チアリーディングJAPANカップが終わったので、箕面自由vs梅花高校の得点推移のグラフを更新しました。



今回は、背景の色の順番をちょっと入れ替えて、JAPANカップのプログラムの表紙の色と対応させるようにしてみました。

プログラムの表紙を思い出すと、その年に起こったことが思い出せるので、色の交換の効能は、思った以上に高いものがありました。

さて、本題に入ります。

箕面自由は、JAPANカップ6連勝となりました。

2010年に箕面自由が10連勝を逃したとき、ヘッドコーチがおっしゃった言葉、「これから10連勝して...」が、もはや冗談に感じられなくなってきています。

10連勝まで、あと4つ。

JAPANカップの選手構成は、2~3年生中心ですので、もし10連勝を梅花高校がストップするとするならば、その中心戦力は今のレイダースの高2、高1、中3、中2、中1選手ということになるはずです。

すなわち、すでにレイダースのユニフォームを着て頑張っていらっしゃる選手の方々が、将来の主役になる可能性を持っているわけです。

一方の箕面自由は、高校からチアをはじめてAチームに入る選手も沢山いらっしゃいますので、必ずしも箕面自由学園中の選手だけが10連勝の立役者になるとは限りませんが、もし10連勝するとなると、今の中2~中1の選手のうち何人かは立役者になる可能性があります。中2~中1世代は、戦力が下降しかかったジュニアベアーズを見事に立て直した世代と思われますので、強力な世代が今まさに誕生しつつあるのかもしれません。

感動の大ドラマの序章は、すでに気付かないところで着々と始まっているのかもしれないと思うと、なんだかゾクゾクしますね。

さて、今回の優勝でJAPANカップ6連勝となった箕面自由は、全国大会の連勝記録も12に伸ばしました。

こちらも、あの2010年のJAPANカップの敗戦後は、勝ちっぱなしです。

特筆すべきは、コーチの「2本目に強くなる!」の呪文が今回も効いていたということです。

準決勝→決勝の2本勝負の大会で、決勝の得点が準決勝以上になるのは、これが8大会連続です。

しかも、今回の大会のように、「準決勝でノーミスで、決勝ではさらに高得点のノーミス」という偉業を何度も達成しています。

一方の梅花高校は、2014年のJAPANカップで決勝の得点のほうが高かったのを最後に、4大会連続で決勝得点のほうが低いという結果が続いています。

準決勝と決勝の得点を1:2の重みで加算して合計点が決まりますので、決勝で得点を上げないと、なかなか勝負になりません。

梅花高校の場合、箕面自由を倒す前に、決勝で立ちはだかってくる準決勝得点の壁のジンクスを崩しておく必要があるのかもしれません。

それにしても、今回が最後と思って書き加えながら作っているこのグラフも、だいぶ横長になってきました。

ここにプロットされた演技のうち、2011年以降については全演技を拝見させて頂いています。

本当に沢山の感動をいただきました。

赤い丸、紫の丸を凝視すると、その年、その大会の感動の場面が思い出されます。

そして、このグラフを見ることで、「こんなにも沢山の素晴らしい演技を拝見できたんだ、なんて幸せなんだろう」という気持ちになります。全ての皆様に感謝しています。
ここまで、決勝12チーム中、6チームの演技が終わりました。

スイッチ技について振り返ってみると、ヒルヒルは大阪学院の2基のみで、ヒルヒル4基どころかヒルヒル3基すら出現していません。

昨年のJAPANカップ決勝の高校部門では、12チーム中8チームがヒルヒル4基を繰り出してきましたので、ちょっとさびしい気がしました。

しかし、残り6チームになって、難度がぐっとあがってきました。

★エントリー番号7番は広尾高校。

最近、めきめき上昇してきたチームです。

さっそく出ました、ヒルヒル4基。

ただし、一基が落下してしまいました。

準決勝では決まっていたので、私もくやしく思いました。

3層目へのトスアップは、昨年は1.5が最高でしたが、今年も1.5でした。

しかし、その一基は、ひらひらと真っ直ぐ綺麗に宙に舞って、完璧な出来でした。

1-1-1のトータッチは今年は3基。

昨年は2基でしたので、ここはグレードアップしています。

その他では、序盤のバク転が全員で実施されていたり、パートナースタンツも、あくまでも3基でなく4基にこだわっているところに好感が持てました。

ただ、その4基の別のところでも2つめのミスが出てしまいましたが。。。。

とは言え、3基ならほぼ完全に演技できるのにあえて4基で頑張ってくるところは、まさに前向き。拍手を送りたいと思いました。

ダンスは、腕を上手く使って体を大きく見せるエネルギッシュなもので、見ごたえがありました。

2ミスで演技を終わり、得点は200点超えの202.0点。

昨年のJAPANカップで6位に入ったのがチーム創部以来最高成績でしたが、今回はさらに順位を上げて記録更新の5位になりました。

ここまで来ると、いよいよ、千葉明徳、目白研心、東京高校、などの関東最強レベルが射程範囲に入ってきたと言って良いと思います。

ヒルヒル4基は完成しているので、あとはダブルアップですね。

今回の5位は4位との間に決勝得点で20点以上の差があったので、難度の点でもう一ランク上を狙うときが来たように思います。

★エントリー番号8番は東京高校。

東京高校の演技構成については、準決勝のときに詳しく書いたので、ここでは略しますが、決勝もノーミスの演技でした。

最後の2-2-3を作るときに、両側のトップがかなり離れたところから、両足をきちんと揃えた綺麗なポーズで鮮やかに飛び乗ったところは、今回の素晴らしい演技の総括として最高でした。

得点は、223.0点で、4位になりました。

12月の大会が楽しみです。

★エントリー番号9番は住吉高校。

準決勝でピカイチだったヒルヒル4基は、決勝では残念ながら失敗。。。

そのあと、きちんと切り替えて上手く持ち直したように見えたのですが、1-1-1に乗ったかと思ったところで落下。そのあとにもピラミッドも総崩れになるミスがありました。

どちらも、ジェネラル・スポッターのお世話になってしまったように見えたので、大きく減点されたと思われます。

186.5点で8位に後退しました。

★エントリー番号10番は千葉明徳。

準決勝でミスが多かったのですが、予想以上に高得点でしたので、審判員が評価する難度の高さは相当高いのだろうと期待を持って演技を見ました。

フルツイストのトータッチ1-1-1が2基あったり、改めて見て素晴らしい演技構成でした。

トップが落ちたように見せて開脚で踏みとどまる技は、スモールグループスでもやっていましたが、3基揃うと、これまた別の魅力が出てきます。

2人のトップが1-1-1アラベスクから、いきなり後転して頭からベース陣に突っ込む頭から突っ込む技が冴え渡っていました。凄い切れ味! いやあ、カッコ良いです!

