Listen to me
マレーシア華僑であるZ-Chen 張智成が2003年12月にリリースした彼の事実上4枚目のアルバム「Listen to me」。彼はマレーシアで01年にアルバム「名字」でデビュー。(このアルバムは今では入手困難)その後に台湾に渡り02年に「May I love you ?」をリリースし、台湾でデビュー。その後、03年4月に「凌晨三點鐘」をリリース。決して出したアルバムの枚数は多くないが、陶喆、王力宏、周杰倫といったR&Bが吹き荒れる中、マレーシアからきたR&Bシンガーとして、着実にR&B男性歌手としての地位をアピールしていく。また、祖父が広東省系架橋の為、幼少期から広東語は徹底的に教えられたという張智成。このアルバムで一番ヒットした「換日線」の広東語版「傷心換日線」をアルバムの最後に収録し、この曲は香港でも大ヒットしている。
このアルバムで大切なステップは「台湾デビュー前からのマレーシアの良き友と作り上げたアルバム」という事だ。製作をほぼマレーシアで行ったため、決して有名な作曲者の名前は無いが、アルバムには前述の「換日線」「詩人」「莫非定律」「很想妳」といったメロディーのしっかりした台湾風R&Bだけでなく、「三千」「老歌手」「説」といった世界のR&Bを意識したBeatの強いR&Bも含んでいる。かと思えば「Cap Girl」ではクラブで盛り上がるような曲もある。しかし、R&Bでまとめられたこのアルバムでは違和感が無く収録されている。そして「回憶録」でキレイにアルバムを終わらせている。曲の流れにしてもスムーズに流れ、一枚のアルバムとしてもすごく聞きやすいアルバムだ。