次は、中部地区の高校部門です。

 

全国大会での実績では、名電と中京大中京の2校の活躍が特に目立っている地区です。

さて、現在の予選形式になった2013年以降昨年度まで、この地区のエントリー数は、11,11,11,12と推移しており、準決勝枠は常に3ありました。しかし、今年は、豊明と浜松開誠館がエキシビションにまわったため、エントリー数が10となり、準決勝枠は2に減りました。

 

 

今回は、その2枠を、名電と中京大中京の2校が獲得した形になっています。

自由で1位の名電は、今年、ついに合計点が300点を超えてきました。JAPANカップが期待できるという点では、ここ数年で一番かもしれません。

2位の中京大中京は、昨年度、まさかという感じで準決勝枠を逃してしまったのですが、今年は、自由で18.5点アップ、規定でも10.0点アップし、合計点では30点近いアップを成し遂げました。

3位になった名城大附属は、上に書いた枠の縮小にともなって準決勝枠は獲得できませんでしたが、もちろんフライデー枠は獲得しました。

 

中京大中京との自由演技の得点差はそれほどありません。今までに何度か「あっ」と声を出してしまいそうになるほどのユニークで斬新な技で私を驚かせてくれたチームですので、どんな技が飛び出すか楽しみにしているところです。

 

 

6月29日のニュースほっと関西の「HOT!スポーツ」のコーナーに、梅花女子大RAIDERSが出演しました。

時間は、18:44からの約7分30秒。梅花女子大の体育館に中継しての生出演でした。

タイトルは、「日本一を目指すチアリーディング部」です。もちろん、今度のJAPANカップのことを言っているに違いありません。

オープニングの演技は、ド迫力のトータッチバスケットトス×6基からはじまり、バスケットトスの披露を3順ほど。

そして、ストレートの1-1-1→ヒールストレッチを5基でしめます。

ストレートの1-1-1のとき、画面には、一基づつ順番に映ったので、わぁこの方だ、そしてこの方だ、と感激しながら拝見しました。

キャプテンの方(箕面自由出身の方でした)のインタビューのあとは、「笑顔」を練習する風景が紹介されました。

全員が、「あ、い、う、え、お。 か、き、く、け、こ。 さ、し、す、せ、そ」と、笑顔を輝かせながら発声します。

とても、いい声でした!!

そのあと、大技の紹介ということで、高難度のバスケットトスが披露されました。

技名が、「フル・キック・フル」と紹介されました。

いつも技の名称がわからずに困っている私としては、「メモメモ」の瞬間です。

この技は、1回ひねって、空中でXアウトのように開脚し、そのあとまた1回ひねって降りてくる技です。

綺麗に成功させたあとは、スローモーションでのリプレイもあって、まさにスポーツ中継でしたね。

ちなみに、飛んだのは、箕面自由から進学したトップ選手。

TV番組「なせばナール」で紹介されたときには、抜擢された高校1年生選手という触れ込みでしたが、もう大学3年生なのですね。

現在はスモールグループスにおいても、いつも優勝候補の筆頭にあげられる選手になっています。

スロー再生のあいだに、別の5名の選手の方々がすでにポジションについていて、こんどは、バク転とバク宙を見せてくれました。

休む暇もなく、次は、コーチの方にインタビュー。

去年、4年生でJAPANカップ決勝に出ていた目白研心出身の方ですね。大学卒業後も大阪にいらっしゃるのでしょうか。

いずれにしても、あの層の厚い世代のうち、おひとりがコーチになられて、今年は、コーチとしてJAPANカップの優勝を目指すのでしょう。

さて、コーチの方が紹介した、次なる練習法は、V字腹筋でした。

女性アナウンサーが、11人の中に入って挑戦しますが、そのスピードについていけないようでした。

スタジオから、「釣り上げられた魚みたい!」と言われてしまっていました。(たぶん、このアナウンサーの方ひとりを見ていたなら、結構出来ているのではと思いましたが、他の11名の方が速かったので。。。)

ちなみに、へとへとになっていたところ、それにいちはやく気づいた選手の方が起こしに行き、最後に握手などしていたシーンが、私にとっては、なかなかのツボでした。

最後に、キャプテンさんに、JAPANカップに向けての抱負を語ってもらいます。

「去年悔しい思いもしたので、全員でやり切って、絶対日本一を目指して頑張る」と、力強いお言葉をいただきました!!

