音楽日記 & バンコク日記 -208ページ目

音楽日記 & バンコク日記

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『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

Urban Renewal
このアルバムは2001年にドイツのWarner Musicで企画されたR&B系シンガーが歌うPhil Collinsのカバー集。オリジナルが多い欧米歌手のカバーを聞けるというのも、面白い。カバーというのはオリジナルと比較される為、その歌手の実力が分かりやすいと思う。もちろん歌手だけでなく、Produceをした面々も評価をされると思うのだが。

 Montell Jordan, Joe に Brian McKnight 。このリリースされた01年の男性 R&B シンガーが好きならこの3人はマストだろう。その3人のカバー曲が収録されただけでも価値がある。Joe は自身で Produce をし、 Brian McKnight の曲は The Neptunes が Produce をし, Montell Jordan は Shep Crawford が Produce した99年末リリースした「Get it on tonight」に収録した曲を提供してるからかDane Bowers の曲を Produce もしている。

 しかし、僕の一番のお勧め曲は日本盤のみのボーナストラックの Chico DeBarge だ。全米1位となった「Separate Lives」というデュエット曲を一人で歌い、二人で離別を再確認する Phil Collins のオリジナルとは対照的に、一人で離別を決意するといった新しい曲の解釈を提示している。このような Smooth R&B を作らせたら“さすが Chico!” 正直、僕にはChico といい Toni Rich といい、才能あふれる彼らを日本盤のみのボーナストラックにした理由が理解に苦しむ。

 聞くのならば、ぜひ日本盤を聞いてみてほしい。輸入盤との超過差額分を納得する楽曲が入っている。

Z-Chen Listen to me
 マレーシア華僑であるZ-Chen 張智成が2003年12月にリリースした彼の事実上4枚目のアルバム「Listen to me」。彼はマレーシアで01年にアルバム「名字」でデビュー。(このアルバムは今では入手困難)その後に台湾に渡り02年に「May I love you ?」をリリースし、台湾でデビュー。その後、03年4月に「凌晨三點鐘」をリリース。決して出したアルバムの枚数は多くないが、陶喆、王力宏、周杰倫といったR&Bが吹き荒れる中、マレーシアからきたR&Bシンガーとして、着実にR&B男性歌手としての地位をアピールしていく。また、祖父が広東省系架橋の為、幼少期から広東語は徹底的に教えられたという張智成。このアルバムで一番ヒットした「換日線」の広東語版「傷心換日線」をアルバムの最後に収録し、この曲は香港でも大ヒットしている。

 このアルバムで大切なステップは「台湾デビュー前からのマレーシアの良き友と作り上げたアルバム」という事だ。製作をほぼマレーシアで行ったため、決して有名な作曲者の名前は無いが、アルバムには前述の「換日線」「詩人」「莫非定律」「很想妳」といったメロディーのしっかりした台湾風R&Bだけでなく、「三千」「老歌手」「説」といった世界のR&Bを意識したBeatの強いR&Bも含んでいる。かと思えば「Cap Girl」ではクラブで盛り上がるような曲もある。しかし、R&Bでまとめられたこのアルバムでは違和感が無く収録されている。そして「回憶録」でキレイにアルバムを終わらせている。曲の流れにしてもスムーズに流れ、一枚のアルバムとしてもすごく聞きやすいアルバムだ。

Tata Young (海外盤)tataJapan (日本盤)

 


 21世紀はアジアの時代といわれる。にも関わらず世界的なアジア人スターは未だ存在しない。UTADA、Toshi Kubotaと日本からも進出しているが、世界の壁は高い。しかし、00年全米進出しRicky Martinの全米ツアー前座を務めたCoco Lee、02年末から半年間Billboard Club Play Chartに4曲出し続けたSeiko、母が韓国人のAmerie、日本人のクォーターと在日韓国人が在籍するLinkin Parkと、アジア人の活動の場は着実に広がっている。

