06年 ヒット商品セレクション(1)資生堂 TSUBAKI
巨額の広告費でヒットを"作り出す"。大激戦市場で12年ぶり首位に
06年春、テレビCMは華やかな女性たちの競演で彩られた。3月に登場した「資生堂 TSUBAKI(ツバキ)」の圧倒的な宣伝攻勢は、いまだ記憶に新しい。
TSUBAKIは資生堂が投入したヘアケアブランド。「日本女性独自の髪質に着目」し、椿から抽出したオイルなどを配合した商品で、シャンプー、トリートメント、コンディショナーの3種類がある。鮮やかな赤色のパッケージと、「日本の女性は、美しい。」という直球のキャッチフレーズ、SMAPが歌うCMソングなどが印象的だ。
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化粧品分野では首位を走る資生堂だが、シャンプー・リンス市場でのシェアは、04年以降は4位と低迷していた。「最初に一気に知名度を高めないと生き残れない」(資生堂)といわれる同市場では、力技でメガヒットを“作り出す”必要があった。
そこで同社は、発売時点で仲間由紀恵、竹内結子など6人、最終的に荒川静香などを加えた12人の有名女優やモデルを起用。テレビCMなどに年間50億円もの広告費をつぎ込むという大胆な作戦に打って出た。
CMに限らず、ブランドの登場感を訴求した表参道ヒルズでの発売記念イベントのほか、全国9都市で行われた大規模なイベントサンプリング、夏のレジャーシーンを狙った「TSUBAKI BEAUTY BEACH in 逗子」など、インパクトのあるプロモーションを次々と展開。スケールの大きいこの手法は一般消費者のみならず、業界にも衝撃を与えた。
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その効果は絶大で、TSUBAKIは4月の第1週に同社として12年ぶりの業界首位を獲得(インテージ社調べ)。メーカー別で約23%のシェアを取り、4位から一気に躍進した。総出荷量は7月末で2000万本を突破。発売からちょうど6カ月にあたる8月末には、06年3月末~07年3月末で予定していた年間売上計画の100億円を達成した。
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また「日本の女性は、美しい。」というストレートなメッセージも、TSUBAKIの強力な発信力を高めた。07年にはこうした、わかりやすさを重視した商品が増えていく傾向も見え始めている。
キリンビバレッジは「ファイア 挽きたて工房」で“24時間以内抽出”、「午後の紅茶 スペシャル」で“茶葉2倍”などと、商品の良さを伝える「事実」を強調。10月に発売されたグリコの「ポッキー 極細」はパッケージで「ポッキー史上最も細い!」と細さを強調し、店頭ではベーシックなポッキーと極細の実物大の模型を並べたPOPなどを付けた。「大人化した消費者からは、納得できる事実が求められるようになる」という声もある。
「07年は、定番革新の年」とキリンビバレッジ商品企画部部長の佐藤章氏は語る。企業が定番ブランドの育成に総力戦で取り組み、わかりやすさを武器に発信力を強めていく。TSUBAKIはそんなトレンドの先駆けとなった。
http://trendy.nikkei.co.jp/special/index.aspx?i=20061129t2001t2&page=1&icp
んーなんとなく「つばき」という言葉をよく女性が使っているのを思い出しました。この商品がそれほど浸透された陰ではこんなことが起こっていたんですね・・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=oFYJHs5ueZE
↑その50億円を投資した資生堂「TSUBAKI」のテレビCMの一つ。
確かにわかりやすいけど、どの出演者も好きじゃなひ。