昨日、夕飯の支度をしていたら、
ラジオからユーミンの
「夕涼み」が流れてきました。
昭和の夕涼みはいずこへ
シングルカットされてないし、
ドラマの主題歌にもならなかった曲だけど、
こうして40数年を経て聞いても名曲ですね。
(1982年発売)
♪二人きりの夕涼みは二度と来ない季節
というフレーズは特にぐっと刺さりました。
だって令和の今はもう夕涼みが
出来ない環境になっているから。
~~~~~★~~~~~
新ポストカード、鋭意制作中
美しいものは、
諸君を黙らせます。
美には、
人を沈黙させる力があるのです。
~小林秀雄:著
「美を求めて」
新潮社(2004)より~
饒舌な自分には耳が痛い言葉ですが、
更新トレーナーへの特典として
毎年作るポストカードは
ゆっくりじっくり、
言葉少なくして作ってます。
って、絵を手掛けて下さっているのは
るり子さん→ こちら なので
彼女のウェートが大きいんですけど。
(↓↑過去のポストカード)
いつもまず私の方でテーマを考え、
梅雨から
ポツリポツリとやり取りをして、
第一案の絵が私の元に届くのです。
添付の画像を開くと
その美しさにぐっと言葉につまりますが
今年は特に「おおお~」となって
黙り込みました。
この絵のポストカードは
お盆の頃に最終決定して印刷に出し
8月下旬に完成品がこちらに届いて
更新をしている一期生にまずは発送、
という流れです。
(↑8月の終りが第1期のトレーナーが誕生したので)
2013年から作っているので
今回で13枚目。
↑
前回は綱渡りをしていたユニコーン。
さて今回は?、、、。
るり子さんへの絵の依頼内容を考えていた時に
映画「国宝」ブームが到来したのです。
流行しているものには時代と集合無意識が
これを書いている今、
「国宝」の興行収入は70億円を超え、
いずれ海外配給も始まると
100億を超えるのではという予想まで出ています。
自分も先月に鑑賞しましたが
→ こちら
私の周りでは多くの人が
「観てきた」とか「2回観た」とか
「原作も読んだ」とか。
卒業生はもとより、
行きつけの八百屋さん、
カーブスで顔見知りになった人、
近所の整体院のお兄さん等など。
人気になるものには
時代の潮目や
人々の集合無意識が隠れているので
少し考えてみました。
そこで浮かんだ一つの理由は
「唯一無二の人生を送りたい」
という人々の隠れた願望。
あの映画の中では
梨園の血筋がないのに国宝になった喜久雄。
それは非常に稀有な人生。
ですが
「私だって自分の人生を生きた!、
という確かな手応えを持って進みたい」
という思いを今、
多くの人が胸に秘めているのでは?
でも、よ~く、よ~く考えてみると、
どなたの人生も国宝級の
宝石のような日々なのですけどね。
とはいえそれには
「人と比べなければ」
という前提が付きます。
「老後=お金やパートナー」ではないと示唆するドラマ
話は「国宝」からちょっと変わって、
綾瀬はるかさん主演で異例のヒットとなった
NHKドラマ「ひとりでしにたい」にも
「人と比べなければ」
というようなセリフがあったのです。
このドラマは独身39歳の主人公が
同じく独身の伯母さんの孤独死から、
よりよく生き、私らしく死ぬことについて、
コメディタッチだけど深くえぐった展開でした。
父の姉である伯母さんの孤独死は、
昭和の常識人の両親からしたら
キャリアウーマンで人生を謳歌した人の「つけ」
みたいに捉えられるのですが、
主人公の鳴海はこう考えるのです。
「伯母さんは自分の足で立って歩いた、
という満足感があったはず、
でも間違っているところがあったとしたら、
それは伯母さんは母(義妹)に
秘かにマウンティングしていたこと。
それにお母さんもそんな義姉さんと
自分の人生を比べていたから
嫉妬したり歯ぎしりしたりしていたんだ」。
というような場面があって
(↑記憶の中での編集ですが)
私はおのれの状況と
オーバーラップしたのもあって、
大いに首を縦にふったのです。
昨年は綱、さて今年は何に乗っている?
そんなことを思いながら作った今年のユニコーン。
(下記は裏面の一部)
その一部をみると例年と変わらない感じですよね。
↓
それにこのブログ上では色をあえてぼかしてます。
↓
カードで足元を隠している部分には、
さて何が??
タイトルは
「〇〇〇に乗るユニコーン」です。
と、完成品が出来るまでもう少し引っ張ります。
ヒントは去年のユニコーンは
ロープ(綱)に乗ってましたが(下記)
今年もなんだか一見危なっかしいものに乗ってます。
更新トレーナーさん、お楽しみに~。
(あるいは更新トレーナーさんが配布したり、
販売したり、
私の数少ないリアル勉強会でお土産にしたり)
最後に「ひとりでしにたい」の中での
心に残ったセリフの一つを書いておきます。
↓
寂しく死ぬのが嫌だ、
みたいな考えは捨てたほうがいい
ブラボ~!!
~~~~~★~~~~~
美しいものがもたらす未開の領域
冒頭にユーミンの名曲について書きましたが
池谷裕二さん
(海馬や大脳皮質の研究する脳科学者)が
Xでこんな記事を紹介してました。
↓
【好きな音楽で痛みが和らぐ】
~出展「Eur J Pain」誌~ → こちら
要は自分の好きな音楽を聴くと、
痛みに強くなるそうです。
この効果はその人の文化背景とは関係ない
(いわゆるジャンルを問わない)ようです。
音楽、ひいては芸術が
脳や心に与える影響はまだまだ
未解明な部分がありますね。
もしワンセルフカードに
音楽をつけるとしたら、
どんなんだろう?
今日も最後まで読んで下さり
ありがとうございました。

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