オーナーの独り言 -2ページ目

気温13度って難しいんです・・・

 今日の京都の天気は晴れ時々曇り。午前中はスッキリ晴れておりましたが、午後に入り雲が多い天気となりました。そうなると、かなり肌寒い感じですね。

 

 さて表題の件。私は今年も、原則ノー暖房ということで、朝起きてから寝るまで、基本的に暖房を付けることなく、当館内で生活をしております。今シーズンの冬は、例年と比較すると、気温が高めで、楽なのではないか、と思われると思います。でも、個人的には、今年は少し難しいな、と思っております。

 

 というのも、ここ京都では、最高気温13度程度の日が多いからです。去年の経験から、お昼頃にプールに行って、お風呂に入ってくれば、最高気温7〜8度程度までなら、室内を暖房なしでも耐えられる、というものが得られましたので、今年もその基準で生活をしております。ですので、今年は余計、「暖房いらないよな!!」と思いながら生活しているのです。

 

 しかしながら、最高気温13度位になると、お風呂なしでも大丈夫と思ってしまい、例えば例年の寒いときであれば、ジムが閉まっているときは、必ず近所の銭湯に通っていたのが、今年は館内のシャワーでお茶を濁す、ということをついついやってしまいがちになります。

 

 でもね、それをやると、夕方以降が辛くなるのです。特に、お客様が夜8時以降の到着されるということになると、冬のお客様がいないときは基本、フロントは午後8時頃で閉め、その後は自分の部屋で暖かく過ごすことができるのですが、それができず、かなりの長時間、冷え込んだフロントにいなければなりません。その時の体の中が冷えていく感じが、もう尋常ではないんですよね。

 

 今日も、暖かいという天気予報に騙され、シャワーで済ましてしまいました。お客さんの到着が遅れる可能性がありますし、外の気温が急激に下がってきていますので、体が想定以上に冷えてしまうかな、と思います。どうやら今夜は、私のそばに置かれている電気食いオイルヒーターのスイッチを入れなければならなそうですね・・・。

 

京都市が京都駅の一極集中にこだわる訳の推測

 今日の京都の天気は曇りのち晴れ。午前中は少し肌寒かったのですが、午後に入り、急に空気が暖かくなり、気持ちのいい天気になりました。

 

 さて表題の件。先日、京都市とJRが、国の補助金も使って、京都駅に新たな改札口と出口を整備するとのこと。現在問題になっている、京都駅の混雑問題に対応するためで、事業費が総額で約250億円とのこと。

 

 私は先日、このブログで、何故に京都市はここまでに京都駅への一極集中にこだわるのか、全く謎、と書きましたが、やはり今回の施策も、根本的に京都駅への一極集中を止めるための施策ではなく、集中した乗客をどううまく流すか、にこだわっているようです。

 

 一説によると、これまであった、京都駅直結のビッグカメラ京都駅前店の閉店により、そこに設置されていた改札口が閉鎖されたので、その代替に作るのでは、とも言われております。でもね、私も過去何度か、この改札口を利用したことがありますが、以前は本当に誰も利用しておらず、本当に空気のような存在でした。その代替に、250億円、って正直なんかおかしいと思っております。

 

 いくら新たに出口を作ってみても、その出口を積極的に使用しようとする乗客が少ないのであれば、全く混雑対策にはなりませんが、仮に旧ビッグカメラ京都駅前店の後釜なのであれば、出口の先にはあまりめぼしい行き先がありませんので、再び空気になってしまうと思います。

 

 大阪市や福岡市、札幌市など、他にも内外から多くの観光客が押し寄せている中核都市はあります。でも、なぜ京都駅だけが、これだけ混雑を問題視されているのでしょうか?

 

 福岡市を例に取ってみるとよくわかりますが、福岡市は訪日外国人が到着するポイント、国内観光客が到着するポイント、福岡市外に住む就業者や学生が到着するポイントが、全て異なるのです。訪日外国人がまず到着するのは福岡空港です。国内で移動する観光客は、新幹線の駅のある博多です。そして、市内に通勤通学する人は、福岡天神に集まります。福岡空港、博多、天神は市営地下鉄でそれぞれ直結しており、それぞれの福岡市への流入者は、1つのポイントに集中することなく、その間を移動できますので、混雑問題が生まれないのです。

 