一箇所、きちんとマウントされなかったところがありましたが、明らかな落下は無し。

準決勝よりも良い出来に見えました。

最後の2-2-3に両側トップが0.75ツイストして乗る技では、足が落ちかけたけれど、辛うじて静止。

観客を喜ばせていました。

得点は227.0点。

準決勝のほうが良かったのは意外でしたが、不完全なマウントは厳しくとられるのかもしれません。

3年連続で3位をゲットしました。

★エントリー番号11番は、梅花高校。

プログラムには15名のお名前しかありませんでしたが、16名いらっしゃいました。

ヒルヒル5基は、決勝でも成功。

この技ひとつだけでも、見に来たかいがあろうというものです。

でも、欲を言えば、次は横1列で実施して欲しいなぁと思いました。

5基もの人数がいることを一番強くアピールできると思うからです。

ダブルツイストのバードは決勝でも成功。

すでに箕面自由とのあいだに持ち点で10点以上の開きがあるので、ノーミスが絶対という状況でしたので、ここまでは順調でほっとします。

しかし、ダブルアップ3基のところで、一基の落下がありました。

この瞬間に、勝負という点では終わってしまったのですが、そのあとにも見どころの技が沢山あるので、気が抜けません。

3基のパートナースタンツの連続技は、女性らしいとても美しいポーズが織り込まれてて素晴らしい部分なのですが、ここで少し乱れてしまって美しさが出せなかったところが、ダブルのミス以上に私には残念でした。

ダンスは、もう少し力強さが欲しいかなと感じました。

箕面自由と梅花高校の差を考えるとき、スタンツの難度や完成度にばかり目が言ってしまいますが、意外にダンスも大きな要因になっている気がします。

今回の関西大会で、規定演技では梅花高校のほうが上だったわけですから、アームモーションや声の出し方などで大きな差があろうはずはなく、やはりダンスはキーになっている気がします。

なにしろ、箕面自由のダンスは筋トレの効果もあってか、ムキムキ・バキバキで、エネルギーの塊がこちらに弾き飛ばされてくる感じなので、きっと高得点なのだろうと思います。

それに打ち勝つには、普通のダンスでは難しいのかも、といつも思っています。

梅花高校の得点は、ノーミスだった準決勝よりも12点ダウンしてしまい、236.5点。

ただ、4年連続の2位はキープしました。

★最後に登場したのが箕面自由。

準決勝の演技がノーミスで269.5点だったので、連続ノーミスで270点に到達できるかどうがが焦点でした。

演技開始時のポジションは、左右を横切るタンブリング隊が横を向いて左に2人右に3人の合計5人も立っています。それから少し下がって正面を向いた4名。この4名は演技がはじまるとすぐにクルリと向きを変えて後方へタンブリングしていきます。

だいぶ前のこのブログで、左右のタンブリング隊を前に出過ぎないようにして開始時のポジションをがすっきり見せる工夫をしたのではと書きましたが、この日は全くその逆を行く方向に変更され、これでもすっきりまとまることを見せつけてくれました。

今回の箕面自由の演技で注目したいのは、ダブルアップにおける位置修正です。

ダブルアップ1-1-1は、強豪校にとっては、トータッチ1-1-1と並んで最も落下を起こしやすい技ですが、今回の箕面自由の演技を見て、成功率の高さのコツを見つけたかもしれない気がしました。

最初のダブルアップの向かって左の基ですが、トップはちょっと右に跳んでしまいました。

本来だったら、キャッチは難しいのですが、トップが跳んだ瞬間、本当に信じられないくらい早く、ベース選手が右足を後ろに引いて右に移動。

ミドルが無事トップをキャッチした瞬間には、当然のことながらミドルの重心が不安定になっていますが、今度はすぐにベースが2~3歩だけ歩いて、ミドルの重心の下に入っていました。

この素早さですよね~。

ミドルがキャッチしてからの(仕方なく行う)移動は良く見ますが、トップが跳んだ瞬間に判断してベースごと移動するのはなかなかのものだと思いました。

そもそも、どんな強豪チームでも、ダブルひねりで跳ぶときのトップは方向がぶれます。

これを良く見て、俊敏に対応しているのですね。

このあたりが、実践で鍛えた箕面自由の強さなのだと思いました。

このあとのトスアップを見ても、ベースはできるだけトップのほうに向くようにして、トップをガン見しているように見えましたし、ミドルの足を押さえているスポッターもトップのほうに目をやって、いつでも俊敏に修正できるように備えているように見えました。

ダブルアップに関して、各チームがどのような練習をしているかはわかりませんが、ストレートなどに変えた上で、あえてトップに曲がって跳んでもらい、それを修正する練習などをしているのかもしれないと思いました。

話が脱線しましたが、とにかく箕面自由の演技は、超がつくほど安定していました。

最後の2-2-1のトップが、乗ったままでダブルひねりをするところのみ、ズルッと落ちそうになりましたが、むしろあれが無かったら、スムーズすぎて歯ごたえが無いと思えてしまうほどでした。

得点は、270.0点。

まさに、観客が願っていた技が、ドンピシャ、そのもので出ました。

準決勝の得点は、0.5点足りない269.5点でしたが、50%にするときに切り上げになるので、135.0点の加算となり、結果的には、270.0点を2日連続で出したのと同じ405.0点になりました。

なお、270点には到達しましたが、今回少しトーンダウンしているところもありました。

ミドルがツイストしているトップを救い上げる技にしても、最盛期には3基あったところ今回は2基。

前で2名がパートナースタンツをしているときに、後ろで1名のトップが別の技をやる場面でも、最盛期にはどちらにもスイッチが入っていましたが、今回はスイッチは無し。

このように、ピーク状態の演技ではなかったものの、完成度の高さ、安心して超高難度の技を拝見できる贅沢さなど、やはり3日間の演技で全部門を通して最高点を出しただけある素晴らしい演技でした。

