【失踪事件】その２　小１女子（友人の娘）

専業主婦だけど居ながらにして稼いでます。

ママときどき大家です。

小５ムスメと小３ムスコがおります。

昨年　6月・7月と、私の身の回りで２つの失踪事件が起こりました。

結論としては、２つとも無事解決しました。

今ではちょっとした笑い話ですらあるけれど、その時にはやはり命の危険を心配し、胸がつぶれるようでした。

ほとぼりも冷めたので紹介したいと思います。

ひとつめは、大学の同級生。

【失踪事件】その１　大学の同級生　45歳女性
 https://ameblo.jp/orfeu38/entry-12526208660.html

もうひとつは友人の娘さん、小１！

----ある晩----

◆20:30

友人からLINEがあった。

小学校１年生の娘が帰ってこない。
お母さん（友人）とお姉さんが、心当たりの場所を２回探したけど、いない。
息ができない！

交番に来たけど、警官がいない。
捜索願ってどうやって出すの？

時間との闘いだから早く電話に出て！

彼女、アフリカ人で、日本に来て３年ほど。
警察にお願いするなんて経験なくて、わからなかった。

急いで電話をして、急いでタクシーに乗り、交番に向かった。

8:30に小1の女の子がいないなんて…
学校は2:30くらいには終わるよね？

児童館にも、友達の家にも、よく行くスーパーにも、公園にもいない？

もちろん最悪のケースも考える。

黒人の女の子なので、相当目立つと思う。

ひとりで歩いてたら、お母さんどうしたの？って誰か声をかけてやらないんだろうか。

～経過～

◆14:30

お母さんは日本語の授業に出かけていた。
学校から帰った小１は、お母さんに電話をかける。
Wi-fiのつなぎ方教えて！
ふんふん、わかったもういいよ…ガチャ切り。

◆15:00

お母さんが電話しても出ない。

◆16:30

お母さん帰ってきてよ！どこにいるの？的なメールか電話あり。

◆16:50

姉が帰宅。小１は家にいない。
母に連絡。

家の玄関ドアにはキーがささったまま。
家の中がぐっちゃぐちゃに汚い。
…まさか。

でも、傘がない.

ってことは、自分で出かけた可能性が大きい。
もちろん最悪を想定せねばならない。

捜索を開始。

◆18:00

帰宅した母も捜索。

心当たりの場所を探して２巡してるうちに、20:00をまわり…。
派出所で途方に暮れる…

◆21:00

私と、アフリカ人難民活動家？の津山さん母娘が派出所に集まってくる。
警察官を電話で呼び、事情を話す。

パトカーで自転車で、警察官がぞくぞく集まってくる。

娘の特徴を羅列する。

・黒人、小１、女の子、身長135cm（デカすぎる！就学前に既に130cmあった）
・赤白ボーダー、ミニーマウス柄のノースリーブワンピ。Ｇジャン・レギンスありかもしれない。
・ペパーミントグリーンの傘を持っている。
・髪型はドレッドヘアを２つに結んでいる。（警察官がドレッドヘアですか？とリコメンドした。知ってるんだ！）

◆21:15

お母さんと津山さん母娘は警察で。
私とお姉ちゃんは自宅に戻って待機することにした。
私は小１の通う小学校に連絡。
たまたま残業してる男性教員がひとり。
事情を話すと、「校長も帰っちゃってるんでできることはありませんが、すぐに校長に連絡をとります」
彼は校長の連絡先を知らなかったため、連絡をとるのに時間がかかった。

◆21:30

警察が小１を保護。

無事だった！

公園にいた？公園に向かってた？で駅のそばの道路を歩いていた。

帰ってきた小１は、元気そのもの。

ジュンコ～～！！

（↑私の名前です）
来てくれて嬉しい～～みたいなノリ。

最初こそ、「無事だったね、よかった…」　ぎゅ～～…

みたいなノリだったけど。

この人何してたの？
お母さんがいない～ってテンパって茫然自失してフラフラ出てっちゃってたの？

「いや、散歩したかったから出かけたんだ！」
って…。

なん…だと？

おまえ、ずっとその調子かよ。
謝罪も感謝もなしか？

学校から帰ってすぐ、小雨のなか２時間も３時間も妹を探し回ったお姉ちゃんはぐったりしてベッドに倒れこんでいる。

そのお姉ちゃんに、「うっさいなぁほっといてよ！」みたいな口ごたえをしている。

「あんた！お姉ちゃんは２時間も３時間も雨の中あんたを探し回ったんだぞ！
私だってお母さんだから、今家なんて出られる時間じゃないよ。
子供を置いて出てきたんだよ。
何人の警察があんたを探したと思うの。
学校にも連絡したんだよ。」

説教すると、

「この人怖い～～～」

泣き脅し。

校長先生からじきじきに連絡があった。事情を話した。

全く懲りていない小１に、パニッシュメントを与えなければならない。
彼女は学校イノチだから、罰としてしばらく学校を休ませることにする。

私は連絡帳にその旨を書く。

帰るとき、おかあさんは私を送ってくれて、コンビニで１杯コーヒーを飲むのに付き合った。

疲れ果てていた。

あの子、反省してないね。ケロッとして。
ごめんなさいって一度も言ってないよ。

お母さんは次の日の昼まで眠ることができなかった。
そして次の日の昼からまる1日眠ったのだった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。