111、の日
一気に寒さが押し寄せてきている、東京。
それもそのはずですね。もう10月が終わるんだから。
ここのところ、時間感覚がおかしくなっていて、昨日は、楽しみにしていた「酒場放浪記」を録り忘れるという、悲しい出来事があったのです……。テレビを見ている時間があまりないので、この番組と、「孤独のグルメ」(かなり似ているような?)、「野田ともうします。」が、僕の娯楽と言ってよいというのに。
11月は色々と本番があります。
まずは、僕がタンゴの仕事を始めた間もない頃から、ずっとお世話になっている、小松真知子とタンゴ・クリスタルで。
真知子さんの練り上げられた音楽、勝さんの書いた譜面。久しぶりの曲があると、気が引き締まると同時に、より自由に演奏できるようになっているのを感じられる。楽しみです!
【日程】 2012年 11月1日(木)
【場所】 シン・ルンボ
東京都新宿区三栄町7番地 ヴィラアートYOTSUYA2階
TEL: 03-3353-1756
【時間】 19:00開場
【料金】 5,000円(1ドリンク付き)
【出演】 小松真知子(Pf)・早川純(Bn)・宮越建政(Vn)・小松勝(Gt&Ebass)
演奏だけのステージと、ダンスを楽しむ時間があるようです。
同じメンバーで、23日(金・祝)にも、シン・ルンボで演奏します!
『その名は、ピアソラ』
『その名は、ピアソラ』
ピアソラ没後20年スペシャル
無事やり遂げることができました。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
客席から迫ってくる集中力みたいなものが、この作品をやっているときの、一種独特の雰囲気を作ってくれるのです。
そして、本当に素晴らしい共演者達。色々やってくれるのが、非常に楽しくてしょうがなかった!
とにかく、頭の中が真っ白になるまで集中しましたー!
写真が一枚もありません。終演後、何一つする気力がなく……ビール飲むこと以外。
今回の制作は、作業しているよりも、考える時間がかなり長く必要でした。
ピアソラ本人が多数の録音を残している、まったく同じ編成が組めたので、これまで四人でやっていたために自動的にかかっていた、選曲の制限がなくなりました。選択肢がありすぎて、決まらなくなったわけです。
台本の中身はもっと大変で、どこまで踏み込むべきなのか、相当迷いました。こういう曲目になっているから、この話にするしかない、というのがなくなったのです。何がどのくらい分かる物を作るのか、まったくこちらで決めることができるようになり、つまり決めなくてはいけなくなりました。さあ、どうしたものか……
そんなときに、目が回るほど忙しいメンバーたちが、何とか全員一度集まってくれました。そこで得た選曲のアイディアが、結局台本の内容を決めたことになります。話をしているうちに、ここまでやろう、というラインが見えてきたのです。
それから一ヵ月半。昨日は、僕にとっても、作っていたものと、初めて対面する日でした。思っていたよりも、いい出会いになったかな。少しはピアソラの魂に迫れたかな……
この『その名は、ピアソラ』、もう一度だけ、お目見えすることになっています。
12月8日(土)17時開演、雑司ヶ谷のエル・チョクロ (←クリックでHPへ)で。
さらにパワーアップしてお目見えします。月末、あるいは日曜夜のため来られなかったみなさま、ぜひ!
「悪魔のロマンス」に泣く
28日の『その名は、ピアソラ』リハーサルがすべて終わりました。後は本番のみ!
みんな素晴らしい!曲によっては、弾きながら、こっちか、こっちか?と感じを色々に変えたりしていて、一曲終わる頃にはしっくりきていたりします。曲の中でどうこうより、2時間ちょいの全体から見てどの方向がいいかを考えたり、台本がどうあった方がいいのかをひらめかせてくれます。
これまでの、『その名は、ピアソラ』とは、ほとんどの曲を入れ替え、あるいは別アレンジに差し替えました。
リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ、ブエノスアイレスの冬などよく聴くチャンスがあるものは、ベタだと言われようともバッチリやります!こういう企画なんですから、定番とは真っ向から勝負すべきでしょう。
さらに、五重奏のためのコンチェルト、天使の死、悪魔のロマンス、カリエンテなど。
「タンゴロジー」も楽しいし、「悪魔のロマンス」に泣きそうだった。音楽だけでここまでいくし、プラスアルファの台本が、さらにミュージシャンから力を引き出すはず。はっきり言ってこれは、乞うご期待です!
……と書いているものの、まだ台本は完成しておりませんで、今、一応書きあがっている状態なのですが、そこからどんどん削っていきます。この作業で内容が引き締まっていくのですが、これがキツイ。しかし、飽きさせることなく最後まで楽しんでもらうために、重要な作業なのです。
細かく詰めたり、場所によってはごっそり話を落としたり、入れ替えたり、逆に足したりしていきます。また、なじみのある人にもない人にも、音楽がしっくり心に入ってくるように、表現を呻吟していきます。
『その名は、ピアソラ』
ピアソラ没後20年スペシャル・ヴァージョン
【日時】
10月28日(日) 19時開演
【場所】
Live house Buddy http://www.buddy-tokyo.com/
東京都練馬区旭丘1-77-8 双葉会館B2F
(江古田駅徒歩10秒……ということは、池袋から6分10秒!?)
【出演】
宮越建政Vn
北村聡Bn
丸野綾子Pf
田辺和弘Cb
大柴拓Gt
【料金】
前売3500円 当日3800円(1ドリンク付き!)
【連絡先】
バディ TEL:03-3953-1152
あるいは、宮越までご連絡ください!
16日夜は、北千住の「みゆき」という店でお仕事もしておりました。
こちらは、老舗の喫茶店を、内装をそのままに(面白い内装です!)ライブが聴けるお店に!映画「ノルウェイの森」のロケ地の一つだということですが、ホームページなどまだだそうで、いずれまた紹介します。
こちらは初めて出演したのに、写真を撮り忘れた……南青山オデオンの姉妹店で、毎日、主にジャズの演奏が。さらに、響12年から強炭酸で作る最強ハイボールが、ここでも飲めます。せめてその写真くらいあったらよかったな!