最後は、全員で演技。

ポン文字にはじまって、宙返り2-2-1から、両側トスアップでの4-4-5で豪華に締めくくっていました。

番組全体としては、生放送にもかかわらず、選手の方々はみな明るくリラックスしているように見え、こちらも楽しく拝見できました。そして、とても滑らかな進行でした。

たとえば、コーチが紹介されているときに、選手の方は迅速にフォーメーションを作って次に備えるなど一連の動きとして綿密に練習されており、まさに、「7分30秒の笑顔の真剣勝負」と言えるものでした。

 

帝京大学BUFFALOSを紹介する小冊子をいつも楽しみにしているのですが、昨日、本年度版「2017年イヤーブック」が出版されているのを見つけました。今年も30ページの豪華版で、貴重な情報満載の本ですので、ぜひ皆様もご覧ください。

ここ→http://cheer.teikyouniv.jp/ にPDFを参照するためのリンクがあります。私のようなチアの一ファンにも見せて下さることも含め、本当に素晴らしいです。

さて、地区大会の結果の解析に話を戻します。

 

高校部門は、8地区すべてが相対基準になっていますので、ひとつづつ行きます。

今日は、九州地区です。

 


九州地区は、2015年までは8チームのエントリーが続いていましたが、昨年、一気に4チームも増えて12チームになりました。

今年も、その12チームが出場しました。

JAPANカップの出場権を手にした8チームの組み合わせは、結局昨年と同じになりました。

ただ、準決勝枠とフラーデー枠の間で入れ替わりがありました。

大濠と神村学園の準決勝枠は変わりませんが、九州産大九州にかわって、今年は古賀竟成館が準決勝枠にはいってきました。

九州産大九州は、昨年は、得点が急上昇したチームだったのですが、今年はフライデーからとなりました。

大濠高校は、自由演技の得点は一時ほどではないのですが、規定演技の得点が年々じわじわあがっていることに注目しています。

今日は、中学部門全体を見渡してみます。

絶対基準地区の結果に、前に掲載した関東地区の結果を重ねたところ、以下のようになりました。



 

今回は、中学校に加えて、沢山の強豪ジュニアチーム(クラブチーム)が参加してきたところが注目点でした。

そこで、上の図では、ジュニアチーム参加でこの部門の様相がどのように変わったかを一目瞭然とするために、緑で中学校を、マゼンタでジュニアチームをプロットしてあります。

ジュニアチームは自由演技が得意なチームが多く、それに対して、中学校チームは規定演技でしっかり得点を取るチームが多いことがわかります。

また、ジュニアチームが加わっても、梅花中の強さはとびぬけていますね。

 

今回のJAPANカップも、梅花中に、他中学校やジュニアチームがチャレンジするという形になると思います。


JAPANカップは、自由演技だけで得点が決まりますので、最後に自由演技の得点順にソートしてみました。こちらも、緑が中学校で、マゼンタがジュニア(クラブ)チームです。

 