 しかし京都市の場合はというと、訪日外国人が初めて到着するポイントは京都駅です。国内で移動する観光客も京都駅です。そして、市外から通勤通学する人が集まるのは、阪急の四条烏丸とJRの京都駅です。つまり、訪日外客、国内の観光客、そして市外らの通勤・通学者の3つの層が、全て最初の到着地として京都駅を利用するのです。そりゃ、混むに決まってますよね。

 

 ですので、この問題を解決するには、訪日外客、国内の観光客、市外からの通勤・通学客のうちのどれかの到着ポイントを京都駅以外にすることが最も望ましく、だからこそ私は西大路駅の有効利用を提言し、それにより大阪方面からの通勤・通学客と、大阪方面から来る内外の観光客の、最初の到着ポイントを京都駅からシフトすることで、京都駅の混雑問題を解決できる、と思うのです。

 

 この解決方法は、訪日外国人にとっても、国内の観光客にとっても、また市外からの通勤・通学客にとってもいい案だと思います。ただし、唯一不満に感じるだろうな、と思うのが京都市です。

 

 というのも、京都市財政の最大の問題は、市営地下鉄の赤字問題なのです。このために、京都市の財政が傾いてしまったといっても、過言ではありません。しかし、私が提案した施策を実施した場合、京都市営地下鉄の利用客が今よりも減少してしまう可能性が高いです。そうなってくると、京都市の財政がもうにっちもさっちもいかなくなる、という事態も想定できます。個人的には、だからこそ、京都市はあくまで西大路駅の有効利用は拒絶し、あくまで京都駅に人を集め、なんとかして地下鉄を利用してもらいたい、と考えているんだろうな、と思うのです。

 

 個人的には、現在これほど利用されない地下鉄に固執するよりは、今回の改札口新設の事業費も含め、また国の支援も受けて、1000億円規模の基金でもつくり、そこで損失を管理し、あとは京都市全体の発展のために、合理的な視野で市政運営を行ったほうが良い気がしますけどね。

年末年始の「のぞみ」の全席指定席化を考える

 今日の京都の天気は曇り。気温は平年並みで、そこそこ寒い感じでした。しかし先程から、なんだか空気が暖かになってきた気もしますね。

 

 さて表題の件。今年の12月28日から来年の1月4日まで、東海道・山陽新幹線の「のぞみ号」は全席指定席になり、自由席がなくなってしまいます。ネットの様々な記事を見る限り、「混雑が減少する」ということで、基本的に歓迎の意見が多いような気がします。でもね、個人的にはそんなに単純なものでもない気がします。

 

 というのも、多くの人は、年末年始ののぞみ号の利用者は、地元に帰る帰省客、と思うと思います。確かにそうなのですが、東京一極集中の日本では、基本的に帰省客というのは、12月28日の夕方くらいから30日にかけて、東京方面から大阪方面に移動し、1月2日早朝から3日夜にかけて、大阪方面から東京方面に移動する、という人が多く、大混雑するわけなのですが、実はその逆、年末の大阪から東京方面、そして年始の東京から大阪方面については、それほど混雑はしない訳です。

 

 しかし、この混雑しないルートを有効利用するお客さんもいます。それは生まれてから、ずーっと同じ地域に居住する人です。基本的に彼らは、年末年始の何処かで家族や親戚と会うわけですが、年末年始の最低6日間の時間を持て余すわけです。そうした人たちが、相対的に安価な「のぞみ号」の自由席を利用し、東京の人が、大晦日から正月にかけて京都にでかけたり、愛知の人が東京方面に旅行に行ったりするわけです。

 

 彼らからすると、年末年始の「のぞみ号」自由席利用の旅行は、他の連休と比較するとそれほど自由席は混んでいませんので、よりお得に旅行できるのです。実際に当館でも、去年までは、12月30日から1月2日にかけ、東京、神奈川、埼玉からの家族やグループ連れにお客様が、かなりいらっしゃっていましたからね。

 

 しかし今回の全席指定席化により、こうしたお客様の移動に関する料金が高くなってしまい、そこそこの数のお客様が、年末年始の旅行を断念している可能性があります。当館の今日時点での予約状況を見ても、この時期は去年よりも空いていますのでね。

 

 どうなるかはわかりませんが、全席指定席化により、年末年始の「のぞみ号」の利用者数が、以前と変わらないもしくは減少してしまうかもしれませんね。