリ」とは、加入すると、

登山者がその機器を持っていると、

位置を特定出来るため、分かり次第ヘリコプターが即座に飛んで来てくれるサービスだ。

(もちろん飛行可能な天気と時間ならば、だが)


ここまで読むと私は物凄く不思議に思っていた。


そもそも「YAMAP」を使いながら道迷いするのか?、と。


ハッキリ言って、令和登山の象徴であるこのアプリを正しく使えてさえいれば、

(正確な操作には多少習熟が必要。いきなりの投入は不可)

初心者でもマタギ級のナビが可能であり、

ほぼ道迷いとは無縁になる。


何故だ?


そして読み進めて愕然となったのである。


ハッキリ言う。


これは、酷い、と。


ここで問題にしたいのは、

「装備」のみとなる。


信じられない事態に驚き呆れたのである。


人間には、一つの厄介な事をする時、

軽装備で臨もうとする者と、

重装備で臨もうとする者の2派に別れる。


だが、その厄介な事は、

大抵の場合、軽装備では全く太刀打ち出来ないケースが多々ある。


何故なら厄介なのだから。(苦笑)


そして、さらに、絶対に持っていなくてはならない、

超基本装備と言う物が存在している。


ここで明記しておきたい。


令和登山の必需品だ。


・登山靴やリュックなどの基本装備


・吸湿速乾の下着やシャツなど


・飲料水&食料(非常食を含む


・スマートフォンと、複数の充電池と接続コード


・「YAMAP」や「ヤマレコ」をダウンロードし、

 操作に習熟しておく事


・複数の紙の地図(国土地理院、山と高原地図、吉備人出版登山詳細地図など)


・ベースプレートコンパス

 (出来れば操作に習熟しておきたいが、あいにく難しい。しかし必携品)


・雨具(上下セパレート型の登山専用のもの)


・帽子


・ヘッドライト(予備電池も必須)


・防寒着(季節に応じたもの)


・エマージェンシーシート


・ファーストエイドキット


・ホイッスル


・登山用手袋


・予備の着替えや靴下


・熊鈴やラジオなどの必要な野生動物対策


・熊避けスプレー(熊生息域のみ)


・ツェルト(簡易テント)


これらは「日帰り登山の必携品の中の必携品」であり、

全ての登山書では普通に記載のある内容だ。

(熊避けスプレーはここ1年の問題なので記載はないケースが多い)


さて、遭難した女性は、

理由は全く分からないが、

前述したように、

何事も軽装備で臨みたいタイプとしか言いようがない。


スマホを落としてしまったのは仕方ない。


これは事故なので、

復旧は不可能になる。


だが、そこから先が信じられないくらい、酷い。


先ず生還の鍵となる「ココヘリ」の機器を家に置きっ放し。


文面から意図的と思われた。


何故なら、ヘッドライトまで置きっ放しだったから。


さらに、紙の地図は携行していなかった。


ただし、ほぼ意味のない、

地図をスクショしたものはスマホ内に保存していたと言うが、

紙の地図の出番とはスマホが使えない事態なので、

要するに携行していないのと同義。


雨具はどう言う訳か、

上着のみで、下は携行せず。


もちろん5日間の彷徨いなので、

降られている。


さらにエマージェンシーシートまで、

せっかく娘さんが用意しながら、

全て、意図的に携行せずに、

11月の奥多摩に突っ込んで行ったのである。


良くぞこうも装備をほぼ持たずに生還出来たと思う。


これらは「持っていなかった」のではなく、

間違いなく自らの意志で、

「持って行かなかった」のである。


この事例は単純にデジタル依存とは片付けられない。


ある特定種類の人間の本質である、と私的には体験から強く感じている。


しかもその種のタイプは想像以上に多い。


身内にすらいた。


ハッキリ断言すると、

少なくとも登山と言うかなりの危険趣味は、

するべきではないと私は思う。


これは例えると、

何の予備知識もなく、いきなり国立能楽堂や歌舞伎座や美術館に鑑賞しに行くのや、

いきなり42.195kmを走り出すのと大差ない行為だ。


文化系趣味ならば、退屈するだけで済むが、

体育系趣味だと倒れる。


これが登山だと死ぬのである。


だが、軽装備大好きタイプは恐ろしく無邪気に突っ込んで行く。


もちろん覚悟など全くなく。


ここで問題なのは、

この種のタイプの登山者は同行者も危険に巻き込んで来る点にある。


いざと言う時に簡単に他人の命を危険に晒せるタイプと言い切っていい。


恐ろしい事に本人の自覚は全く無い。


例えば、雨に降られたとしよう。


雨具が無かったら、季節によっては、

15分くらいで低体温症の危険に晒される。


例えば富士登山のテレビ特集では、

インド人の若者5人組が100均雨具で七合目辺りで吹かれ、

数秒で雨具は木っ端微塵。


その15分後、全員寒さでガタガタ震え始めていた。


2024年の私の須走ルートからの富士山登頂においては、

八合五勺で吹かれたら、5分くらいで指先の感覚が無くなり、

リュックの奥底にしまい込んでいて、

まさか絶対に使わないと思っていた厳冬期アウトドア用手袋をした経験もある。


低体温症の進行は軽装備と気候が悪く組み合わさったら最後、

信じられないスピードで進行する。


このような時、軽装備大好き人間は、

必ず、同行者の装備を当てにするのである。


そしてそれはイコール同行者を危険に晒す行為だ。


これは人間の生き方の本質の一つであるとすら感じている。


現時点での私の意見は、

身内なら何としても止めさせる、

他人なら放置して関わらない。


これが最善の策だと思っている。


迂闊に関わると人間関係は破壊されるし、

まして一緒に行動したらこちらまで危険になる。


ある一定のところで「切る」。


それが出来ないと生命の危険に晒されるのである。


軽装備大好き人間とは、

少なくとも登山趣味の分野においては、

切るべき存在だ。


それが現時点での私の確固たるスタンスとなる。


怖い余談:

北アルプス好きの従姉がいた。

彼女はネットで集まった山好きと登山をするようになった。

その中の1人に軽装備大好き男がいた。

何と常にウェストベルトとスニーカーで来ていたと言う。

従姉は何度も文句を言うも、どこ吹く風。

そんなある日、晩秋の西丹沢に行った。

西丹沢は想像以上に危険な山で、以前山岳救助隊の人と話した時も、

迂闊に入り込んではいけない、と言われたほど。

天気予報が大外れし、雪が降って来た挙げ句、道迷いしたと言う。

その男、行動不能状態となるが、

この場合、一刻も早く下山しないと全滅する。

(非スマホ時代の話。連絡手段はない)

従姉一行は男に構わず全速で下り、

偶然、私と娘がよく来ていたキャンプ場に出られて助かったと言う。

それ以来、その男との行動は止めたと語っていた。


付記:

掲載した写真は西丹沢で遭難し掛けた人のYouTube動画からの切り抜きだ。

リンク先はその現場の動画となる。

登山では迷ったら戻れとか、迷ったら登れと言われている。

理屈としては正しい。

だが現実はそう上手く行かない。

似たような風景が連続する場所では戻れない。

道が塞がっていたり崖だと登れない。

この動画はかなり恐ろしい人間の極限心理を映す貴重な資料だと思う。

アップした人には感謝している。


https://youtu.be/eAeN37eITg0?si=mPWhyaxkZ7yPnoI4