演技が終わってから、ここまで完成させた努力が伝わってきて目頭が熱くなりました。

箕面自由の場合、「今年こそピークで来年からは下降かも」と予想する年も何度かありましたが、終わってみればどの年度も結局は頂点を極めてしまうところが凄いところです。
。今回のJAPANカップの決勝は、昨年までとは違い、中学→社会人→高校→大学の順で実施されました。

昨年までは、中学→高校→大学→社会人の年齢順で実施されていました。

しかし、昨年のBS1の放送では、社会人と大学の順番が入れ替えられて放映されました。

実際に起こった順番と違う順番に編集することは、スポーツ番組も報道番組であると考えると問題があると考えている私ですが、部門が違うと勝負としては独立しているので、このような変更であれば問題ないと考えています。

むしろ、昨年度は番組のフィナーレを文理大のあの凄い演技で盛り上げて飾ることができたので、大きな感動を生んで大成功だったと思います。

BS1の放送が上手くいったので、今年はいっそのこと大会の演技順自体も変えてしまおうということになったのかもしれません。

いずれにしても、社会人部門が終わり、休憩をはさんで、観客数がピークに達したところで始まったのが高校部門です。

★エントリー番号1番は、大阪学院大高です。

今年は関西大会での準決勝枠の最後の座を同志社国際にとられてしまいましたので、フライデーからの出場となり、なんと3日連続の演技になります。

序盤では、ちょっとヒヤリとしましたが、1.5のトスアップを成功。

昨年も1.5のトスアップが最高難度でしたので、昨年のレベルには達成しました。

そのあとのタンブリングは、ちょっとバラバラっとしてしまった感じになって、選手同士がぶつかりそうになる場面もありましたし、そのあとのダンスでも腕の角度の一致がいまひとつで、いつもの大阪学院大高らしくないと感じましたので、やはり3日連続は若い選手であっても大変なのだろうと思いました。

スイッチ技は、ヒルヒル2基とリバヒル1基。

昨年はヒルヒル4基に挑戦し、残念ながら1基を落としてしまったので、今年は3日連続であることも考慮して慎重にいったのだと思います。

ならばノーミスでいかなければならないのですが、残念ながら直後のトータッチ1-1-1を落としてしまいます。

ただ、ジェネラルスポッターのお世話にはならず、仲間達で見事にキャッチしていました。

フィニッシュはステップアップで決める2-2-3でしたが、しっかり決めてくれました。

1ミスはあったものの、観客がピークに達したJAPANカップの最後のセッションのトップバッターという重責を見事に果たしてくれました。

190.0点を出し、11位になりました。

(協会のページにある結果のPDFファイルでは10位となっていますが、9位が2チームあるので、11位だと思われます)

★エントリー番号2番が、同志社国際。

関西大会で上位になった同志社国際が、JAPANカップでも大阪学院大高より1つだけ上位で準決勝を通過して決勝に出てきたわけです。

1.5のトスアップからスタート。

大阪学院大高よりも完璧に決めて、ライバルに差をつけます。

Xアウト3基は、軽やか。

スイッチは、リバヒル4基。無難に決めていました。

エーストップの方は、フルで乗るときなど、十分な高さがあり、足もピンと伸びていて、気持ちよく拝見できました。

198.0点を出し、9位となりました。

★エントリー番号3番は、目白研心。

昨日の不調から、どこまで回復しているかが気になります。

後ろ向きのリバティ4基からのユニークな技。540度のロールをしつつのスイッチで、リバリバヒル。これは成功でした。

そのあと、両側でダブルアップ2基をかなり見事に成功させました。

ところが、センターのダブルアップのところでやや不完全なキャッチ。

頑張って耐えたのですが、不完全な姿勢ゆえ、ミドルが上手くトップをはじきとばせず、ディスマウントのところで失敗がありました。

いずれにしても、昨年の目白研心のダブルアップは2基だったので、グレードアップしているわけです。

なお、最後の2-2-3の真ん中1基もダブルで上げていましたので、ダブルアップは4基もあったんですね。

その他、1.5を2基同時で3-3-2を作る技は、私の好きな技ですが、見事に決めていました。

ただ、普通はここから3-3-4になると思うので、すぐにディスマウントで、少し肩透かしを食らった感じはありました。

ミスは、他に2つ出てしまい、準決勝よりも大幅に改善されてたものの、私が目白研心に期待するものとは差のある演技で終わってしまいました。

得点は203.5点。

ミスがあったとは言え難度が高かったため、このあと出てくる準決勝上位チームがなかなか目白研心を抜けず、決勝では順位を上げて最後は6位になりました。

★エントリー番号4番は、日本大学高。

まず驚いたのは、タンブリングの長さです。

演技スタートから、3つのバスケットトスとピラミッド1基の実施と平行して、絶え間なくタンブリング。

あるときは1人だけのタンブリングになったのでこれで終わりかと思いきや、まだまだ続くタンブリング。結局、30秒近く続いたと思います。

スイッチ技は、リバヒル4基。これは昨年と同じです。

ダンスはフォーメーションチェンジが鮮やかで見とれました。

惜しむらくは、トータッチ1-1-1の2基が2基とも失敗に終わったことです。

また、最後の3-3-4も、最後の1人が乗れず。。。

これらのミスが響いて、180.5点で昨年と同じ12位になりました。

日本大学高の場合、次の課題は、1.5のトスアップをマスターすることだと思いました。

★エントリー番号5番は、名電高校。

紫のユニフォームも、だんだん名電高校らしく見えるようになってきました。

演技のほうは、序盤にキャッチングでミスがあり、その他にも2箇所ほどミスがありました。

しかし、最後の3-3-4はきっちり決めて、194.0点で合計点では同志社と並んで9位になりました。

★エントリー番号6番は、法政大学高。

大阪学院大高と並んで、フライデーからぶちぬきで進出してきたたった2校のうちのひとつです。

大阪学院大高のほうは、実績や実力から決勝は当然と言えますが、法政大学高は関東大会で155.5点。

これは全国で41位にあたりますので、準決勝で200.0点を出して決勝の12校に入れたのは快挙と言ってよいでしょう。

決勝戦では、ここまで、5チームが演技してノーミスは同志社1チームだけで、ミスの数もかなり多かったのですが、法政大学高が実にクリーンで完成度の高い演技を見せてくれて、一気に決勝戦らしい雰囲気が戻ってきました。

