音楽日記 & バンコク日記 -203ページ目

音楽日記 & バンコク日記

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『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

NE solo
 今や廃盤である「New Edition Solo Hits」。題名通りNew Edition の面々のソロヒット集。しかし、リリースされた97年の時点ではMotownとMCAは別レーベル(今は共にUniversal傘下)な為、Motownとソロ契約をしていたJohnny Gillの曲は収録されていない。New Edition は、Ralph Tresvant, Bobby Brown, Ricky Bell, Michael Bivins, Ronnie DeVoeの5人で83年に「Candy Girl」でデビューした。当時、彼らは15,6歳。その後、Bobby Brownが脱退し、Johnny Gillが加入した。New Editionとしては88年のアルバム後、96年と04年にリユニオンアルバムを出している。グループとしても、個別の活動にしてもR&Bチャートで1位を記録しているグループ。(かなり端折っている)

 このアルバムはNew Edition としての功績ではなく、個々の活動を集めたコンピ盤。Bobby Brownは「My Prerogative」「Humpin’ Around」「Every Little Step」「On Our Own」とR&Bチャートで1位、総合チャートでTOP3の曲を4曲、Bell Biv DeVoe(Ricky, Michael, Ronnieの3人で作ったグループ)はR&BチャートTop6の曲を4曲、New EditionのフロントマンRalph TresvantはR&BチャートTop3の曲を4曲。あくまで各4曲と公平なはずだが、R&Bチャート1位が7曲、Top5入りが11曲と充実してしまうのがNew Editionの魅力だ。

 特に、個人的おすすめがRalph Tresvant。収録されたのは彼の代表曲でR&BチャートTop1、総合チャートで4位を記録したJam&Lewisプロデュースの「Sensitivity」、同じくJam&Lewisプロデュースの「Do what I gotta do」、Mo Moneyのサントラに収録され彼のアルバムには収録されなかった「Money can’t buy your love」と1曲だけLA.Reid 他がプロデュースした「Stone Cold Gentleman」が収録されている。いつもRalph Tresvant を聞くと、「Money can’t buy your love」と「Sensitivity」が1週間は耳から曲が離れない。そしてCDを倉庫の奥にしまい、ふと聞いてる。そんな聞き方して早7,8年。僕もリアルタイムで聞いてた世代ではないが、Ralph Tresvant 最高である。リマスターしてほしい歌手の1人。次はいつ聴くのだろう…

I love Natural

韓国のTechno Popsを広めたのはLee Jung Hyun 李貞賢(イ・ジョンヒョン)だという。李貞賢はだ~れっ?はい。ズバリ韓国ドラマ「美しき日々」のセナちゃんです。紅白にも彼女特有のカンザシ、小指ピンマイクで歌ってたので知っている人も多いだろう。

さて、このアルバム「I Love Natural」は彼女の4集。「ダラダラ」「アリアリ」といったヒット曲がある。(この曲だけを文字で伝えるとマヌケだ…)4集はNaturalがテーマなのだが、普通にNaturalにしないのが李貞賢らしい。ターザンやモンゴル、ジプシー。遊牧民系をMixしていて、泥や白い粉をかぶったジャケットも面白い。曲はTechnoの女王と言われるだけあるTechno。かなりアゲアゲだ。途中Tei Towaを使った曲も出てくるが、その曲の前後に中間奏を挟むあたり、Tei Towaとは音楽的方向性が違ったのだろう。

 彼女は今年、日本で活動をしている。日本でのリリースも多いが、正直韓国語の方がTechnoのアゲアゲ感がふんだんで良い。日本盤のCDについているDVD等でFanに韓国語Versionの移行を施しているように見えるのだが、韓国語のベスト盤を日本で出したらみんな買うのに…と思う。アゲアゲ気分になりたい人にはオススメなアルバム。「美しい日々」を見てこのアルバムを手に入れたおば様方はどう反応するのだろうか。

Dhoom Dhoom Tour DVD  VCD

今年716日と17(17は追加公演)タイのバンコクであったTata Youngの凱旋ツアーの映像「Live in Concert Dhoom Dhoom Tour」。初めてThaiの店からネットで買ってみました。タイ語の字のような丸文字なアルファベットの宛名で届きました。買った理由は、タイ本国でのTata Young はいかがなものかと。タイ語はさっぱりわからん。まじめに聞けば聞くほど発音がおかしくて…。

 

