声 明 ( 大間原発訴訟の会)
全ての原発の停止と点検を!
大間原発の建設中止を!
自然災害はある意味やむを得ない場合もありますが、原発事故は人災です。
スリーマイル島原発事故やチェルノブイリ原発事故、そしてJCO事故の教訓を生かしていない国と事
業者に怒りを覚えます。大間原発のことを考えると他人ごとではありません。
2011年3月11日に起きた三陸沖を含む太平洋を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震は、
東北各県、関東地方、そして北海道にも甚大な被害をもたらしています。南北500km東西200kmに
及ぶ境界面の連動で、巨大地震や10mを越す津波が人々や街を襲い壊滅的な被害を生じさせました。
また、この巨大地震によって、東京電力福島第一原発1号機と3号機が炉心溶融を起こしました。水
素爆発によって原子炉建屋が吹き飛ばされ、セシウムやヨウ素などの放射性物質が大気中に放出されて
います。
国や事業者は、幾重もの壁があるとか、複数のバックアップがある、また、最新の耐震設計指針でも安
全だとしてきました。根拠の定かでない「安全」を宣伝しても、国民に対する放射性物質や放射線への
対応を周知してこなかったのです。「原発震災」を懸念していた多くの市民の不安が現実となったこと
に、怒りを禁じえません。
巨大地震発生直後から、福島原発では電源を喪失、更に非常用電源の不作動によりECCS(緊急炉心
冷却装置)が稼働せず、炉心の冷却能力は失われました。この初期の異常事態により、国や事業者は大事
故の予想ができたはずです。しかし、国や事業者は、意図的に事故を小さく伝えようとし、無責任な発
言を繰り返したために、周辺住民に混乱を与えることとなりました。結果的にであれ「原発震災」を引
き起こし、被曝者や負傷者を増やした責任は追及されなければなりません。
国や事業者は全ての情報を公開し、最悪を想定して、周辺住民の安全を確保すべきです。
2008年5月に建設が開始された大間原発は、マグニチュード9.0の巨大地震に耐えられるのか、
また、津軽海峡に存在する「活断層」が今回の巨大地震の影響でどうなっているのか、不安はつきませ
ん。あらためて調査し、検討する必要があります。福島第一原発3号機に入っていたMOX燃料がどの
ような状態にあるのか、一旦落ち着いた後の解析も必要であり、大間原発の建設は中止すべきです。
また、今後起こると予想されている東海地震等による浜岡原発の事故を考えると、現在稼働中の国内全
ての原発を順次停止し点検すべきです。まさに未曾有の巨大地震に遭遇した今、「原発震災」を繰り返
えしてはなのません。原発に依存しない市民生活のあり方を考える時です。
2011年3月14日 大間原発訴訟の会(連絡先 ☎ 0138-51-9718)
危惧していたことが現実となった
大間原発訴訟の会 代表 竹田とし子

この度の東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げると共に、不幸にして犠牲となられ
た方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
私たちが最も危惧していたことが、今、起きている。
「原発震災」という心配が、現実になってしまいました。
地震という自然災害に対しては受け入れる悲しみが、放射能汚染というのは「人災」だとはっきりさせ
なくてはなりません。
安全でないものを「安全」と言ってきた「」原子力安全保安院」の今の対応は、電力会社任せの追
随ぶりがはっきりしました。避難は自治体でという。しかも、地震が起きて緊急停止をしたあと、冷却
のための電源がストップした時、近くの住民の心配は、遠くの者には想像に余りある。
だから私たちは原発は怖いと思ったし、訴えてきた。人が管理できるもの、責任の負えるものと思った
ら、それは大間違いだ。被曝した人たちのこれから続くであろう心配と、土壌や空気中、海に流れた放
射能、これらの半減期とか、食品汚染に対して、原発を許可した人達は全く鈍感だとよくわかった。
福島原発以外の女川原発や六ヶ所再処理工場の被災状況はどうなっているのでしょう。福島原発は導
入されたばかりのプルサーマルはどういう状態なのでしょうか。一方的な報道からは、私の知りたいニ
ュースはまだありません。
私達、大間原発を建てないことを願っている者にとって、福島原発の一連の
ニュースは、まさに他人ごととは思えない。
地震にみまわれた原発は何にもまして恐ろしい。
自然災害に更に大きな人災として放射能汚染は許せない。放射能の被爆に対する報道も、ことさら安全
を強調するのは見苦しい。
原発に対して、これまでの方針を見なおして原発震災お断りということは、原発廃止しかない。
地震で「想定外」など言い訳にもならない。放射能は撒き散らされた。これ以上の大きな事故にならな
いことを祈るしかない。とりわけ若い生命の救済に努力して欲しいし、避難をしっかりさせるのも、原
子力安全保安院などの責任のとり方だと思う。
プルサーマルを導入したばかりの福島第一原発3号炉の状況とか、六ヶ所村の再処理工場など全く触
れられていない。
恐ろしいのは情報を隠し、安全とごまかすことだ。 2011.3.13 竹田とし子
大間原発訴訟第一回口頭弁論報告
2011年1月1日 函館の初日の出
新年明けましておめでとうございます
本年もご支援ご指導のほどよろしくお願い申し上げます
大間原発訴訟第1回口頭弁論の報告
2010年12月24日(金)午後1時30分から函館地方裁判所にて審理が始まりました。
本日の報告は、3名の原告による意見陳述を中心に、原告弁護団による期日報告
書から弁護団の了承を得て報告させていただきます。
原告意見陳述
原告竹田様、同小笠原様及び同加藤様の順にそれぞれのご意見を陳述していた
だきました。なお、意見陳述に先立ち、当方よりパワーポイントを使用したスライドを
示したいと申し入れたところ、裁判長から「今後提出する予定の証拠を映すのであ
れば構わない」との回答がなされたため、本期日において示した映像は、追って証
拠化のうえ提出することを予定しております。
それぞれの陳述要旨は以下のとおりです。
① 竹田様
大間原発は函館原発と呼んでもよい施設である。
放射線被曝の恐ろしさ(チェルノブイリ、原爆などの例を挙げて)。
原発管理の杜撰さと隠蔽体質。
フルMOX、商業炉の問題 → 私たちは実験台にされたくない。
② 小笠原様
大間の海と畑は何ものにも代えられない。
有刺鉄線のフェンス、人間として扱われている気がしない。嫌がらせか。
温排水により海の温度が平均7度も高くなる、給水も問題→海の環境破壊。
世界初のフルMOX、初めて原発を扱う電源開発、初めてずくし。
現状でもすでに複数の事故発生。
次回期日は母の命日、母も参加と嬉しく思う。
③ 加藤様
妻が函館を気に入りここに住む。
HPやコールセンターの会社を経営。
3人の子の父。
琉球大学時代の話。
函館も昔は安全だったが今は不安の中で暮らしている。会社経営者としてのリスク
管理。原発は今人類が追うことのできるリスクではないのではないか。
会社の就業規則前文、148名の従業員は原発と共存できない。
4歳の子も原告。裁判長にも子があると聞いた。函館に年間2000人生まれる赤
ちゃんのためにも厳正な心理を。
以上、第1回口頭弁論における原告3名の意見陳述要旨です。
裁判全体の詳しい内容は、大間原発訴訟の会の会報第22号に掲載を予定してい
ます。
次回の口頭弁論期日は、函館地方裁判所において、
2011年5月19日(木)14時30分~となっております。