 今一番世界が近いアジア人シンガーは、Tata Youngだ。Tataは80年に米国人の父とタイ人の母の間に生まれ、95年に「Amita Tata Young」でデビュー、タイで「タタ旋風」を起こす。米国コロンビアレコードと契約し、04年2月英語盤「I believe」で香港、台湾、中国、シンガポール、マレーシアに進出。同年8月にその波を受け日本でもデビュー。今年4月には日本国内7都市を回るツアーもしている。

 このアルバムからは「I believe」「I think of you」「Cinderella」「Sexy,Naughty,Bitchy」とヒット曲を連発する。

 タイだけでなく日本、中華圏で好評を博し、インド映画に「Dhoom Dhoom」を提供しインドでも大人気となった。MTV ASIA AIDで世界に人気、実力を披露した。現在製作中の次の英語盤では更にビックになるだろう。同じアジア人として、将来性に満ちた25歳のTata Youngを僕は応援したい。

 

蔡健雅(タニア・チュア) 雙棲動物
 Tanya蔡健雅(タニア・チュア)は、シンガポールの天才。アジアの歌姫 王菲(フェイ・ウォン)を始めさまざまな歌手に曲を提供しているシンガーソングライターだ。90年代後半からさまざまな演奏活動をし、97年にアルバムデビューし、このアルバム「雙棲動物」は今年出た通算8枚目。

 彼女の特徴は、曇りがかった歌声と、その歌声を生かしたメロディー。華やかでポップな曲は少ないが、ついつい聴き入ってしまう歌声と音楽との調和が魅力だ。4曲目の「優先権」のようなPOPSでもタニアらしさがある。自分を良く知っているからこういう仕上がりになるのだと思う。最終曲「原點」では同郷のスターのYan-Zi 孫燕姿(ステファニー・スン)と共演している。二人とも曇りがかった声だが、こう聞き比べるとどちらが歌っているかが明確でおもしろい。

 オープンカフェで忙しく歩く人を見ながらゆっくり聞きたい都会的な落ち着きがある。1曲1曲でなく、1枚のアルバムに身を預けたくなる。そんなアルバム。

李玖哲(ニッキー・リー) 影子
 なんとなく今日は Nicky李玖哲(ニッキー・リー)の影子というアルバム聞いてます。
李玖哲はMachiというL.A.Boyzの一人が在籍するABCのHip Hop Groupの一員です。 が、しかし彼が韓国人。ELVA蕭亞軒(エルバ・シャオ)のLiveに出てて彼女に北京語直されています。
 
 このデビューアルバムには 非常に良いR&Bが収録されています。
 1曲目「影子」
 2曲目「洗牌」
 3曲目「無價快樂」
 (Smooth R&Bですね)
 5曲目「都怪我」
 (こういう重々しいビートと切ないメロディー。韓国らしいです)
 8曲目「柏拉園式想念」
 (New EditionのRalph Tresvantが91年に出したSensitivity好きならこのサウンドにきます!) 
 9曲目「第五街的誘惑」
 (最後はちょっとRainっぽいかも・・・良い曲だけど、何で最後??)

どれも、Smooth R&B。
4曲良い曲があれば僕にとって良いアルバム(買った甲斐のあるアルバム)なので合格。 94年~97年のアメリカのR&B(BabyfaceやTLCがすごかった頃)には気に入ってもらえるサウンドです。

さて、李玖哲といい、ProducerのJae Chongといい、なぜ韓国人で台湾で成功したのでしょうか。
それは、彼らのR&Bセンスがすばらしいからです。
  ちなみに Jae Chongは、在米韓国人で
    ELVA蕭亞軒(エルバ・シャオ)、
    Coco李玟(ココ・リー)、
    A-Mei張恵妹
          に曲を提供しヒットさせています。
韓国のR&Bセンス。Se7enやRainで日本でも認識が広まっています。
ちなみにRainのproducerはパク・チニョンPark Jin Youngは
Ma$e, Will Smith今度出るLil Kimとアメリカでの有名になりつつあります。
良いR&Bアルバムです。4月に台湾でリリースされ、最近マレーシアでも発売されたそうです。
冬の無いマレーシアでも聞けるアルバムですが、僕は今年の冬に聞こうと思っています。
R&Bは冬に聞くのが好きなので…