スイッチ技は皆無だし、3層目へのトスアップもフル止まりなのだけれど、動きが洗練されています。

選手の方々の青マット上での動きにも無駄がなく、一瞬で集まっては、すぐに次々と演技が進みます。

何度も何度も練習を重ねたことがうかがい知れます。

4基のヒールストレッチや4基のスコーピオンも、実に美しくぴたりと止まります。

ダンスのフォーメーションチェンジもこれまた鮮やかで息をのみました。

選手の方々が一瞬にして「+」型に並び、そしてまた素早く解散していく様子は特に印象に残りました。

「+」型フォーメーションは、正面よりもちょっと斜めから見たほうが綺麗に見えるフォーメーションだと思うので、審判席重視のチアでは珍しいのかもしれませんが、珍しいだけに新鮮でした。

3日間連続の影響は見えず、観客席からは、選手の活き活きとした動きだけが印象に残りました。

そして、決勝でもノーミスで、198.5点。

法政大学高は、7位になりました。

私が調べた限りでは、2013年のJAPANカップでの12位が最高成績だと思いますので、大きく前進したことになります。

(つづく)
チアリーディングJAPANカップの観戦記を書いています。

今日は、8/27(土)と8/28(日)に行われた、スモールグループスの女子部門を振り返ってみます。

少人数のスタンツを見せるこの競技、私がチアを見始めたときは、「パートナースタンツ」と呼ばれていましたが、その後「グループスタンツ」となり、さらにごく最近またまた名称変更があり、「スモールグループス」となりました。

確かに、現在のこの呼び名が一番ぴったりくるように思います。

まずは、土曜の準決勝です。

高校部門の1番手に出てきた千葉明徳Aが、いきなり目のさめるような素晴らしい演技を披露してくれました。

特に印象に残っているのが、スコーピオン→スコーピオンのスイッチです。

左を向いてスコーピオンをしたと思ったら、ひらりと宙に浮き、180度ターンして今度は右を向いてスコーピオン。

しかも、その「ひらり」の瞬間に逆足スコーピオンに移るところの仕草が可愛らしくて綺麗!

高難度であるだけでなく、表現としても心にぐっとくるものがありました。

スイッチは、その一箇所だけでなく、もう一箇所ありました。

I字→ヒールのスイッチです。

こちらも高難度です。

また、落ちたかと思ってヒヤリとすると、開脚のポーズで地面スレスレでベースにささえられているというスリリングな技も鮮やかに決まっていました。

そして、ノーミス。もちろん決勝進出です。

終始楽しませてもらえる素晴らしい演技でした。

高校部門エントリー番号7番は、箕面自由。

プログラムの写真が、とても可愛くて気に入りました。

まるで、新鮮なイチゴが5つ並んでいるみたいです!

演技のほうは、ヒールのまま後転で持ち上げられる技が印象的でした。

観客の人々は、この凄い技が、後の自由演技の Division 1 部門では3基同時に実施されて、さらに驚かされることになるのですが。

箕面自由もノーミスの演技で決勝進出を決めました。

大学部門のエントリー番号2番は、帝京大学。

このチームについては、当日のブログでも書きました。

昨年度の世界選手権代表4名に箕面自由から来た1年生を加えたチーム。

トップ選手の、ディスマウントのときの1回ひねり付き前転下りが、「くっ」という感じにアクセントがついていて、なんだか好きです。

もちろん決勝進出。

エントリー番号3番は、梅花女子B。

こちらも、プログラムの写真は選手の方々の表情バッチリで、しかも立体感もあり、名作の部類に入るものでした。

トップは昨年まで梅花高校のエーストップをつとめられていた方。

昨年の世界選手権のスモールグループで世界一に輝いた方。

待ちに待った梅花女子からのJAPANカップ出場です。

演技のほうは、期待どおりで見ごたえのあるものでした。

ただ、後半でちょっとグラグラしているように見えたところもありました。

大学生になれば体も大きくなりますので、さらにダイナミックに力強くみせる演技の見せ方に変わっていくものと思われ、現在はその過渡期なのかもしれないと思いました。梅花女子のパワフルなベース陣の能力と相まって、また新しい魅力を開拓してくれるのではないかと楽しみにしているところです。

そして、エントリー番号5番が、梅花女子A。

こちらのトップは、昨年の世界選手権の自由演技の代表選手。

なせばナールで、抜擢された高校1年生として紹介されていた選手ですね。

この選手も、早くも大学2年生。

バスケットトス、スイッチ、静止技など、どの技も立派にこなす、オールマイティー型のトップだと思います。

特に今回は、スイッチ技が4つも出てきて、目が釘付けの演技でした。

ヒールストレッチでの、靴やつま先の角度も元気さをアピールするような感じで活き活きと決まっていて良かったです。

梅花女子の2チームは、もちろん両チームとも決勝に進出しました。

ここまでが、準決勝です。

そして、日曜の決勝。

準決勝の得点の低い順に呼ばれるので、呼ばれた瞬間に準決勝の順位がわかります。

注目の千葉明徳Aは、なんと終わりから2番目に呼ばれました。

つまり、準決勝では2位だったわけです。

上に書いたように、帝京にはナショナルチーム選手が4名。

梅花女子Aと梅花女子Bにも、タイやベルリンの世界選手権に派遣された選手が、それぞれ2名づつ入っています。

そんな中での千葉明徳Aの2位とは驚きました。

青マットの上に登場する選手に拍手を送ります。

そして、演技がはじまった瞬間、「あっ」と声を出してしまいそうになることが起こってしまいました。

最初のバスケットトスが、実施できなかったのです。

私も沢山のチアリーディング演技を見てきていますので、自由演技でも、ごくたまにこのようなことが起こることは知っており、なぜこのような現象が起こるのかとずっと疑問に思っていたのですが、それが起こってしまいました。

バスケットトスの最初の手順として、トップはベースの組んだ手の上に飛び乗るわけですが、そこのところです。

多くのトップの方は、最初につま先で軽く跳んで、それで反動をつけて、2回目に強く踏み切ってベースの手の高さまであがるようです。

そのとき、後ろのスポッター(もしくはベース?)の選手は、両手でトップを持ち上げて上昇力をブーストするわけですが、その呼吸が合わなかったのかもしれません。

つまり、片方が1回目の軽い跳びと思っていたのに、もう一方の選手は2回目だと思っていたため、ちぐはぐになったなどです。

このあたり、これだけ優秀な選手陣なので、普段なら、普通にできるところだと思いますが、あまりにも凄いメンバーの中で2位となってしまい、しかも舞台はJAPANカップというわけで、緊張していたのかもしれないと思いました。

