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妻と1歳の息子、3人家族で過ごすための
マイホームを計画中

< 登場人物一覧 >
2021.08 マイホーム検討開始
2021.11 土地売買契約
2022.03 土地引渡し
2022.07 建築請負契約
2022.09 着工
2022.11 上棟
仕事の忙殺具合がやばいっす
まだ外構や家具など、新生活に向けて考える必要があることが山のように残ってるんですけどね
まぁ、がんばりますです
それでは本題。
先日、なんと5記事にも分けて公開した、引き渡し直前のトラブルの流れ。
それはそれは大変でしたが・・・
最終的にはどうにか、想定通りの金額(より少しだけ安いくらい)に着地できました
金額的には約450万円ほどの減額に成功した形です
まぁ本来は払う必要のない費用でしたから、当然ですけども
我が家ではこれ以外にも、たくさんのトラブルが発生しました。
しかし!
実は、いわゆる
「言った言わない問題」
だけは、1度も起きていません
「言った言わない問題」って、注文住宅を建てる場合はあるあるだと思います。そして、けっこうトラブルに繋がりがちです。
そして何より、施主のストレスが半端ない
そんな「言った言わない問題」ですが、先ほどもお伝えした通り、我が家では一度もありませんでした
これはぼくが2つの対策を行っていたからなのですが、今日はそれを紹介したいと思います
対策① 確認事項の取りまとめ
注文住宅を建てるにあたっては、かなり多くのことを決めなくてはいけません
- 壁のクロスの種類と張り分け方
- 各部屋の天井のクロスの種類
- 各部屋の床材の種類と張る方向
- 造作物の材料や塗装方法、寸法
- 各建具とガラスの種類や色
- キッチンの種類、オプション仕様
- キッチン水栓の種類、オプション仕様
- トイレの種類、オプション仕様
- あれや
- これや
正直こんなところには書ききれないくらいの量があります
施主は素人ですから、これらを決めていくにあたって、当然ながら様々な疑問点が出てきます。
そして、そういった疑問点は、特に(ぼくのような)コダワリが強いタイプの施主は量が増えがちです
生じた疑問は、もちろん住宅会社に確認しますよね。ですが量が多かったりすると、住宅会社側の人も回答するのを忘れてしまったりするんです
なんなら、施主自身も自分が質問していたこと自体を忘れることがありますから、厄介です
こういった「確認事項の漏れ」を無くすため、ぼくはすべての確認事項を項目ごとにまとめていました。
こんな感じ
- 確認事項(質問内容、日付、連絡手段)
- 回答結果(回答内容、日付、連絡手段)
- 解決状況(解決してるかどうか)
をGoogleスプレッドシートを使ってリストにまとめていました。
別にエクセルでもいいですが、スプレッドシートならスマホでも見れますし無料です
具体的には、例えば「LAN配線」に関して行った確認については
- (11/09)
LAN配線と費用、ケーブル種別をメールで質問 - (11/11)
通常は通信業者依頼になる旨がメールで回答。住宅会社側に依頼する場合はカテ6までで、かつ1本1.5万円の配線費用が必要と提示される - (11/12)
カテ6aの対応ができないのか、またいつまでに依頼する場合はいつまでの確定が必要かを追加質問 - (11/13)
依頼する場合はできれば11月中に確定してほしいと現場で口頭で会話 - (12/07)
カテ6でいいから対応してほしいとメールで依頼 - (12/08)
最終的な見積もりがメールで提示される。
と言った時系列で会話がなされたことが記録されています
こういった確認事項が、ぼくの場合は300項目ほど、スプレッドシートにまとまっています
ポイントとしては、住宅会社に質問していなくても、聞きたいと思ったことは項目として追加しておくことですね
記載さえしておけば、後からリストを見返した際に「これ聞いてないや!」と気づくことができます
「標準では見切り材って何を使うんだろ」
「階段の手摺の話ってしたっけ?」
「洗濯機の水栓の高さって変えられるのかな」
などなど、疑問に思ったことはリストにまとめておき、まとめて質問すればOKです
このように疑問点と、それに対する回答をまとめることで、抜け漏れを最大限抑えることができますよー
それに着工後のミス発見にも役立ちます。
実際、下記の記事で紹介した「ルーフィング違うやないかい事件」は、リストにまとめておいたからこそ気づくことができました。
ぼくら施主は、建材の実物を見たことがないので、現場で見ても間違いに気づけなかったりするですよね
似たような商品名のものも多いし。
上記の記事のときは「あれ?PカラーEX+じゃなくない…?」と思って、スマホでリストを確認して、間違いに気づいた感じです。
対策② 議事録とメール連絡
2つ目がこちら。
住宅会社との打ち合わせって、だいたい議事録っぽいメモが作成されると思います。
2〜3枚複写の紙になってて、その日に話した内容を、住宅会社の担当者がメモする感じです
まず前提として、ぼくはあれを信用していませんでした
だって、そもそも議事録の精度が担当者のビジネススキルに左右されますし。普通に抜け漏れがあるので、全く信頼できませんでしたね。
なので、ぼくはすべての打ち合わせの議事録を自分で作成していました
- パソコンでメール画面を開く
- 議事録をメール本文に打ち込む
- 終わったらそのまま、関係者全員にメールで共有
- 確認したら一言でもいいので必ず返信してもらう
ていうか「迷惑だから電話してくるな」って言ってましたw
こうすることで住宅会社側と話した内容はすべてメールに残ります
ここで大切なのが、メールには証拠能力があるということです。仮に民事裁判になってしまった場合でも、証拠として使えます。
厳密にはメールが真正であること証明する必要があるケースがあります
資料が完全に残っていたから、堂々と交渉できた
これらの対策を行っていたからこそ、うちの場合は「言った言わない問題」は一度も発生しませんでした。
全部の履歴が残ってますからね
何度か「そんなこと言いましたっけ」と言われたことはありますが、「●月●日のメールでそのように聞いてます」というだけで、一発で黙らせることができました。
ただ、冒頭で紹介した件を含め、これだけやってもなぜかトラブルって起きるんですよ
そのたびに交渉とかが必要になるわけですが・・・
正直、住宅会社との交渉は骨が折れます
だって向こうは「法人」であるのに対し、こちらは「個人」ですから。しかも、結果によっては人生が変わるレベルの大金がかかってますし。
ですが、上述の対応をしていたことで、
- 項目ごとの確認履歴と最終的な対応内容
- 確認内容を示す証拠としてのメール
が両方とも、ぼくの手元に完全な状態でそろっていました。
ちなみに契約周りのことについては録音データも多数ありました
これらがあったからこそ、どの交渉でも強気で臨めましたね。裁判しても負けない自信がありましたし
住宅会社側に全部まかせるのはオススメできません
ぼくとしては、
- 質問事項の管理
- 議事録の作成
などをすべて住宅会社に任せるのはオススメできません
トラブルが生じたとき、自分が圧倒的に不利になる可能性がありますから
まぁ、絶対的な信頼があって、何が起こっても後悔しないという確信があるなら、個人の自由だとは思いますけどね
繰り返しになりますが、注文住宅を建てる際は人生が変わるレベルの大金が動きます。
何かあると困るので、今回紹介したようなリスクヘッジは、ご自身で行うことをオススメしますよ