順位 自由演技 種別 中学校名/ジュニアチーム名
1 230.5 S 梅花中・A
2 212.0 S 目白研心中・A
3 206.5 C あつぎ
4 199.0 C キッズチア富山
5 196.0 C SSC谷原アルファ
6 195.0 S 箕面自由中
7 190.0 C
8 186.5 S 横浜女学院中
9 184.0 C J*BOLTS
10 183.5 C 伊豆の国
10 183.5 C 横浜
12 178.5 C PUPPYS
13 174.0 C NBU
14 170.0 C 福岡南キッズ
15 158.5 C 絵本の里けんぶちジュニア
16 157.0 S 恵泉女学園中・A
17 156.5 C 広島チアリーディングクラブ
18 154.5 S 女子聖学院中
19 153.0 S 如水館中
20 151.0 S 広尾学園中
21 146.0 S 日大一中
22 145.5 S 目白研心中・B
23 143.0 S 日本大学中
24 135.0 C 帯広十勝・A
25 134.0 S 千葉明徳中
26 133.5 C えひめジュニア
27 133.0 S 恵泉女学園中・B
28 131.5 C 広島ジュニアチアリーディングチーム
28 131.5 S 聖霊中
30 130.5 S 梅花中・B
31 127.5 S 専修松戸中
32 124.0 S 同志社国際中・A
33 122.0 C くらしきキッズ
34 118.5 S 同志社国際中・B
35 118.0 S 帝京八王子中
36 114.0 S 横浜富士見丘中
37 109.0 C 帯広十勝・B
38 99.5 C 今治しまなみ
39 96.5 C 伊丹

 

目白研心も、ジュニアチーム参入にもかかわらず、全く譲っておらず、2位キープです。

 

しかし、上位15チーム中、11チームまでをジュニアチームが占めていることがわかります。

JAPANカップの決勝進出チームは、どのような比率になるのでしょうか。楽しみです。

 

 

JAPANカップ予選にエントリーしたチーム数が5チーム未満の場合、絶対基準での予選となります。

本年度よりジュニアのチームが本格参入してにぎわってきた中学部門ではありますが、関東地区以外のすべての地区が絶対基準地区となりました。

絶対基準の場合、中学の場合の準決勝ボーダーは、規定と自由の合計で250点。フライデーのボーダーは210点です。

これを緑のラインで表し、5地区のチームをプロットすると下のようになりました。



 

準決勝枠獲得は、梅花中A、キッズチア富山、箕面自由中、PUPPYS、堺、福岡南キッズときて、NBUが、ボーダー+0.5点で、準決勝枠を見事に獲得。

フライデー枠は、絵本の里けんぶちジュニア、広島チアリーディングクラブ、如水館中ときて、広島ジュニアチアリーディングチーム(SUPER SHERBETS)が、ジャストの点数でフライデー枠を獲得しました。

なお、地区大会には出場したけれど、JAPANカップ予選としてはエントリーしていないというチームがこの図の中に数チーム含まれていることをお断りしておきます。

次は、6月4日に行われた関西大会の大学部門について調べてみます。

今年は、昨年参加のチームに加えて、近畿と阪南の2チームがエントリーしてくれたおかげで、準決勝枠が1増え、フライデー枠も1増え、あわせてJAPANカップへの切符が2枚増えました。



 

例年、2位争いをしている立命館と大阪学院大が競争する必要なく順当に準決勝枠に収まりました。

昨年の準決勝枠のボーダーラインは合計点で362.5というとんでもなく高いところでしたが、今年は約50点下がって313.5点となりました。

フライデー枠は、同志社、関西外大、甲南女子、関西大学の順に決まりました。

近畿、甲南、大阪体育、阪南は、偶然にもかなり近い得点ですが、来年、どのチームが抜けてくるか注目していようと思っています。

優勝はもちろん梅花女子です。それでは、梅花女子の最近の7年間を見てみます。



 

今年は、この7年の中で2番目に良い得点です。

しかも、大学部門の中での予選1位通過は、今年は梅花女子ですね。

JAPANカップは期待できそうです。

前回の優勝は2012年でしたので、5年ぶりの優勝を目指すことになります。

次に、立命館を見てみます。



 

