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― 悪魔が来りて笛を吹く ― 横溝正史


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今までなぜか避けていた横溝作品




だが友人曰く


お前の趣味に合っている  そうだ




書庫にいくつか眠っていたのをまた引っ張り出してみた




ざっと目を通してみたが


危うく本の中に引きずり込まれそうになった




なぜ今まで読まなかったのだろう




いや 


常々考えていたことだが




人間には 色々なちょうど良い

時期というのものがある




もっと前にと思うことがあるだろう




だがきっと その時でよいのだ




今回はそれが今日であった




ざっとではあるが私の好きな


おどろおどろしさ


陰湿さ 残酷的でサディスティック


艶かしさや 妖しさを十二分にも感じられそうだ




これは何かの暇には読めそうも無い




仕事をしっかりこなしてから 


しっかりと浸るとしよう













― 六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡 ― 栗本薫


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六道ヶ辻シリーズの第一作目






多少怪しいところはあるにせよ


やはり 栗本氏のこちらの世界観が好きだ




作者いわく 幻の大正が垣間見られる




私も同じように 昔の日本の方が好みだ




脈々と受け継がれる 古き良きものが


まだしっかりと生きていた時代




昭和初期 大正 明治への郷愁 憧れ




その頃にもし生きていたとしたならば


書生にでもなっているのだろうか




そして退屈を持て余し


本を片手に 


雲を眺めているのかもしれない









clouds


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この雲も 空も 風も



この体が無くなれば 感じることは出来ないのか





もし体が無くとも感じられるのであれば



灰になってさまよい続けられたら



どんなに気持ちの良いことだろう








最近 疲れすぎているせいか


夜になるとひどく孤独感に襲われる




さびしいと感じたことは


今まであまり無かった



多少感傷的にはなるが


孤独に苦しむ自分もまた 


興味深い






いろんなことを考えすぎて


本質が見えなくなってきている




アリアドネの光を捜し求めて


模索する日々は


一体あとどれくらい続くのだろう





抜け出す方法を考えているはずなのに


自ら進んで その奥深く暗い闇へ


敢えて苦しみを求めるかのように進んでいく




そして 気がつくといつの間にか


光の射す場所へ這い上がってきている




その繰り返しだ





だが


苦しければ苦しいほど


明るい日差しの中へ出られたときの


高揚感は 何物にも代えがたい





今日もまた どす黒い深い闇の底で


もがき苦しんでいる




孤独をしっかりと味わうのは


また今度にしよう




こんな仕事を愛してしまった


いわば自業自得


創作活動とは  やはり苦しみが付き物だ