Mystic Journey 5 〜Winged Hope
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序 章『Mystic Journey 5 〜Winged Hope』
第一章『ことのはの六芒星2 〜Beautiful Harmony』
第二章『ご聖体礼拝とニケ 〜札幌マリア院』
第四章『内なる世界の光景2 〜神威岬』
第五章『希望に翼を与える言葉 〜フゴッペ岬(金吾龍神社)』
第六章『稲荷大神秘文の似合う神様 〜千歳神社』
第七章『こころの時代2022 〜ウポポイ』
第八章『神様からの招待状 〜樽前山神社』
第九章『旅の終着地点 〜支笏湖』
最終章『一人だけのミサ 〜北一条カトリック教会』
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札幌最終日の夜、
とても不思議な出来事がありました。
19時から行われる主日ミサに
参加させていただくため、
北一条カトリック教会に伺いました。
ところが扉を開けて
中に入らせていただいても、
灯りは落とされ、誰方もいらっしゃいません。
…おや? σ(・ω・,,`)
不思議に思いながら、
薄暗がりの中、受付台を見てみると、
そこには確かにその日その時間が
記載されたミサの典礼リーフレットが
整えて並べられています。
教会堂内も覗いてみましたが、
やはり誰方もいらっしゃいませんでした。
………。(。・ω・; )
少し戸惑いながらも
せっかく来させていただいたのです。
お祈りだけでもして行こうと
誰方もいらっしゃない
真っ暗な堂内に入らせていただくと、
そこにはイエス様とマリア様だけが
光の中にいらっしゃって
僕を温かく迎え入れてくださいました。
僕が腰を下ろし十字を切ると、
徐ろにイエス様はこう仰いました。
… 今日、お前がここに来ることはわかっていた。
お前と少し語らいの時間を設けたいと思い、
この場を用意しました。
… さて、バプテスマ(洗礼)を授ける前に
今一度、私の前で
お前がこれまで犯した全ての罪を告白し、
悔い改めなさい。
実はバプテスマを受けるにあたって
事前にいただいていた
『悔い改めのリスト』と向き合い、
自分なりに折り合いを付けてきました。
それでも幾つかの齟齬が
この時の僕にはまだ残っていたのです。
例えばレイキ。
カトリックではレイキは
魔術として慎むべき行為とされています。
ところが僕の手からは
もう自動で出てしまうのです。 (・ω・; )
それらのひとつ一つについて
イエス様は優しく問い掛けるかたちで
その構成要素を丁寧に紐解いて、
僕に理解を促してくださいました。
レイキとは宇宙のエネルギー。
では何が魔術にあたるのかと言えば
マントラなんですね。
宇宙の創造主と繋がれば、
人智を超えた愛のエネルギーが
無条件で降り注ぎます。
つまり悔い改めるとは
何かを禁止するのではなく
不必要なものに氣付き手放すことでした。
こうして幾つかの齟齬は
僕の腑に落ちる形で解かれて、
また僕の付ける折り合いに
イエス様も理解を示された上で、
… これで全てが整った。
… お前は全てを得、
全てを与える人である。
これまでずっと見守っていたが、
お前の中に主を見出してくれたことは
私にとっての大きな喜びであった。
私こそとても感謝していますよ。
そう仰ってくださり、
心が癒されていくのがわかりました。
そして次の瞬間、
僕はまた違う愛の波動に包まれました。
… よく来ましたね、私の愛しい子。
それはマリア様でした。
僕は感謝を申し上げると、
このことをどうしても
すぐに聞かずにはいられませんでした。
「旅の間中、カラスがずっと一緒でした。
あれはマリア様ですよね?」
すると、
… よく気付きましたね。
いや、バレバレでしょと思いつつ…(笑)
… お前と同じ目線から
この世界の物事を見てみたかったのです。
… お前が私に氣付き、
そのたびに愛おしい眼差しを
向けてくれることが
とても嬉しかったのですよ。
そのお言葉に
僕の心は温かくなって、
またとても癒されていきました。
この後、マリア様からも
イエス様がされた質問を
さらにフォローされる形で
2、3の問い掛けがなされて、
一人だけのこの不思議なミサが終わりました。
しんとした薄暗がりの静寂の中に
ただイエス様とマリア様のお姿だけが
光の中に浮かび上がって、
僕は身じろぎもできずに
しばらく感謝の祈りを捧げました。
“光は音となり、音は水と石となった”
逆もまた真なりで、音は光。
そしてこれが僕の音。
こうして札幌での長い旅が終わって、
5月30日、新月の日、
僕の新しい日常が始まりました。
Mystic Journey 5 〜Winged Hope (完)
Mr.Children / 僕らの音
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