実は、昨年(2016年)が、飛びぬけて良かったのですね。そうです、昨年の準決勝枠のボーダーラインの362.5は、立命館の出した得点でした。

今年は、7年間の自由演技の中では一番下に位置していますが、差はごくごくわずかですので、JAPANカップでは例年どおり期待できると考え、楽しみにしているところです。

7月9日に行われた九州大会の大学部門の結果です。

今年は、参加チームが1チーム減って5チームになったため、準決勝枠が1つ減って1となりました。



 

その1枠は、文理大が獲得。

そして、西南学院と福岡大学がフライデーからの挑戦となります。

文理大の、過去の成績を見てみます。2011年度の結果は、私にとって未入手となっておりますので、今回は過去6回分となっていることをご容赦ください。



 

もちろん、全体として超高得点です。

 

ただ、このグラフを見ると、今回だけ得点が少し低いように見えるかもしれません。しかしこれは、「安全規則違反」の減点10点があったためと思われます。

この10点を考慮すると、今年も例年と同じくらいの高い得点をキープしていると見ることができます。

なお、帝京大学と同じく、2013年度だけが、少し突出して高くなっています。

やはり、あの伝説的なJAPANカップ決勝は、すでに地方大会のときから前兆はあらわれていたのですね。

 

本年度からジュニアチームの大会への参加形態が変わったようです。

昨年度までは、年齢によって、小3以下部門と、小4ー中3部門の2つの部門があり、例外的に中学選手だけで構成されたチームについては中学部門にも出場できるということでした。

本年度からは、小学校低学年、小学校高学年、中学校の3部門になりました。

すなわち、昨年度までは、中学生の選手は、小4ー中3部門に出るか、中学部門に出るか、2つの選択肢があったわけですが、本年度からは、迷うことなく中学部門です。

このほうがすっきりしていて、良いと思います。

地域によっては、優秀な選手は小6まではジュニアチームで、中学からは、チアの名門中学に進むというパターンもあったのかもしれません。その理由で、いくつかのジュニアチームは小5や小6あたりの選手層が特に厚く、小4ー中3部門というほうが参加しやすかったのかもしれず、そのあたりも配慮しているのかなと思っていました。

しかし、やはりジュニアチームが中学校チームと競い合うのは、見ごたえがありますし、ジュニアチームに本格参戦してもらうことは中学部門優勝の価値をさらに高くすることにつながるので、今回の改変には私も拍手をおくりたいと思っています。

さて、関東地区の中学部門です。

昨年は13チームのエントリーでしたが、上の事情により、今年は18チームのエントリーがありました。

{準決勝枠、フライデー枠}は、昨年が{3,4}でしたが、エントリー数の増加により今年は、{4,7}に増えました。

ただし、新たに参入してきたジュニアチームは高いレベルを持っていましたので、準決勝枠、フライデー枠ともに昨年よりボーダーが10点程度あがりました。

横浜女学院中は、規定と自由の合計点で昨年より8点アップしましたが、このあおりで、今回は準決勝枠に入れませんでした。

競り勝ったジュニアチームのSSC谷原は、規定は8位でしたが自由の得点が3位と高く、これが決め手になりました。

自由演技1位は目白研心。2位があつぎチアリーディングチーム。

この2チームの同じ土俵での戦いが拝見できるのは、ファンとしては大変うれしいことです。

 

なお、規定と自由の総合点では、320.0点を獲得したあつぎが目白研心を上回りましたので、今回は、どちらも譲らず決着はつかなかったといったところでしょうか。

さて、もうひとつの準決勝枠ゲットチームは、伊豆の国です。

伊豆の国は、一足早く中学部門に挑戦していた経験が効いたのか、規定演技で120.0点と、大学チームでもなかなか出せないような得点を出してきて、余裕で準決勝枠に入りました。

横浜とJ*BOLTSは、おしくも準決勝枠に入りませんでしたが、自由演技の得点は、準決勝枠入りチームに匹敵していますので、JAPANカップでは期待できると思います。

