V.A. / Urban Renewal | 音楽日記 & バンコク日記

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生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

Urban Renewal
このアルバムは2001年にドイツのWarner Musicで企画されたR&B系シンガーが歌うPhil Collinsのカバー集。オリジナルが多い欧米歌手のカバーを聞けるというのも、面白い。カバーというのはオリジナルと比較される為、その歌手の実力が分かりやすいと思う。もちろん歌手だけでなく、Produceをした面々も評価をされると思うのだが。

 Montell Jordan, Joe に Brian McKnight 。このリリースされた01年の男性 R&B シンガーが好きならこの3人はマストだろう。その3人のカバー曲が収録されただけでも価値がある。Joe は自身で Produce をし、 Brian McKnight の曲は The Neptunes が Produce をし, Montell Jordan は Shep Crawford が Produce した99年末リリースした「Get it on tonight」に収録した曲を提供してるからかDane Bowers の曲を Produce もしている。

 しかし、僕の一番のお勧め曲は日本盤のみのボーナストラックの Chico DeBarge だ。全米1位となった「Separate Lives」というデュエット曲を一人で歌い、二人で離別を再確認する Phil Collins のオリジナルとは対照的に、一人で離別を決意するといった新しい曲の解釈を提示している。このような Smooth R&B を作らせたら“さすが Chico!” 正直、僕にはChico といい Toni Rich といい、才能あふれる彼らを日本盤のみのボーナストラックにした理由が理解に苦しむ。

 聞くのならば、ぜひ日本盤を聞いてみてほしい。輸入盤との超過差額分を納得する楽曲が入っている。