コンサートの内容はさすが!日本のコンサート よりスゴイです。照明がたくさん!観客もたくさん!バンドは好評だった日本のライブのメンバーを来タイさせ、衣装は一部adidas。ダンサーも日本公演で使っていた4人のタイダンサー中3人が付いています。本国タイのライブでもあくまでも凱旋ライブで、海外スターTata Youngなので、英語アルバム「I believe 」の曲が主で半分以上は英語で、チケットの値段も外人歌手価格だったそうです。タイ語の曲は新アルバムの「Dangerous Tata」からの「Dangerous」と「In The Mood」以外はいつの曲かは分かりません。でも、メロディーの良い曲やノリノリな曲もありました。日本で歌った「I need both of you」以外は別のタイ語の曲を歌っています。大合唱もあり、タイでのTataの人気を伺わせます。

 

ライブは最初は「Dhoom Dhoom」で始まり、登場で顔はかなり緊張しています。しかし、タイ語で挨拶してからは顔が緩みっぱなし。同月29日に発売されたアルバム「Dangerous Tata」の宣伝も忘れず。Hip Hopでカッコイイタイトル曲の「Dangerous」を歌うだけでなく、ゲストにもちゃんと「Dangerous Tata」と言わせちゃう。なかなか憎い演出です。「I believe」は英語のでは対して踊らないけど、タイ語の「I believe」ではバリバリに踊ります。

 

タイ人の友達と見たらMCがなかなか面白いらしい。通訳をしてくれたんだけど、「この衣装Sexyでしょ??」って聞いたり、「女の子はいる?」「男の子は?」「Gayの子はいる?」と問いかけたり、日本人のFanを見つけたら日本語で話したり。バンコクってまだ行った事ないんだけど、噂通りの街なのかもしれません。コンサートの合間に出てくる観客にも注目です。年配の人、外国人、女、男はもちろん見るからにGay、見るからに性転換後のパリンヤ系も含みまさに老若男女!!しかも

ブックレットのゲストのB5のメンバーの写真はどう見ても若乃花だし。突っ込みどころの多いライブ映像です。

 

 

Tata Young Official HP がリニューアルしました。タイ語の曲のMVもあります。

ココ からどうぞ

Dream on the hillRich

 日本で韓国のR&Bというと、Rain ,Se7en が大衆的に注目があるようですが、Lina Park , Wheesung のような日本ではまだまだ知られてない良いシンガーもたくさんいます。正直、実力ではなく、話題性、マネージメントとの兼ね合いで日本進出の規模が決まるようなので、日本に来ているからOKとは必ずしも言えません。また、韓国ではPops , R&B , Hip Hop , Ballad , Dance(Techno) とジャンル分けがあります。チャートは日本と同じで一つですが、ジャンルはちゃんとリスナーに認識されているので、R&BシンガーがPopsな曲を歌うといった日本のようなことはあまりありません。その分、R&BシンガーならR&Bを思いっきりそのジャンルを追求できるというのも韓国の音楽ならでは魅力です。


 このアルバム「Dream on the hill」はRich 2(韓国ではオリジナルアルバムをカウントして_集とカウントしていきます。よって2集は2枚目のオリジナルアルバムです)03年にリリースされた。3曲目が韓国でヒットした。Rich 85年アメリカ生まれ。Se7en (84), Rain (82), Wheesung (82)に比べると書面上は若いのですが01年年末に「I have a dream」で18歳でデビューした。僕個人としては9曲目の「What’s a feeling!!」や12曲目のEl DeBarge の「Heart, Mind and Soul」韓国語カバーといったR&Bセンスがとても気に入っている。歌は韓国でR&Bシンガーとして認識されているだけあって上手く、Smooth R&B がたっぷり入っている。Rich はその後、03年末に2.5集のBest & Remix Album(2枚からのベスト盤)04年に3集「Dream Hunter」をリリースしている。今年も寒くなる時期に聞きたくなる歌手だ。次のアルバムのタイトルもやっぱりDreamが付くのだろうか。意外と僕みたいなロマンチストなのかもしれません。

Elva DVD DVD ELVA CD CD
 Elva 蕭亞軒(エルバ・シャオ)の2003年に台北市立体育館で行われたライブCD、DVD「2003Up2U台北演唱會」。Elvaの数あるライブ映像で台湾での映像はこれが初めて。今までリリースされたものが香港コロシアム伝統の円形ステージに対し、このライブは日本と同じ対面式。だから映像が落着いていて良い。