恵泉女学園中は、私の好きなチームなのですが、この激しい争いの中で準決勝枠には入れませんでした。ただ、規定では全体の3位に入っているので、相当に努力したことがうかがえると思います。この熱意を継続していただき、JAPANのフライデーからの勝ち上がりに期待しています。

フライデーの最後の席は女子聖学院中。日大一中は、昨年のボーダーであればフライデー枠に入っていたのですが、今年のハイレベルな状況の中でもう一歩ということになったと思います。

最後に目白研心中の、最近の7年間の結果をプロットしておきます。

 

 

自由演技では、いつも200点に迫る得点を取っており、毎年安定していることがわかります。

そんな中で、今年は212.0点と、一歩この時点での壁を破った感じがします。

JAPANカップでの活躍が楽しみです。

 

関東大会の大学部門の得点を調べてみました。



 

関東大会は日体大が自由1位をとりました。

日体大、帝京、桜美林の3大学が、トップ集団。

続いて、東洋英和、日大、と追って、立教、学習院、上智までが準決勝枠獲得です。

上智は、昨年、最後の1席をゲットしていましたが、今年もその1席を獲得ということで、勝負強さが際立っています。

一方、駒澤と青山学院は、今年もあと僅かというところで準決勝枠に届かず、フライデーからとなりました。

また、フライデー通過のボーダーラインをめぐっては、東京国際、専修、中央の3大学の間で接近した激しい争いとなりましたが、自由演技の得点が決め手となり、専修と東京国際がJAPANカップの切符を手にしました。

それでは、過去7年間の足跡を見ていきます。

まずは、帝京大学。



 

びっくりするほど、高得点で安定しています。

あまりに得点が集中しているので、緑の矢印を描くのを諦めたくらいです。

特に、今回の規定と自由の得点は、2011年や2015年と、ほぼ同じです。

そんな中で、2013年だけが、わずかに突出しています。

そうです。この高得点を見てピンときた方も多いかと思いますが、2013年は、JAPANカップ決勝で、ノーミス同士の超ハイレベル対決が実現した年です。

帝京が276.0を出し、これで優勝かと思ったら、文理大が279.5を出すという、大興奮の決勝でした。

 

あんな凄い決勝、出来ることならまた見てみたいものです。

次に、日体大の得点推移です。



 

昨年は自由で200点割れする結果でしたが、今年は、その倍がえしという感じで、過去7回中最高の得点になっています。

ということは、今年のJAPANカップは、私が見た日体大の演技の中で最高の演技になる可能性が高いわけで、今から期待しています。

次は、桜美林です。

 

 

こちらも、2014年、2015年と、ややふるわなかったのですが、ジリジリ盛り返してきています。

さて、グラフを書くのが一番楽しみだったのが、東洋英和です。

東洋英和と言えば、2013年の秋に、すぽらばというTV番組で取り上げられたことを思い出します。(→ここここです)

あのときは、部員不足に悩みながらも頑張っている姿が映し出されていました。トライアウトが成立して選手同士が競争し、切磋琢磨することが重要であるにもかかわらず、その条件に達しないといった悩みがキャプテンの口から語られていたと思います。

そして、あの年度は、JAPANカップもフライデー止まりで、番組ではフライデーの演技が紹介されたのみでした。

しかし、その後、メンバーの方々の努力が実って、新人を確実に獲得して、じわじわ強くなってきたことは、みなさんご存知のとおりです。

それでは、東洋英和の関東大会での得点推移を見てみましょう。



 

その2013年と翌年の2014年を底にして、ホップ、ステップ、ジャンプの3年連続で、大きく大きく得点を伸ばしてきたことがわかります。

チームの成績がピークになる年に、それに貢献した「最強の世代」が讃えられるのは当然ですが、成績が底のときに苦難に耐えて、そして逆境を跳ね返し、V字回復させた世代は、もっと讃えられるべきと思います。

