結婚式
結婚式に招待された。
招待してくれたのは、現在35才で20代後半から会社経営をしてる後輩である。
彼との出会いは、今から役20年前にさかのぼる。
温泉地、霧島温泉の麓の街の友人宅に遊びに行った時のこと・・・・。
兄貴、姉御肌の友人夫妻の元に多くの若者が集まる家庭だった。
入れ替わり立ち代りに出入りする、そんな連中の一人だった。
彼は、まだ中学出たての少年!
長身でクールなのが印象的だった。
物静かで、目力がある少年・・・。
そんな彼が、年々暴走族で暴れ周り、周囲から一目置かれるようになってた。
ケンカで逮捕歴もついた。
20代に仲間を引き連れ、県外に仕事で行った。
数年後、その実績に自信がつき、国分で事業を立ち上げた。
社員は20代前半の平均年齢。
若さと行動力で、ここ10年近くの内に大きく拡大した。
尊敬に値する。
そんな彼から、8月に一本の電話!
「お疲れ様です。実は僕が結婚をする事になって披露宴に出てもらえないですか?」
との事。
我々は、彼が中々所帯を持たないのを気にしてたので、嬉しい朗報であった。
式当日。
会場には彼の人気もあり、沢山の先輩、友人、後輩、会社経営者、議員等の顔ぶれ。
彼のこれまでの信用性が伺える招待者。
会場内は200人。
最近では大きな披露宴だと思う。
片や新婦は何と、現役の学校教師!
暴れん坊と先生の組み合わせ。
彼の人柄を射止めたに違いない。
披露宴は、社員や後輩達が体を張った演出で大盛り上がり!
中でも数十年ぶりに再会の時も持てたのも感激した!
彼に先輩らしい事など何も出来て無い。
逆に良い時間を与えてもらえて感謝!
本当におめでとう!
在り来たりだが、末永くお幸せに・・・・。
霊感女の話 ~その3~
ある日、友人が彼女と同棲を始め、夕食に誘われた。
勿論、例の女も一緒に・・・。
鍋を囲み、和んでいたら、友人らが些細な事で痴話ケンカになった。
ふてくされ、隣の寝室に篭る友人の彼女。
2人で仲直りさせる意味で、帰ることにした。
霊感女に合図をしても中々立ち上がらない![]()
「早く出よう!」
と、言うと
「彼女が可愛そうだから、少し慰めてやりたいんだけど・・・。このまま帰ったら心配。」
と、おせっかいが始まる。
時計を見ると日付が変わる頃。
私の予定では、お互い明日はお休み。
そこからホテルでお泊りしようと決めてた。
だから、いつに無く焦る![]()
「俺、先に来るまで待ってるから早く降りて来いよ!」
と、言って部屋を出た。
待つこと20分、中々出てこない・・・
我慢出来ず、再び部屋に戻った。
障子越しに問いかけてる。
友人は、どうしようも無く時の経過を待つのみ・・・。
「おい!2人になったら何とかなるから行くよ!」
と、少々不機嫌な態度で言った。
それに対し、不機嫌な顔で車に乗り込んだ霊感女。
こちらも車内でケンカが始まる。
もう、予定してた事などどうでも良い![]()
部屋に忘れ物を取りに、一旦出た女。
その後姿を何気に見てると様子が変・・・
突然、ゆっくりと歩き始める。
僅か、12、3段の階段を1分程かけて登る。
明らかにおかしい。
異変に気付き、女の後を追った。
「おい、どうかした?」
と、問いかける。
女との距離5メートルしかないが、完全に聞こえてない。
近寄って、こちらを向かすと、
「あ~、○○君。どうした?私なんでここに立ってるの?」
と、意味不明な言動。
しかももいつもと話し方も、声のトーンも違う。
一番の不気味さは、顔が完全に違って見えた事。
目がうつろで、焦点が合ってない。
思わず後ずさりした。
と、その瞬間前のめりの倒れ、けいれんし、白目を向き、私の肩をかなりの力で掴みかかって来た![]()
気持ち悪くなり、掴まれた手を解くと、今度は、自分の手を噛み始め、何か念仏の様なモノを唱え始める。
「放せ!殺してやる!」
等、良いながらその手は血だらけに染まる。
20分後、落ち着いたが白目を向き全身が大きく震えてる。
こうなったら私の力では何も出来ない。
と、言うより離れたい・・・。
心配してくれた友人が救急車を呼んでくれた。
間も無く救急車が到着し、市内の病院へ搬送される。
病院でそれまでの経緯を聞かれるが、何を話して良いか解らない。
一応、話すとそこの看護士も半信半疑・・・![]()
説明する私も恥ずかしい・・・![]()
医者も呆れ顔。
結局、朝まではこのままの状態らしく、病院を出た。
その後、どうしたのかわからない。
それから、街でも見かけなくなった。
信じられない様なひと夏の思い出?話だった・・・・ 完
青年達の集結を!
地元生活を離れて23年経つ。
仕事や色んな事情で県内外の街で過ごす時間を越えた事に気付く。
地域性もあるが、伊佐大口での独立心に満ちた青年は意外に少ない。
老舗の看板の元で生まれ育った者は後継者となる。
実家がサラリーマンや農家の者は、安全に会社勤めが多いような気がする。
国分近郊の青年達は、10代の頃から独立心旺盛で20代になって準備を始める。
20代半ばには早くも独立してる者も少なくない。
勉強不足で事業に失敗しても、数年先にやり直しが出来ると強気な考え!
それまでの経験から同年代の連中はお金の動かし方や社会情勢の知識には詳しい。
だから、選挙時期になると、知り合いに誘われる事無く、自分から率先して応援に出向く。
夢の実現に向う姿勢は、感心するものがある。
過疎の町、故郷大口にも若くで事業を続けてる者も何人か知ってる。
横の繋がりを必死に守り、事業を継続している姿を見る。
それも存続の方法だと思う。
そこから見えてくるのは、その地域の暗黙の仕法がある。
自然に培ってるものだと思う。
食っていく為に必死さも伝わる。
田舎は都会に比べ物価は安いが、横の繋がりを維持していく為の交際費は都会の以上の出費と時間を費やすはず。
厳しい状況下の元、唯一田舎で若くで事業をしてる者は気苦労も大きい。
しかし、そんな大変さを顔に出さず、明るい表情の彼らはカッコイイ!
青年の事業主達が互いに差さえあっていけたらと、考える。