いずれにしても、バスケットトスができないとわかったとき、「何も、こんなときにそれが起こらなくても」と思いました。

「もう一度やり直しをすることが可能なら...」とも思いましたが、残念ながらそれは無理とわかっています。

しかし、千葉明徳の選手達はさすがで、前半こそ、やや表情を厳しくしていたようにも見えましたが、後半は活力もみなぎってきた感じで、準決勝に続いてまたもやノーミスの演技を見せてくれました。

ただ、プログラムの7ページのスモールグループス演技競技の演技内容の規定の2番目に書かれているように『本大会規定スタンツ「バスケット・トス」を演技中に最低2回以上実施すること』という決まりがあり、これに違反したため、減点されてしまいました。

家に帰ってから、ルールブックで演技内容違反を調べてみたところ、2点のマイナスでした。

これは、それほど大きくないんですね(自由演技の場合の演技内容違反は10点です)。

ただ、やはり1つの技が欠けてしまったのでは、目指していた高い得点は得られなかったものと思われます。優勝争いに加わる可能性まであっただけに、私も悔しくて仕方ありません。

結局、千葉明徳Aは、3位となりました。

他のチームがあれだけのオールスターなのですから、3位でも凄いですが。。。。。

優勝は、決勝でもノーミスを披露した梅花女子A。

そして、準優勝は、こちらもノーミスで梅花女子B。

戦前から、梅花女子のワンツーフィニッシュは予想されていたので、最後には予想どおりの結果になりましたが、他チームのレベルも高くて見ごたえもあり、さすがに選び抜かれたチームだけが出場できるJAPANカップのスモールグループス演技だと思いました。
8/9のブログにおいて、大学部門の上位4チームについて、昨年までの3年の平均で地区大会に比べてJAPANカップで得点がどのくらい上昇しているかを調べました。

文理大が一番上昇が大きく13.0点で、梅花はマイナスの6.2点でした。

今年の得点上昇は、結局どうなったのでしょうか。

8/9のブログで「?」となっていた部分に、今回のJAPANカップ決勝の得点をプロットしたものを以下に示します。



予想外のアクシデントや怪我などが各チームそれぞれにあったと思いますが、最終的には4チーム全てが地区大会よりも高い得点を獲得しているのは、さすがです。

文理大、帝京、立命館の3チームは6.5~9.0点の堅実な得点上昇となっています。

注目すべきは梅花女子で、今年は、13.5点もの上昇となりました。

昨年までの3年間の平均は6.2点の下降でしたので、今年は20点近く切り返したことになります。

梅花女子の場合、今年の夏は、例年以上に頑張って、充実した練習ができたものと推測されます。

お蔭様で、私が拝見した7回のJAPANカップの中でも1~2を争う名勝負を見せてもらうことができました。

12月の大学選手権。

梅花女子の最強世代の最後の全国大会になります。

どのような戦力で大会に臨んでくるかが楽しみです。
チアリーディングJAPANカップの観戦記。

今回は、高校部門についてほどんど記していませんでした。

そこで今日は、土曜の準決勝から書いていきたいと思います。

★ 東京高校

準決勝で一番強く印象に残ったのが、東京高校です。

東京高校は、ここ1~2年、明らかに、ぐんぐん強くなっています。

そして、12月の高校選手権では3位となり、今回も期待していましたが、その期待以上の素晴らしい演技でした。

スイッチ技は4基で行われ、各自が2回スイッチするような凝ったものでした。

しかも、テクニカルな面でハイレベルというだけでなく、女性らしいしなやかさも表現された絶品モノでした。

ダブルアップも複数あり、両側2人基が跳んだあと、センターにドッカンとマウントされたのも見事でした。

ピラミッドは、3-3-4の両側がツイスト付きでしたし、2-2-3もステップアップでなくトスアップで実施しました。

ダンスも東京高校らしい明るさ可愛さを持つもので、選手と選手のあいだを、でんぐり返しで別の選手が抜けていくところとか、愛嬌があってとても好きです。そして、このでんぐりがえしも含め、全てをハイスピードで実施。

最後のほうにさしかかって、「この素晴らしい演技は、ぜひノーミスで仕上げて欲しい」と念願したところ、祈ったとおりにノーミスが達成され、私は大喜びしました。

得点は215.0点で、決勝に5位で進みました。

大好きな演技だったしノーミスだったので、230点くらいは出たかと思いましたが、どこか、私の気付かない観点で、まだ点数上昇の余地があるものと思われました。

★ 住吉

ヒルヒル4基が大成功。

単なる成功ではなくて大成功です。

スイッチ前とスイッチ後の姿勢が、ぴたりと堂々と決まって、実に見事でした。

これだけ素晴らしいヒルヒル4基は、めったに見られません。

得点は、221.5点で、決勝には4位で通過しました。

★ 千葉明徳

こちらも、ヒルヒル4基を成功。

ただ、他のところで2箇所くらいミスがあって、ちょっと残念でした。

これは厳しいかなと思っていましたが、得点が出てみると、231.0点の3位と高得点です。

ハリーさんの掲示板でもハリーさんが「それでもこの得点」とおっしゃっていましたが、私も全く同じことを感じました。

同じ落下でも、きちんとキャッチすれば減点は最小限になるでしょうし、高難度技にチャレンジしたという評価もあるのかもしれません。

それに、タンブリングなどでの加点がかなり大きいのかなと思いました。

その他、元気さなどのアピールも秀でていたように思いました。

いずれにしても、高得点が出て、決勝での楽しみが減らずにすんで私も大喜びでした。

★ 梅花高校

まず、私にとっての最大の焦点は、ヒルヒル5基をやってくれるかということ。

期待どおりにやってくれました!!

そして、成功。

ただし、Vフォーメーションでしたので、陰の2基が見え辛かったということはありました。

その他、ダブルツイストのバードもあって会場を沸かせていました。

盛りだくさんの技が繰り出されましたが、そんな中で私が気に入ったのは、3基のパートナースタンツのところ。

とてもキレが良く、鮮やかでした。

得点は、250点以上を期待しましたが、248.5点の2位でした。

ダンスとか、表現テクニックとか、何かまだ見落としている要素があるのかも知れないと思いました。

なお、プログラムを見ると、梅花高校のメンバーは1名欠員有りの15名になっています。

青マット上でのメンバーの人数を確認しそびれましたが、15名で演技をしたのでしょうか?