なぜなら、その世代は、下がっていくベクトルを上向きに転換させたという、どえらい仕事をしているからです。

しかも、仲間の人数も少なく、外部から注目をあびることも少なくなりがちな中でのV字回復です。

2013年度と2014年度の世代が、まさにそうだと思います。


最後に学習院です。

チアに取り組む真摯で純粋な姿に、いつも素晴らしいなぁと思わせてくれる私の大好きなチームですので、ぜひデータを解析してみたいと思い、とりあげさせていただくことにしました。



 

学習院の場合、応援団部門に属しますので、2012年度からは、応援団部門のルール(ダンスが長い)と採点基準(配点がごく若干違う)になっていることに注意してご覧ください。

さて、学習院は、一昨年度が特に良く、JAPANカップでもインカレでも全国1桁順位でした。そして、インカレでは、応援団部門での優勝もしました。

これに対して、昨年度は、その反動で少し充電期間になったのか、全国大会は両大会とも13位でした。

そして、今年度。

やりました! この関東大会で、すでに200点超えの201.5点を出してくれました。

一昨年のJAPANカップで201.5点と200.5点、インカレでは203.5点と202.5点でしたので、関東大会の時点で早くもこれらの得点にほぼ並ぶ得点まで達したわけです。

JAPANカップは大いに期待できるのではないかと、私も今から楽しみにしています。

「スポーツイチバン☆」は、千葉テレビ放送で毎月の第1土曜日 17:30ー17:55    に放送されているスポーツ番組です。「スポーツイチバンぼし」と読むようです。

この番組の7/1放映分で、関東大会に臨む千葉明徳高校の姿が密着取材されていました!

一昨日のブログで紹介しましたように、今回の関東大会で千葉明徳は非常に高い得点を出して優勝しましたので、まさにベストタイミングでの取材となりました! ファンとしても嬉しい限りです。

番組の内容は、部長と副部長の2選手を軸に、顧問の先生のインタビュー部分もたっぷり含み、たいへん充実したものでした。

まずは、学校紹介。

千葉明徳には、「アスリートクラス」というものがあり、スポーツで活躍する選手が集まっているとのこと。学校のWebページを見てみますと、「アスリート進学コース」と書かれているコースがありましたので、きっとこのコースのことでしょう。「部活動主軸」などの言葉が見えますので、学校としても部活動に高い価値を認め、部活動での活躍を全面的にバックアップしてくれるということなのだと思いました。

そういえば、箕面自由学園にも「クラブ選抜コース」というものがあるそうです。このような体制があれば、選手の方々としても、迷うことなく全力で部活に集中できるのではないかと思いました。

さて、シーンはかわって教室の様子です。

エクボが可愛らしく優しそうな部長さんと、キラキラと明るい副部長さんが登場。

クラスメートの方々が、次々と登場し、この2人について、どんな生徒なのか、一言づつ紹介します。

そして、待ちにまった練習風景。

大きな体育館の中で、かなりの人数がグループに分かれて練習。

上はホッパーズ語録のTシャツ、下はユニフォームのスカートで決めたその姿は、色調が統一されて、なんだか妙に格好良かったです。

そして、副部長さんの顔つきが、青マットの上では、アスリートらしい顔つきに変わっているところも印象的でした。

ナレーションではチアリーディングとは何かという解説。その中で、2018年にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われるユースオリンピック種目として、チアリーディングが実施される予定との情報も紹介されました。

そのあと、部長さんや副部長さんに、チアをはじめたきっかけやチアの魅力の質問。

そして、顧問の先生のインタビューもありました。

顧問の先生は、「2分30秒に凝縮された世界の凄さ」を強調されていました。

そして、部長さんと副部長さんのお宅へお邪魔してのインタビュー。

副部長さんのお母さまは、「親の私も一生懸命、一緒に青春している」とおっしゃっていました。

この一言、すごく良くわかります!

