四谷で働く社長のブログ -15ページ目

会計を透明化して中小企業にも資本注入を

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今、企業利益に直結した政策を期待する

リスクコンサルタント、浦嶋繁樹氏のコラムですが、大変興味深いことを言っています。
自己資本比率の低い中小企業が積極的に増資できるような政策が必要だと言っています。今でも中小企業基盤整備機構や、地方自治体が中小企業に対して投資や補助を進めてはいるが、もっと進んで、資本注入までやってはどうかというのです。

ただ、中小企業の場合、投資を促進しづらい理由があり、その大きな一つに会計の不透明さが挙げられています。だから、浦嶋氏は中小企業会計基準の導入や、会計参与の受け入れなどをした企業に限定するのがよいと主張しています。

中小企業会計基準は、経済産業省で策定されたものですが、中小企業というよりは中堅企業向きで、零細企業などにはそぐわないのではないかという気がしています。このへんは税理士の方々がよくご存じのことと思いますが。

なので、特に零細企業の資本力を強化するのであれば、中小企業会計基準の導入を条件にするのではなく、決算の公告・開示を条件にしたほうがよいのではないかと感じます。株式会社はおよそ全て、決算の公告、貸借対照表の開示することが義務のはずなのに、ほとんど誰もやっていないからです。

日本の企業のうち、なんと半数は年商1億円に満たない「零細企業」です。年商3億円以下の企業になると、なんとなんと全体の73%にもなります。中小企業会計基準は、このような、ホントの零細企業には向かないことでしょう。そして、本当に救済策が必要なのはこの層にある企業です。

「決算公告推進協議会」というNPO団体があり、私も一緒にお仕事させていただいています。「透明会計が日本を良くする」というキャッチフレーズがそのホームページにありますが、これがいま最も求められているように思えてなりません。

NPO法人 決算公告推進協議会のホームページ

読書週間

今なら会社を解散したほうが株主はトク?

トヨタ、ソニーなどの優良企業が、会社を解散したほうが投資家にたくさんお金が戻ってくる状態なんだそうです。つまり、それくらい今の株価が割安すぎるということです。

企業の純資産を発行済株式数で割れば一株当たりの純資産額が出ますが、一方で、上場企業の株は売買されて値段がつきますから(つまり株価)、
一株当たりの純資産額(その株の理論的な価値)から離れます。

で、普通ならこれが理論的な価値より何倍か高いのですが(その倍率をPBRといいます)、今の株安の結果
ソニー0.53倍、シャープ0.55倍、パナソニック0.82倍、トヨタ自動車0.85倍、東証一部平均で083倍という低さ・・・つまり、今すぐ事業をやめて解散したほうがいっぱいお金が戻るということです。はっきり言っておかしいですね。

そのほかにも、PER(株価収益率)という指標で見ても同じことが言えるそうです。これは、株価/一株当たり利益のことで、倍率が高いほど割高、低いほど割安、20倍程度が通常なのだそうですが、今は10.1倍。バブル崩壊後最安値をつけた2003年4月28日でも53.7倍だったというから、今の低さは際立っています。

今、株は買い時かも知れません。日銀ももうすぐ利下げしそうだし。

ということで、こちらをご参照ください。
【日経平均7000円割れ】そこまで日本経済は悪いのか?(岡田晃氏)(08/10/28)