 このライブでElva は可愛く、クールで、お茶目で、かっこよい。彼女のもつキャラクターをしっかり収録している。「因為你」でしっとり始めた、「愛的主打歌」でちゃんと踊り。盛り上げる。(隣の一青窈顔のノリノリダンサーかなりおもろい)、そして以前このBlogで取り上げたNicky李玖哲を率いてHip Hopも行いクールに決めたかと思ったらスタッフの作ったElva には秘密の過去の映像でElva のクールさは一気に崩れ去る。かと思えば、後半はかなり踊りカッコイイ。

 このライブは、5枚目の「愛的主打歌」と6枚目の「愛上愛」の間に行われ、5枚目に収録された「我就是我」のお披露目でもある。化粧品Up2UのCMソングとしてTVでオンエアされていただけあり、かなり力を入れている。(Up2Uはこのライブの協賛者でもある)正直、僕の大好きな曲だけに、メドレーでもOKだから前半をもっと歌って欲しかった…。その後は僕の好きなR&B要素のある「Cuppuccino」に続き、最後はカッコ良く「一個人的精彩」で終わる。124分収録されているが、もっと歌っている実感がある、非常に濃縮されたライブだ。

No.1 Hits JPN日本盤  No.1 Hits US US盤

Remix 大好きである。原曲からどっか切り口を見つけ、その曲の他の面を提示する。商品のセールスポイントを見つけ、そのポイントで顧客にアプローチする。営業手段に似てると僕は思う。曲のよさ、良い点を見つけるのが楽しい。

 

 このアルバムはアメリカで出た「Superstars #1 Hits Remixed」の日本盤「Superstars No.1 Hits Remixed」。なぜかジャケットと曲順が異なる。米国Sony BMGからのリリースだけに日本BMGからリリースされてもJ.Lo, BeyonceといったSonyのメンツもちゃんと収録されている。

 

内容は女性シンガーのRemix集だ。日本盤はBritney Toxicで始まる。Maroon 5。正直、声がアナスタシアに似てるねぇ。そしてBeyonce, J.Lo, Agureraと続く。そしてWhitneyToni BraxtonHex HectorによるUn-break my heartに達したらもう完璧オネエ系Houseである。このアルバムは7619曲とたっぷり収録されている。正直、電車等の通勤時間にイヤホンで聞いて76分一人アゲアゲは気違いになる。しかし、CD化されてないMonicaSo Gone PartII(The Scumfrog Full Vocal Edit)が手に入ったから良しとしよう。

Raydiation Raydiation
 Ray J の4年振りに出た3rd album「Raydiation」。Ray J はBrandy の弟で、Brandy の事務所の後輩と見られているが今や、状況は異なっている。今やRay J はBrandy の所属するレーベルの社長だからである。今回は自身のKnockout を率いて自身のレーベルからリリースされた。

 1st singleの「one wish」がとても良かったので期待して買ったが、最初は最近US産R&Bを聞いてなかったので、「・・・」だったが、何度も聞いてるうちに良くなっている。同じR&Bだが、US産R&Bとして聴くと昨日のCraig David と今のUSとUKの音楽が比較できるだろう。

 正直、いよいよRay J もやっと大衆的に歌手として認められる??という期待が出来るアルバム。今まではTVの影響が強かったし。そう。このアルバムは8曲は自身のKnockout でProduceしてアルバム全体の流れを作り、前半4曲はRodney Jerkins。後半はTimberland ,R.Kelly を飾りに入れているが、やはり自身のKnockoutの方がサウンドがしっかりしている。Timberland, R.Kelly よりRodney Jerkinsの方が作りこんだ感を感じた。今のアメリカの状況で4枚single cutはキツイかもしれないが、4枚はcut出来るアルバム。このアルバムを聞いて僕の中でRay J という歌手が「Brandyの弟」って枠から抜け出した。

the story goes...韓国盤はココで買えます
 英国の歌手Craig David (クレイグ・デイヴィッド)が2 Stepの「fill me in」でアメリカを除く世界で衝撃的なデビューとなり、2Stepブームを起こしたのは00年。翌01年には全米デビューする。今回は所属レコード会社の倒産を経てリリースされた3年振りの3rd albumだ。米国では、ワーナーは男性ソロシンガーやBlackの歌手の少ない。それだけに、ワーナーが移籍先というのはアメリカを視野にいれていた彼を考えると正直驚きだ。

