【ニューヨーク=鈴木哲也】米小売業最大手ウォルマート・ストアーズは、11月の米国内の売上高(既存店ベース)が前年同月比で0.1%減少するとの見通しを発表した。伸び率がマイナスになるのは1996年4月以来、約10年半ぶり。米国の個人消費は全体では底堅いが、同社は衣料品などの品ぞろえの見直しが想定した効果を上げられず、苦戦している。
同社は11月の売上高伸び率を当初「横ばい」と予想していた。今年から富裕層など新規顧客の開拓を目指して、最新の流行を取り入れた衣料品の強化を軸にした店舗の改装を加速してきたが、現在までのところ、売り上げ拡大にはつながっていない。数年間続けてきた大量出店によって、自社店舗同士が競合していることも、売り上げ不振につながっているもようだ。
10月の伸び率も0.5%増にとどまっており2カ月連続で低迷した。全米小売業協会は11―12月の合算で米国小売業全体の売上高は前年同期比5%伸びると予想しており、ウォルマートの低迷は同社固有の事情との見方が強い。 (10:28)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061127AT2M2700627112006.html
10月の米卸売物価指数、1.6%下落──5年ぶり大幅下げ
http://www.nikkei.co.jp/keiki/usoroshi/
どうしたウォルマ。まあオハイオでウォルマートを見る限りあまりイメージのよい店ではない。個人的に好きではないです。理由は何がどこにあるかわからない、ごちゃごちゃしている、照明が暗い、清潔感が感じれない、定員の態度が悪い(トレーニング不足)・・・・などなど挙げればきりがありません。まず第一に行かない理由は近くにない。行こうと思えば20分ぐらいのドライブを要します。それでもウォルマが人気の理由は「Every Day Low Price」!とにかく安いんです。でも気をつけなければいけないのが全てが安いわけではないという点。でも友人に聞いてみると、この辺のスーパー、マイヤーやクロガーやジャイアントイーグルと比べてみると、買出しをするならやはりウォルマが一番安いそうです。食品の鮮度・クオリティー等は知りませんが・・・。さて、この安さが売りのウォルマは小売業界では世界ナンバー1。しかし売り上げは世界一でも実際の利益はそう多くない。そりゃ世界中に店があって、あれだけの品数と店員数を賄うとなると鬼のようなコストが・・・・・・。そんな中、この記事にもある「富裕層の新規顧客の開拓」はどうやら伸び悩んでいる様子。安さが売りのウォルマがどう富裕層を狙うのか・・・・例えばこの辺のウォルマ、行くと普通の大型のスーパーと同じような作りですが、ロスの富裕層地域に行ってみると店自体がデパートみたいな感じらしいです(友人談)。もちろん、細かく計算された有力な戦略を考えていたであろうウォルマ、なぜ失敗しているのか。ちょっと考えてみてください・・・まず第一に、富裕層の人達がウォルマで買い物しますか?食材はまあわかるとして、特に衣料品。富裕層とウォルマートのブランドイメージがいまいちマッチしないのは私だけでしょうか・・・。「Every Day Low Price」を掲げているウォルマと、値段は特に問題ではなくクオリティー重視であろう富裕層。どうでしょう・・・。
例えば、友人達が会話をしているとします。その時に「あ、その服素敵ねー!どこで買ったの??」と一人が聞くとします。そしてもう一人が「ああ、これグッチよ♪」に対して、「ああ、これウォルマート♪」。
客層を拡大したいのはわかりますが、彼等を引き込みたいのであればかなりの宣伝とプロモーションが必要でしょう。しかもH&Mがマドンナを起用したように、セレブリティー起用するしかないのでは? ウォルマはもともと地方の店舗展開を主にしていましたが、最近では都心部への展開も考えているとか。しかしまた店を作りすぎて「自社店舗同士の競合」が激しくなりそう!笑 店減らしなよ。笑
さてウォルマは日本で西友を買収しましたが、その前にすでに一度日本に来ており、不振に終わっています。その失敗の原因とされているのが、海外進出では基本中の基本、現地調査が完璧でなかったためといわれています。
| 2002年3月 | ウォルマートが西友買収発表。2007年末までに出資比率を3分の2まで引き上げることで合意 |
| 5月 | ウォルマートが西友に6%出資 |
| 12月 | 出資比率37%まで引き上げ |
| 2003年3月 | ウォルマートが取締役5人を派遣 |
| 4月 | 2003年2月期連結決算で908億円の税引き後赤字 |
| 8月 | ウォルマートや住友商事などが計77億円の第三者割当増資を引き受け |
| 2004年3月 | 約1600人が希望退職 |
| 2005年5月 | ウォルマートが出資比率42%まで引き上げ |
| 7月 | 業績不振で木内CEOが引責辞任、渡辺氏がCEOに就任 |
| 9月 | ウォルマートが西友の子会社化を発表 |
| 12月 | ウォルマートが出資比率を53%に引き上げ、子会社化へ。カレジェッスキー取締役がCEOに就任予定 |
| ※2003年度に決算期を2月から12月に変更 | |
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20051104mh06.htm
アメリカでビジネスを勉強していれば嫌というほど聞かされる、調べさせられるウォルマ。色々な問題を抱えながらも世界一をキープするウォルマ。これからも注目していきます。
ウンパ