★ 箕面自由

地上でヒールの姿勢を保った3名のトップを、その姿勢のまま後転させつつエクステンションの位置までもっていく技はさすがでした。

しかも、全くブレず、3基とも完璧な出来栄え。。。。。

箕面自由くらいになれば、2分30秒の中にぜひ入れたい技が有り過ぎて選択に困っていると思いますが、そんな中でも、ヒルヒル4基をきっちり入れてくれるのは、流石と思います。

水平状態のトップをツイストさせながらミドルが足をひろいあげるようにして1-1-1までもっていく例の技も健在。今回は2基同時に実施していました。(どなたか、この技の名前をお教えください。いつも説明口調の長い文章で技を書かなければならず、そろそろ正式な名前が知りたくなってきました)

その他、ダブルアップも沢山実施。

どのダブルも、不安定要素は全く無く、100回跳んでも、200回跳んでも、必ず成功するように見える完璧なダブルでした。

演技が終わり、観客のほとんど全員がわくわくした気持ちで得点を待っていると、出た数字は269.5点。

箕面自由のヘッドコーチは、かつてのTV番組で「うちは270点を目指して演技をしている」とおっしゃっていましたので、まさに狙い通りの演技だったのだろうと思いました。

梅花と箕面自由の得点差は、両チームノーミスだったにもかかわらず、21.5点もついていました。

次の日の決勝に持ち越されるのは、この差の半分に過ぎないとは言っても、両チームノーミスでついた得点差ですので、次の日に梅花高校が盛り返すのは、かなり大変だろうと思いました。

以下、準決勝で6位以下になったチームについて、憶えていることを書いておきます。

★ 日本大学高校

視覚的にキレイなチアでした。

予選9位で決勝進出しました。

決勝進出は、(たぶん決勝初進出だった)昨年に続いてのことです。まさに今年も大きな目標を達成したものと思われました。

★ 駒場学園

とてもユニークな演技で、今でも強烈に憶えています。

特に素晴らしかったのは、前半の音楽です。

チアの音楽といえば、「ドンドコ、ドンドコ」と、重たいリズム重視のものが多いのですが、駒場学園が選んだのは、小川の清流のごとく絶え間なくスムーズに流れていく音楽でした。

この音楽を背景に、選手の方々が、あるときは活き活きと、そしてあるときは淡々と演技を進めていき、今までに体験したことのないような不思議な時間が流れました。

私のように、朝1番から最終演技まで、全ての演技を拝見することを基本としている観戦者の場合、人気と思われる同じ曲を何度も聴くこともあり、耳にタコということも、時としてあります。

そんな気持ちでいましたので、駒場学園の選曲は、とても新鮮でした。

チアの採点には、音楽とのマッチングという面も関係していると聞きますので、この斬新な選曲が得点にプラスに結びついたのか、それともマイナスに結びついたのかはわかりません。

ただ、ファンとしては大歓迎であったことを書き記しておこうと思います。

★ 名城大学附属

スイッチ技に特徴がありました。

単に連続で実施したとかいうレベルではなく、数え切れないほどスイッチした感じです!

確か、昨年度の高校選手権のグループスタンツで、リバティ→リバティ→リバティ→リバティのトリプルスイッチを実施したのが、この名城大学附属です。

今回は自由演技の中での実施で、実施中の効果音も上手く使っていて、楽しい演技になりました。

そのあとのバスケットトスも豪快でした。

★ 大濠

全員が男子選手のチーム。

たぶん直前に怪我があったのでしょう。トップ選手が足りないままの演技となり、残念ながら決勝には進めませんでした。

★ 広尾学園

ヒルヒル4基を含む演技で、ノーミス。

堂々とした演技で、203.5点を獲得し、7位で決勝進出しました。

★ 横浜女学院

ミスを連発してしまい、まさかの準決勝止まりになりました。横浜女学院の実力を知っている私としては、大変驚きました。

★ 目白研心

こちらも、数え切れないくらいのミスが出てしまいました。しかも、おそらくは危険な落下ということで「安全規則違反」のマイナス10点もつけられてしまいました。

決勝進出はもうダメだと思っていましたが、今回の高校部門準決勝は不調のチームが昨年より多かったことと、そもそもの演技構成が高難度技満タン状態だったこともあって、10位通過での決勝進出となりました。
チアリーディングJAPANカップの大学部門決勝について、話を続けます。

★立命館

大学部門で最近の注目は、今回4位になった立命館です。

このブログ記事にも書きましたように、JAPANカップの地区予選では、文理大、梅花女子に次いで3位の成績を残しています。

このため、このブログでは、最近は、文理大、梅花女子、帝京、に立命館を加えて、4チームでの解析を行ったりもしています。(例えば→ここです)

その立命館ですが、準決勝ではヒルヒル4基のところで失敗があり、237.0点。

決勝ではそこもきっちり修正されて、248.5点を獲得していました。

これは、地区大会の242.0点を超えるもので、立命館としてはチーム史上最高得点なのかもしれないと思っています。

男女混成チームらしく、序盤のタンブリングの迫力がすごく、ひきこまれました。

拝見していて感じるエネルギー感が大会ごとに上昇しており、今大会では、一瞬だけ文理大と混同し「あれ、あの選手の姿が見えないな」などと大きな錯覚をしてしまったりしました。

もちろん、スター選手ぞろいの立命館ですので、錯覚など起こりようもないのですが、ひと昔前は男子選手陣の圧倒的なタンブリングといえば文理大のみでしたので、そのような錯覚が起こったのだと思います。

昨日のブログにコメントつけてくださった方からの情報によれば、今回は直前に怪我もあったということでしたので、ポテンシャルはもっと高いのでしょう。

今回は、3位の帝京にわずか1点届かなかったので、上位陣の3大学はそのまま1~3位で安泰でしたが、冬のインカレでは、いよいよ大きな変化をもたらしてくれるかもしれないと思っています。