 曲は14曲(ボートラ含む)で収録され、半分の7曲を1stから組んでいるMark Hillと行い、11曲programingしているLee Grovesのサポートでプロデュースもしている。

 アルバムとしてはUK R&B。US産R&Bよりメロディーがしっかりしていて聞きやすい。今日本のRadioで頻繁に流れている「all the way」「Don’t love you anymore (I’m sorry)」も良いが他にもsingle cut出来そうな「separate ways」「Johnny」「unbelievable」といった曲も収録されている。彼はいつもUKで4,5枚single cutしているので今後期待大。今までアメリカも考慮し活動してきたからか、アメリカ市場を意識した曲「thief in the night」のような曲もあるが、メインはUK市場に定められているように僕は感じた。特にアメリカを意識しなくても聞きやすい曲を作っていれば良いと僕は思ってるから、結構このアルバムは気に入っている。

saya solo Solo  sporty なSaya。衣装はadidas協賛です。

 

 Saya張惠春の03年10月に出たソロアルバム「solo」。 賛否両論となる前に “聞くor聞かない” に分かれるアルバムだろう。

 

 僕自身Janet Fanだけにこういう言い方は大嫌いだが、Sayaは台湾だけでなく、全中華圏で大きな影響をもつA-Mei 張恵妹の妹。9人兄弟の末っ子(Janetと同じ)。社会現象となったA-Mei現象の中、従姉妹と“阿妹妹”(アーメイメイ。A-Meiの妹という意味)としてデビュー。しかし、軽い誘いを受けて入った芸能界に阿妹妹の二人は疑問を持ち、契約を解消し彼女達は芸能界から身を引く。その後、彼女は3年間のブランクの後、彼女はTVドラマで覚悟を決めて復帰する。このドラマでの演技は後にゴールデンベル賞で最優秀助演女優賞を受賞している。

 

 このアルバムは“Soloとして活動する”.“R&Bをする”といったコンセプトがしっかり出来たアルバムだ。大衆的なR&Bの「想你」、Nice & Slowな「沙唖」、「I love you so」のような濃く決して大衆的ではないR&Bもある。A-Mei には出来ない濃いR&Bを、アジアらしくメロディーで軌道修正しリリースし、のびのび行っていて、彼女の”プロ意識”を認識できる。楽曲的にはLandy 温嵐よりR&Bが強いと思っていい。

 

 今SayaはF4のJerryと共に台湾版「白い巨塔」に出演している。夏からリリースが遅れているアルバムも、そろそろリリースされるのだろう。急がなくていいからこの「Solo」のような質の良いアルバムを作って欲しい。

愛瘋了 1(通常盤) 愛瘋了 2(ライブ映像の入ったDVD付)
 戴佩妮とかき、ピンインはdai pei ni。英語名Penny。よって日本ではペニー・タイ、中華圏ではダイ・ペイニーと呼ばれる。Pennyが全面に出ている為、中華圏の人に非常に伝えやすく、名づけ方の上手さに驚く。
 
 マレーシア華僑の友人、シンガポール架橋の友人に「戴佩妮は聞いたか?」と聞かれ、今年3月に出た「愛瘋了」を買ってみた。前作のベスト盤から1年振りに出される5枚目のオリジナルアルバム。これでよければ次は前作のベスト盤と考えていたが、結果は、ベストでなくその前のアルバムを聞きたいと思った。アルバムとしてのまとまりが強い為、ベスト盤ではなく、オリジナルアルバムの方が聞いていて面白いだろうと察した。

 このアルバム「愛瘋了」は、Pops album of the yearのノミネート作品を紹介するMCから始まり、セッションで終わる。アップテンポの曲は無いが、とても上手く流れる感じなので、あっという間に終わってしまう。曲の感じとしてはピアノベースのシンガーで、米国のTori Amos(コメント参照)に似ている。Tori Amosを知ってる人ならば、Toriにメロディー重視のアジア色が加わった感じと説明して分かってもらえるだろう。曲としては「愛瘋了」「前往飛」がラジオでスマッシュヒットした。

 ちなみにこのアルバム、作詞、作曲は全てPenny。彼女はマレーシア出身だが、マレーシア、シンガポール出身で作詞まで行うシンガーソングライターはあまりいない。梁静茄のような”マレーシアらしさ”は全く無い。あるのは”Pennyらしさ”。ちなみに彼女は創作ダンス、バレエも上手いとの事。彼女を説明するときには、歌手やシンガーソングライターでなく、表現者というのが一番適した表現なのかもしれない。