朝早くお弁当を作ったり、遠くまで応援に出かけたり、おそらくは、出発時刻が迫った中での洗濯物の処理などなど。

もちろん、メンタル面でのサポートもされているでしょうし、一緒に青春しているというのは、まさにその通りなのでしょう。

一方、部長さんのお母さまは、「ひとつのものに、情熱を注げるのは、大人の私から見てもうらやましい」とおっしゃっていました。この言葉にも「まさに、そうですよね!」と言いたくなりました。

そのあと、部長さんのインタビューがあり、「これまで、目標は達成(例えば関東大会優勝のことでしょう)できても、納得できる演技が出来ないまま目標に達していた。心から喜べる大会があまりなかった。今回こそ...」という主旨のことをおっしゃっていました。

あれだけの成果を残していても、理想はさらに高いのですね。頼もしくなりました。

この一言が、今回の番組の中では、私にとって最も「聞かせてもらえて良かった」と思える言葉でした。

そして、いよいよ関東大会第三日。

規定演技の映像やスモールグループ演技2チームの演技もダイジェストで紹介されました。

演技が終わったあと、階段を駆け上がる選手の姿。。。これ、なんだか、いいですよね!

と思う暇もなく、さあ、Division 1 が始まります。

千葉テレビさん、最高です! なんとノーカットで紹介された2分30秒でした。

フルツイストでのトータッチ1-1-1×2基や、距離を思い切り出した1-1-1×2基、くるりんバスケットトスなど、難度の高い技がスピーディーに展開されていました。

ただ、ミスが3か所。5基のパートナースタンツと、逆シャチと、フルツイストトータッチ1-1-1のところ。ただし後ろの2つは、ふんばって落下にはいたらずにすんでいました。

終ってから、顧問の先生のインタビュー

「やはり、ベストを出すってむつかしいですね。100%出してナンボですから。98点じゃだめなんですよ。100点じゃないと!」

なんと印象的な言葉でしょう。

部長さんが「今まで心から喜べる大会があまりなかった」とおっしゃっていたのも、まさにここですよね。

98点ではなく100点。

私がチアリーディングが好きな理由も、あくまでもパーフェクトを追求する、このひたむきな姿です。

選手も観客も含めて全員がパーフェクトと思える演技は10演技に1つかもしれないし、上達すればするほど難度も高くなるのでパーフェクトというゴールも上達に合わせてどんどん遠くなるわけです。そんな中で達成されたパーフェクト演技は、もしその場に立ち会うことができたなら、本当に幸せです。本当に感動します!

それから、この番組では、もうひとつ良い言葉を目にすることができました。

白い紙の上に「限界を感じた時しか突破するチャンスはやってけぇへん」という筆で描いた勢いのある真っ黒な文字。

良い言葉ですね。

書道と言えば、文理大の監督さんが思い浮かびます。「勇気」の二文字を豪快に書いた作品が記憶にあったりしますが、もしかして、この作品もそうなんでしょうかね?(勘違いでしたらすみません)

さて、放送では紹介されませんでしたが、その2日前の Division 2 部門。

千葉明徳は、AとBの2チームのJAPANカップ出場を決めていました。

私はこれをチアリーディング協会のWebページで見て知り、「おお!今年の千葉明徳はかなり強い。きっと Division 1 でも、今までにないほど凄い成果をあげるだろう」と密かに期待していましたが、結果は、まさにそのとおりになりました。

243.5点という、関東・関西を合わせても高校チーム最高の得点をたたき出したのです。

さらに驚いたのは、3つもの不完全があっても、その高得点を出せたということです。

100%の演技だったら、250点を超えていることは間違いありません。

こうなったら私も欲が出てきました。JAPANカップでは、ぜひ260点を狙える演技構成でチャレンジしてほしいと願っています。

 

そして、願わくは、パーフェクトをお願いします!