そして、もし願いをかなえてもらえるなら、立命館だけができるようなユニークな技をどんどん開発してもらいたいと思います。

少し前は、トップを横向きで祭り上げるような珍しい技にもチャレンジしていましたが、今大会では割と王道を行くようなメジャーな技が中心だったように思いました。

★日体大

5位は日体大でした。

去年まで帝京八王子高にいらしたあの男子選手が入っていました。

会場に響き渡る大きな声は健在で、今回は、姿を発見するより先に声を聴いて「そうだ、あの選手だ!」と気付けたくらいです。

また、箕面自由学園中でキャプテンをやられていたときから注目しているトップ選手も含まれていました。

ファンの一人として、ベアーズのユニフォーム姿があまりにも頭に染み込んでしまっているので、日体大のユニフォーム姿はまだ少し違和感がありますが、立派に勇ましいトップ役をはたしていました。

演技のほうは、大学部門上位チームらしく、ヒルヒルは4基。

準決勝のときもどこかでミスがありましたが、今日も投げ上げられたトップがベースの後方まで抜けていってしまったように見えたミスがあり、ノーミスとはいきませんでした。

★日本女子体育

6位は日女体育。

準決勝では少しミスがありましたが、今日の決勝は大変素晴らしかったです。

良いときの日女体育は、本当に良いです。

こちらも、ヒルヒルは4基。

私の解析では、オールフィーメール中で、梅花女子に次いで、実力ナンバー2にあたるのが日女体育。

日本のチアの特徴であるオールフィーメールチームの素晴らしさを世界に伝えていくためにも、ぜひ頑張って欲しいチームです。
今回は、最も激戦になった大学部門から書いていくことにします。

土曜の結果は、ノーミスの演技を見せてくれた文理大が258.0点。

ミスをしてしまった梅花女子と帝京は、大きく出遅れたかと思いきや、発表された得点は、予想外に接近していました。

仲良く254.0点です。

つまり、文理大が僅かに2点のアドバンテージを持った状態で、決勝がはじまりました。

このブログでは、まず、帝京、梅花女子、文理大の順に優勝争いに絞って観戦記を書くことにしましょう。

決勝の後ろから3番目に帝京が登場。

準決勝の得点は、帝京と梅花女子が同点の254.0点なので、どちらが先に演技するのだろうと思っていましたが、帝京が先に出てきました。

準決勝のエントリー番号では梅花女子のほうが先なので、おそらく、何らかの基準があるものと思われました。

演技が始まる数秒前。「点差はわずかに2点。もしかするとこの演技が帝京のJAPANカップ初制覇の歴史的演技になる可能性だってあるのだ」ということに気付き、ちょっとゾクゾクっときました。

しかし3-3-4のピラミッドを作るとき、真ん中2人のマウントでちょっともたついたことが影響したのか、向かって左端のマウントのところでミスが出てしまいました。

相手は、ノーミスを身上とする文理大です。この一瞬で万事休すということになってしまったかもしれません。

それでも、帝京の選手の方々は、最後まで丁寧に心のこもった演技をしてくれて、それは伝わりました。

また、いつも帝京のダンスは大好きですが、今回も十分に楽しませてもらえました。

決勝の得点は241.0点。

優勝争いからは脱落しましたが、最終的に3位になりました。

決勝の後ろから2番目に登場したのは、梅花女子。

昨日は稲妻落とし(?)3基のところでミスが出ましたが、それでも254.0点という高い得点。

ノーミスなら、260.0超えも有り得ますし、さらにこの決勝の異様なムードに背中を押されて演技にもプラスアルファが加われば、2012年度のインカレの269.0も超えられるかも。。。という期待が頭をよぎります。

選手の方々もそれを感じてか、演技開始直前は、若干厳しい表情をされている方もいらっしゃるようにも見えました。

いずれにしても、決勝ならではの良い緊張感が会場に満ち溢れます。

演技が始まると、昨日失敗した稲妻落としも、立派に成功。

これは、空中高くトータッチして、その後、片足で刺さるように降りてきて、ベースにキャッチされてエクステンションの姿勢になるというものでした。ツイストもハーフかフルくらいがついていたと思います。

こう書くと普通の技にも聞こえてしまうかもしれませんし、スモールグループで1基だけやっていたら普通に見逃してしまうかもしれません。あるいは、もう何回かは見ているかもしれないのですが、今回の2基+時間差1基の計3基での実施は、雷が落ちるような感じがしたのです。

いずれにしても、今日の稲妻落としは成功。

幸先良く、演技が進みます。

なんとなくノーミスの勢いが感じられたとき、ヒルヒル2基を前列で行うところの直前でしたでしょうか。落下直前で辛うじてこらえたところがありました。

落下にはなりませんでしたが、それ相応の減点はありそうに思えました。

ただ、大きくドキッとしたのはそこだけで、ノーミスで演技を終えました。

フィニッシュが近づくにつれ、会場全体がノーミスを願うあの雰囲気、何度体験しても良いものです。

キス&クライに映し出された選手の方々を見ると、演技を終わって十分出し尽くした清清しい表情をされています。

このキス&クライ、最近のBS1の放映では短めにしか流れないので、今回は、オーロラビジョンでしっかりと見ておきました。

決勝の得点は、262.0点。

昨年12月のインカレの262.5点にほぼ並ぶ高得点をたたき出しました。

さて、3日間にわたる演技のオオトリは、文理大。

梅花女子の得点は見えているのでしょうか?

2点のアドバンテージですので、260.0点で合計点が並ぶことになります。

文理大の演技がはじまりました。

今日、あらためて拝見し、確かに去年の演技のほうが難度が高いような気もしました。

例えば、茶柱6本とかは、今年はありません。

しかし、そんなことより、ノーミスを達成しようとする選手の方々の意気込みがすごかったです。

昨日もほぼノーミスで258.0点ですから、ミスがひとつでもあれば、即アウト。

昨日と全く同じ演技でも、やはりアウトという状況です。

そんな中で、たった一箇所、ひやりとするところがありましたが、力ずくで回復。

落下を防ぎました。

最後のところは、大ピラミッドではなく、3基が独立して行うところでしたので、紛れの要素は少なく、最後より少し前の瞬間には、ノーミスを100%確信しました。

演技が終わって、キス&クライ。

結局、梅花女子も文理大も、どちらもノーミス(全載せ)でした。

さあ、どちらが勝ったのか、全くわかりません。

この場内の異様などよめき、思い出すものがあります。

そうです。2013年のJAPANカップの大学部門と全く同じ状況です!

