こんにちは!道産子のめめさんです。立春が過ぎて北の大地の日差しも柔らかさを増してきました(*^^)v
さて、皆さん、二胡(にこ)と言う楽器はご存知ですか?形も特徴的で独特な音色の楽器です。
私は、前日初めて音楽心象家の福本ゆめさんの「二胡のワークショップ」に参加してみました。
今日は、この二胡(にこ)という楽器のお話をしましょう。
「二胡」は中国の楽器で2本弦です。唐の時代に最初の二胡が出来たといわれています。
日本では「胡弓」と呼ばれる事もありますが、実際は違う楽器です。二胡の胴体、糸巻きの部分等は紫壇、黒壇、紅木等の硬く、
しかも密度が高い木材を使い、胴体の一端に錦蛇皮をはりつけています。(ヘビですよ~👀)
弓は竹と馬の尾毛で作られ、2本のスティール弦の中に入れ、挟まれている状態で演奏する仕組になっています。
その独特の音色は人間の声ともっとも近いので、主にメロディーを演奏する楽器となり、中国のバイオリンとも云われています。
二弦楽器といえば他に、絵本では「スーホーの白い馬」で有名な馬頭琴(ばとうきん)がありますね。馬頭琴は、モンゴルの民族楽器で、棹(さお)の先に馬の頭部の彫刻がついています。
そして更に面白いのが、二胡の楽譜です。線譜ではなく、数字譜を用いるのが一般的です。数字譜は、「ドレミ・・・シ」を数字の「123・・・7」に置き換えたもので、調性は楽譜の先頭におかれた記号で判断します。(図参照↓)
二胡は『弓』を使って、弦を擦って(こすって)音を出します。これがまた難しい!
そもそも音をまともに出すのが非常に難しく、たいていは、始め『キーキー』や『ギコギコ』といった超音波やノコギリのような音しか出せないと聞いていたのですが、福本ゆめさんのご指導が良かったせいか私をはじめ今回の参加したメンバーはギコギコという音はあまり出ませんでしたよ。ポイントは手首を柔らかくして弦を水平に引くことでした。一時間後には、「遠く山に日は落ちて」をみんなと合奏しました♪
さて、不思議なことに数日経ったいまでも私の身体の中にこの二胡の音色が消えずに心地よく響いています。あ!これって何だか読み聞かせに似ていませんか?お母さんがお膝の上に赤ちゃんを抱っこして、絵本の読み聞かせをしたら、お母さんのぬくもりと一緒に心地良い声や言葉のリズムが全身に響いてきますね。この上ない安堵感の中で読み聞かせの声が、赤ちゃんや幼い子どもたちのからだとこころに沁み込みます。何度も「読んで‼」とせがむのは、面白い!ということと、心地よい!という気持ちの現れですね。お母さんの声もおうちの人の声も一緒に暮らす年月を重ねて子どもたちの体の奥底に沁み渡っていくのでしょう。
最近、にじのひろばのメンバーのイーサンには、お孫さんがお産まれになりました~💛きっと近々イーサンおじいさんの読み聞かせの洗礼を受けることでしょう。可愛いお孫ちゃんは、私と同じ丑年生まれ~幸せ間違いなしね (*^-^*)
「めめさんのえほんの森」では、北の大地から緑の木々が広がるように絵本の豊かな世界が広がってほしいという願いを込めて
「あ」から始まる絵本を紹介しています。今月は「え」からはじまる絵本です。
「えんやらりんごの木」
作:松谷みよこ・絵:遠藤てるよ/出版社:偕成社1978年7月初版
りんごの木の苗が大きな木となり白い花を咲かせて、やがて赤い実になります🍎
赤くなったりんごは誰にやろう♪と歌いながら赤ちゃんのほっぺをなでなでしたり「ぼくもたべよ♪」で食べるまねっこしたり。
子どもたちの可愛いしぐさもたまりません。読み聞かせもわらべ歌もみんな楽しい気持ちが共鳴し合っているんですね。