3年ぶりに、ついに現れました、あの待ちに待った瞬間が!!

あのときは、帝京が276.0点を出し、そのあとで、文理大が279.5点を出しました。

僅かに 3.5点差 で文理大が優勝。

260点台が出るのか出ないのか。

そして、得点が出ました。

263.5点。

相手こそ違いますが、文理大は今回もまた3.5点差で振り切ったのです。

文理大は、さすがに勝負強いです。

一方の梅花女子ですが、今回は本当におしかったと思います。

あともうひとつ高難度の技があれば、勝っていたかもしれません。

あと1日か2日の練習時間が余分にあれば、勝っていたかもしれません。

青マット前方でのヒルヒル2基を含む時間差技。あそこが何となくゴチャゴチャした感じだったので、むしろ、質実剛健を地でいくような正統派ヒルヒル4基だったら。。。。そんな考えも頭をよぎりました。

ただ、演技直後の選手の方々の表情を思い出して、惜しいなというよりも、素敵な演技をありがとうという気持ちのほうが強くなってきています。

各世代の層の厚さから考えて、梅花女子のチームの総合力と文理大のチームの総合力は、本年度が最も接近していると考えられ梅花女子が優勝を奪うとすれば本年度かと思われました。

そんな中、文理大が今回も連覇の継続に成功しました。

残すはインカレだけとなりました。

梅花にとっては、インカレで優勝すれば、「2010年度以降の卒業生は全て全国優勝の経験がある」という連続記録を継続することにもつながりますので、ぜひ最後のインカレで、大きなドラマを見せていただきたいと思っています。
チアリーディングJAPANカップ、決勝の日。

今日も、お蔭様で大変充実した観戦をさせていただくことができました。

JAPANカップ決勝は、今回が7回目の観戦となりますが、いつも必ず大きな感動を頂いており、選手の方々、選手をサポートされている関係者の方々、大会運営をして下さっている協会関係者の方々、その他全てのみなさまに感謝しております。

優勝争いの勝負のほうは、中学が梅花中、高校が箕面自由、大学が日本文理、社会人がツイスターズAで決まりました。

これは全て昨年と同じ結果で、中学は2年連続、高校は6年連続、大学は4年連続、社会人は7年連続でのJAPANカップ優勝となっています。

また、私のブログのランキングトップのチームが全て優勝したという結果にもなっています(ランキングを作っていない中学を除く)。

つまり、結果だけで見ると、「超順当」だったわけですが、生で観戦させていただいて、沢山の見どころがありました。そして、大きな感動をいただきました。

以上は Division 1 の決勝の結果ですが、今日同時に行われた「小学校3年以下部門」と「小4~中3部門」はで、富山県のチームであるPUPPYSが両部門で優勝し、2冠を獲得しました。

(「小4~中3部門」においては、PUPPYSも2年連続優勝ということになります)

PUPPYSは、その上さらに、チアリーディング推進議員連盟賞も受賞して、PUPPYSが目立った大会となりました。


(つづく)
本大会では、梅花女子と帝京の争いが面白いと思っていたところ、まさに互いに一歩もひかず、同点の254.0となりました。

梅花女子は、序盤に大きな見せ場がありました。

何がどうなっているのか1回の目視では完全に理解できませんでしたが、3人のトップの足が、鋭く天から降りてくるような、そんな技がありました。

稲妻のような感じです。

これは凄いと思ってみていましたが、3基中、1基が失敗。

序盤でノーミスの夢は消えました。

しかし、最近の梅花女子は粘りが特長。

その後、盛り返して、ぐんぐんポイントを加点していったと思います。

2-2-3の両側をひねり(1.5?)をつけてマウントする技は、超絶品でした。

両側のトップ2名は、高速に回っただけでなく、中央のトップにぴったりくっつくように瞬時に合体!!

マグネットがついているようでした。

ダブルツイストのスクリュー・バードも成功でした。

初めて見る人はびっくりしたに違いありません。

序盤のミスもあったので、得点は、240~250点くらいかと思いましたが、素人予想よりも高い254.0点でした。

ミスがなければ、260点を超える可能性があったわけで、決勝が楽しみになってきました。

梅花女子大の史上最高の演技が実現するかどうか、そんな感じで期待しています。

一方の帝京大。

帝京らしい「真摯に取り組むタイプの演技」。

突出した選手については私の眼力では今のところどなたも発見できていませんが、それが逆に功を奏して、全員が有機的に結びついてチーム全体で何かを表現しているようにも受け取れ、これはこれで、とても素敵なチアです。

住吉高校OGの3年生トップは、大会で見るたびに実力が伸びていて、素晴らしいと思います。

今日のスモールグループの演技も秀逸でした。

特にヒルヒルの成功直後の笑顔も良かったです。

ヒルヒルは、多数の高難度技の中にあって、顔が動かない珍しい技です。

スイッチが成功したときに笑顔がはっきり見えると、技の成功以上に観客は明るい気持ちにさせてもらえます。

そういう点で、この選手のスモールグループ演技は良かったです。

話が脱線しましたので、帝京の自由演技に戻します。

自由演技は、ミスもあったので、今日は254.0点でした。

さて、3チーム中最後に出てきたのが、大学部門の現在の王者、文理大。

ハリーさんの掲示板で、6月20日に予告されていた「日本初のダブルツイストからのトウタッチ1-1-1」を、生で見ることができました。

力をこめて「よいしょっ!」という感じでギリギリ出来る技かとイメージしていましたが、あまりにあっさり出来てしまった感じで、ダブルなのかフルなのかもわからないくらいスムーズでした。

明日、もう一度鑑賞させていただくことにします。

いずれにしても、さすがの演技でした。

ちょっとひやっとするところも、根性で落とさない。

すでに演技を終えた梅花女子と帝京にはミスがありましたが、ここでノーミスの演技を出せるところが文理大の強さだと思いました。

260点は超えただろうと思いましたが、若干の荒いところがとがめられたのか、258.0点でした。

結果として、文理大と「梅花女子&帝京」の得点差は僅かに4点。

準決勝の50%が決勝点に加えられるという勝負の式ですので、決勝で見れば2点差にすぎません。

まさに、明日、よーいどん!で優勝が決まるのだと言っても過言ではないように思います。

そして、立命館、日体大、大阪学院大、....などがからんできてくれると、さらに熱い戦いになって盛り上がるように思っています。